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ベビーフードのたんぱく質について

あやまま
先日もわかりやすいアドバイスをありがとうございました。

今回、
■ベビーフードの栄養成分表示の見方
■ベビーフードとたんぱく質の与えかたについて
教えていただきたいです。

いつもは離乳食は手作りで、たんぱく質は(肉・魚15gのように)目安量を量って与えています。

しかしながら、帰省する用事があり、帰省先で数日はベビーフードを頼らなければならなそうです。
いくつかベビーフードを買ってみたのですが、
一袋あたりのたんぱく質が1.4gや1.7g、たまに2g半ばなど、様々でした。
ベビーフードには何gの肉や魚が入っているか記載がないので、一袋で一食のたんぱく質の目安量に足りているのか?足りていないのかが私にはわかりませんでした。

もしレトルト1パウチでたんぱく質が目安量より不足するなら、しらすや豆腐、ヨーグルトなど、簡単に用意できるものを併せて与えたいです。

ベビーフードの栄養成分表示を見て、大まかにでも肉・魚などの含有量を判断する指標などはありますか?


2020/10/7 1:38

久野多恵

管理栄養士
あやままさん、おはようございます。
いつもご相談頂きありがとうございます。

ベビーフードの栄養成分表示の味方についてのご相談ですね。

離乳食の目安量は、たんぱく質源のそのものの重量で記載されています。 下記を参考にしてみて下さい。

【離乳食後期9~11カ月頃 たんぱく質1回目安量】
魚15g
または肉15g
または豆腐45g
または全卵1/2個
または乳製品80g

これは実際に計ったり、全体の目安量としては良い指標となりますね。

一方、ベビーフードのたんぱく質の表示は、たんぱく質源に含まれるたんぱく質量の表示になっています。
例えば、魚のアジ15g含まれるたんぱく質量は、3gです。 鶏ささみ肉15gに含まれるたんぱく質量は、2.6gです。

このようにたんぱく質の食材によって多少含まれるたんぱく質量が変わりますが、簡単な計算方法としては、肉や魚に関しては、おおよそ実際の重量の1/5量のたんぱく質量が含まれると考えるとわかり易いです。

この時期のたんぱく質の目安量からそれぞれのたんぱく質量を計算すると、1回の離乳食でおおよそ2.5~3.0gのたんぱく質を摂取できると目安量通りという事になります。
ベビーフードの表示をみると、たんぱく質が1.4gや1.7gとの事なので、目安量よりは少したんぱく源が少ない印象ですね。 

ヨーグルトやその他のたんぱく質を足してあげたり、その他の食事で少したんぱく源をしっかりと摂ったりという対応でも良いですし、目安量よりも少なくなったとしても大きな心配はいらないです。
厳密にしっかりと計算する必要もありませんが、たんぱく質の捉え方を頭に入れておくと、ベビーフードも選びやすくなりますね。

もしたんぱく質が1.4g程度のものを与えたとして、豆腐やしらすやヨーグルトを足して、3.0gのたんぱく質量を目指すのであれば、下記の量を参考に準備してあげて下さい。 たんぱく質量1.5程度で計算しています。
・しらす    6g
・絹豆腐   28g
・ヨーグルト 40g

ベビーフードの表示を見て肉・魚の含有量を大まかに判断するには、表示されているたんぱく質量を5倍して頂くと大体の含有量となります。
よろしくお願い致します。

2020/10/7 10:54

あやまま

0歳10カ月
すごくわかりやすかったです!
ありがとうございました!

2020/10/8 13:43

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