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手づかみ食べについて

ふく
初めまして。8ヶ月の息子の母です。

5ヶ月の頃から離乳食を始めました。はじめの頃、スプーンを口から抜こうとすると、取られると思うのか手でスプーンを掴んで口から抜かせないようにしていました。息子に別のスプーンを持たせたりして、口に運んでいるスプーンには触らせないようにしていたら、スプーンに手を伸ばさなくなりました。
食べさせやすくなってよかったと思っていたのですが、そろそろ自分で食べる力もつけさせたいと思い、手づかみ食べに挑戦させようとしたら、泣いて食べさせてもらおうとするようになっていました。食材には手を伸ばすのですが、うまく掴めなかったり、掴んでもうまく口に運べなかったりして怒って泣き出します。

どのように手づかみ食べの練習をこれからしていくとよいでしょうか。教えていただけると嬉しいです。

2023/10/15 11:28

久野多恵

管理栄養士
ふくさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。

8か月のお子様の手づかみ食べに関するご相談ですね。
離乳食本などの目安としては、9か月頃から手づかみ食べを進めるというような記載が多いですが、手づかみ食べの進み具合には、個人差がありますから離乳食後期になったから必ずしもやらせなくてはいけないというものでもありません。 大人がいくら頑張っても、お子様自身に興味が出てこないとなかなか進みずらいものでありますので、肩に力を入れてやってもらおうと考えなくても良いですよ。

用意できる時だけ、食事と一緒に手で掴めそうなものをお皿に置いてあげるだけで良いです。 それを掴んで握りつぶしたり、ぐちゃぐちゃにしたり、投げ飛ばしたりという行動も手づかみ食べの前段階として大切な行動です。口に運べなくても最初は目で見たものを触るだけでも大丈夫です。 目で見たものを手で掴み、それを口まで持っていくという一連の行動は、目と手と口の協働運動が獲得されていないと難しいです。 手に持ったものを口まで持っていくという距離感を覚える過程も必要ですし、その前段階の色々な食材をたくさん手で握って体験し、食材の特性を学ぶ機会を増やしてあげるのはとても大切です。  
手づかみ食べは、上手に食べる事を目的とせずに、食材と触れ合う貴重な時間だと考え、握りつぶしたりすることも少し見守ってあげても良いと思います。握りつぶして手についた食材を、口まで持っていけるようにお母様が少し介助してあげるのも良いと思います。
泣いて嫌がるのであれば、あえてやらせる必要はないですよ。思い通りにいかない時期ですし、それでもやすすめようとすることで、手づかみ食べ自体を嫌がってしまうこともあります。お子様自ら触りたいという意志が見えた時に、大人があまり過干渉せずに、見守るというスタンスで進めると良いと思います。

手に持ったものを口に持っていくという距離感は、おもちゃを舐め舐めしたり、カミカミしたりする事でも身につきます。 手づかみ食べの前段階として、食事以外の時間に舐め舐め出来るようなおもちゃを渡してあげるのも良い練習になりますよ。

手づかみ食べは、離乳食後期くらいから出来る子もいれば、1歳を過ぎても興味を持たないというお子様もいます。毎回、毎食でなくても良いので、手づかみできそうな食材を時々皿に並べて、手で掴んで興味がでてきたら、進めてあげるというスタンスで良いと思います。
うまくつかめなかったり、つかんでも口に運べないというのは、今の時期は当然のことなので、お母さんが手を添えて介助してあげても良いですし、泣いてしまうのであれば無理に進めなくても大丈夫ですよ。
焦らず、お子様のペースで進めていけると良いですね。

2023/10/17 20:28

ふく

0歳8カ月
ご回答ありがとうございました。
肩の力を抜いて、手づかみ食べの練習を進めていこうと思います。

2023/10/18 16:51

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