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一歳の食べむら

むぎ
はじめまして。
3歳と1歳の子を育てています。
1歳の子は、何でも食べて食欲旺盛な子でしたが、1歳になりしばらくして、今まで食べていたものをべぇーっと口から出したりぐちゃぐちゃにして遊んだりして、食べなくなってしまいました。
いろいろな味付けや調理方法を試していますが、食べたかと思うと、翌日には食べなくなったりという感じです。
お肉、お魚、野菜と食べてくれないときは、仕方がないと判断して食べさせなくてもいいのでしょうか。
また、野菜は食べなくても果物は好きなのですが、果物は野菜の代わりになるのでしょうか。

この食べむらは、そのうち改善されていくものですか。
3歳の子どもは、小さい頃から偏食で今もなお偏食で食べられる品数が少ないので心配です。

下の子は、今まで食べていただけに、上の子のようにまたなってしまうのではないかと不安で、食事の時間がストレスです。

よろしくお願いいたします。

2023/11/20 9:01

久野多恵

管理栄養士
むぎさん、おはようございます。
ご相談いただきありがとうございます。

1歳のお子様の食べムラについてのご相談ですね。
この時期になると自我が芽生え始めて、自己主張が伸びてくる時期なので、その影響が食事にも現れてきてしまいます。 栄養バランスよく食べて欲しいと思っていても、なかなか難しいのがこの頃のお食事です。

今まで食べていたものをある日から突然食べなくなったり、特定のものばかり欲しがったり、遊びに夢中で椅子に座らなかったりという行動もこの時期には良く見られます。
これらの自我の芽生えはお子様の健やかな成長の証でもありますので、上手く付き合っていけると良いですね。

私も食べない子の育児をしてきたので、食事の際のストレスはとても分かりますよ。何を出したら良いかわからなくなってしまいますよね。

この時期は食べさせられる事を極端に嫌う時期でもありますので、食事の役割分担を決めて、食事はお子様主導で進めると、双方にとってストレスフリーになります。
食事のメニューを決めて、食事を作って、お子様の目の前に出してあげる。ここまでが大人の役割です。
食べるのか食べないのか、何から食べるのか、どのように食べるのか、どれから食べるのか、これらを決めるのは子供の役割です。
手づかみ食べが出来るのであれば、凝視しない程度に見守ってあげましょう。 そして介助が必要な時は、「ママが手伝おうか?」「食べられる?」などと声掛けして、サポートしてあげると良いです。

食事を綺麗に食べられなくても大丈夫です。 手づかみで握りつぶしたり、投げ飛ばしたりという経験も貴重な食体験ですし、次はどのくらいの力加減で握ったらつぶれないかな?という事を自分自身で体験して学んでいきます。 汚しながら、潰しながら、投げ飛ばしたりしながら食材の特性を学んでいる学習の時期だと考えると、少し楽になるかと思います。

親と子供の役割分担を決めて、ストレスが無いように進めてみて下さいね。
偏食外来のパンフレットに参考になる内容がかかれていますので、ご覧いただければと思います。

「神奈川県立こども医療センター偏食外来パンフレット」
https://kanagawa-syounihokenkyoukai.jp/pamphlet/

また、食事の際に何か楽しい要素を取り入れて頂くと、だんだんと食事にも興味が出てくるのかなと思います。 好きなパンをクッキー型で一緒にくり抜いて、そこにツナやチーズや卵などを挟んで、一緒におままごと感覚で調理過程を手伝ってもらうという方法もお勧めです。 そのような楽しい経験の積み重ねが、その他の食材も食べてみようかな?と思えるきかっけ作りにもなりますよ。 
野菜スープに入れる野菜も可愛い形にくり抜いたり、一緒にフリフリおにぎりを作ったり、パンにヨーグルトなどを塗ってくるくるサンドイッチを作ったり、お子様ができそうな事を一緒にやってみるというのもポイントとなります。
お人形に食べさせる真似をしたり、お母さんとお子さんで食べさせ合いっこをするのも良いですね。
お子様の興味があるものは何かな?と考えつつ、何かテンションが上がる要素をとりいれながら進めていけると良いですね。

大人の食事からの取り分けをして同じものを食べられる喜びを伝えてあげるものお勧めです。煮物や汁物、鍋物、蒸し料理など、大人のメニューを考える時に、子供に取り分けできるものは何かな?と考えて進めていけると良いですね。

この時期は間食の時間もお食事の一部をなるものを与えるのが望ましいので、食事を切り上げて摂りきれなかった栄養を間食の時間に補食として与える様に考えていけると良いですね。 間食として望ましいものは、おにぎり、ホットケーキ、蒸しパン、スティックパン、コーンフレーク、ふかし芋、ヨーグルト、チーズ、果物などです。

おやつの取り入れ方について、また、小食の対応について私が監修した記事がありますので、参考にして頂けたら幸いです。

【子どもが偏食になる原因を解説!栄養の不足分はおやつでカバー!】
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/14916

【小食について、年代別に見直しポイントやアドバイスを紹介!】
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/14918

偏食や食べむらの対処の基本は、「決して無理強いしない」「スプーンで食べさせるよりも、手づかみ食べを進める」「空腹をつくるためにだらだら食べをせずに、20~30分以内に終える」「気が散らないように食事環境を整える」「して欲しいことをし始めたら褒め、して欲しくないことは注目しない」です。

色々記載しましたが、何かヒントになりそうなことがあれば幸いです。
食べないものを無理に食べさせることはないですが、手を変え品を変え、調理法を工夫して、視覚から少しずつ慣れさせていくということは大切ではあるので、余裕があるときはお皿に置くだけでも良いので継続してみてくださいね。

無理なく取り組めそうなところから少しずつ進めてみましょう。

2023/11/22 7:03

むぎ

1歳0カ月
ご回答ありがとうございました。
そういう時期ということで、上手く付き合っていこうと思います。

もう一点、先程質問させていただいていたのですが、果物は野菜の代わりにもなるでしょうか。
葉物野菜は全く食べないのですが、キウイだけは食べてくれます。
食べられないときは、果物で補うというような考え方でも大丈夫なものなのか、、、
いかがでしょうか。

2023/11/22 9:47

久野多恵

管理栄養士
むぎさん、こんにちは。
果物は野菜の代わりになるかどうかということですが、双方にビタミン・ミネラルが含まれますので、その点でいうと代わりになるという言い方ができますが、その他のビタミンや食物繊維等の栄養素の違いがあるので、果物を食べていれば大丈夫ということではないです。
キウイは食べてくれるのは良いですね。主にビタミンCが多い果物ですので、その点は補えます。
野菜には淡色野菜、緑黄色野菜があり、果物では補えない栄養素もあるので、完全に代わりになるということは言えないですが、安心材料として果物を食べてもらうことは良いと思います。
その他、塩分や砂糖不使用の野菜汁100%のジュースでも野菜の栄養を補うことができますよ。 
そのまま飲んでもらっても良いですが、カレーに入れたり、ホットケーキに入れたり、食事やおやつに活用するのも良いですね。

2023/11/23 16:57

むぎ

1歳0カ月
ご回答ありがとうございます。
そうですよね、果物では補えない栄養素はありますよね。
少し工夫しながら食べさせてみようと思います。
ありがとうございました。

2023/11/23 17:06

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