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3回食について

ちゃんすけ
いつもお世話になっております。 もうすぐ生後9ヶ月に入るため来週から3回食に進もうと思っているのですが、不安な点が多くご相談させていただきました。
①タイムスケジュールについて
現在
5時半 起床
7時前 ミルク(140〜160ml) 
 8時半すぎ〜10時半前 昼寝①
11時 離乳食①+11時半 ミルク(140〜160ml)
14時前〜15時半前 昼寝②
16時 離乳食② +16時半 ミルク(140〜160ml)
18時過ぎ お風呂
19時半 ミルク(140〜180ml) 
20時前 就寝
23時50分 ミルク(180〜200ml)
0時 就寝 のように進めています。
(朝早く起きるため早めにミルクをあげた時もありますが、吐き戻しが多くなったため現在の時間に落ち着いています。また、離乳食についても朝や夕方だと進みが悪かったためこの時間に固定しました。現在の時間帯だと機嫌にもよりますが、完食してくれることが多いです。)
 【相談内容】今後、3回食を進めるにあたりどの時間にあげるべきか、また1日のミルクの量についてアドバイス頂けるとありがたいです。あわせて、最後のミルクは寝ているところを起こしてあげていますが、最後のミルクから朝のミルクまでどれくらい時間が空いても問題ないのか教えていただけると幸いです。(ミルクは多く飲む方ではなく、成長曲線に沿って体重は増えていますが少し痩せ気味です。)

 ②形状について  
 本を参考にこれまで進めてきましたが9ヶ月頃からのレシピを見ると、つかみ食べの練習として食パンをスティック状にしたものやパンケーキなどが出てきておりました。先日試しに食パンをスティック状にしたものやスティック状のお菓子をあげてみましたが、掴むだけで口には持っていきませんでした。私が食べているところを見せても進まなかったため、口まで運んでみたのですが、口先で感触を確かめるだけでやはり食べませんでした。息子は吐き戻しやすい体質のようで、せっかくたくさん食べても苦手なものや形状的に食べにくかったものがあると、オエっとなった後食べたもののほとんどを吐き戻すことがよくあります。
【相談内容】これから水分の少ない固形のものをどのように与えると良いか教えていただけると幸いです。

 乱文で大変恐縮ですが、可能な範囲で構いませんので教えていただけますと幸いです。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。

2023/8/30 15:27

久野多恵

管理栄養士
ちゃんすけさん、おはようございます。
ご相談いただきありがとうございます。

もうすぐ9か月になるお子様の3回食についてのご相談ですね。
ご質問に順番にお答えいたします。

①タイムスケジュールについて
詳しくご記載いただきありがとうございます。とても良い生活リズムで進められていますね。
3回食にする場合は、現在の良いリズムを極端に崩さないように進めると良いと思いますので、離乳食を7時前のミルクの時間帯に与えると良いと思いますよ。
ご機嫌が良い悪いはあると思いますが、まずは食べが悪くても朝に与えてみて良いと思います。もし食べなくてもその他の2回がしっかりと食べられていたり、ミルクもしっかりと補給できていれば問題ないです。
与えてみないと食べ進みもわからなかったりしますし、あとからの変更もできますので、まずはリズムをつける、今のスケジュールを変えないという点で朝のミルクの前に離乳食にしてみると良いですね。ミルクを先に欲しがる場合は、ミルクを与えてから離乳食でも大丈夫ですよ。お子様の様子を見ながら良いように進めてみてくださいね。
ミルク量については、現在成長曲線に沿って増えているということなので、現状維持で良いと思います。3回食になった場合の1日のミルク目安量は500~700ml程度です。お子様の発育を見ながら調整することは必要ですが、1日のトータル的にこの程度飲めていれば良いと思います。
夜間のミルクは欲しがらなかったり、起きなければ朝まで与えなくても大丈夫ですよ。夜通し寝てしまっても、日中にミルク量が確保で来ていれば大丈夫です。
1回回数が減ったことでミルク量が確保できなければ、昼寝②の前にしっかりとミルクを与えてもらっても良いと思います。その後の離乳食の食べが悪ければ、少しずつ時間をあと倒しにするなどの調整もしていただいて良いと思いますよ。

②形状について
9か月になったからといって、すぐに手づかみ食べができるようになるわけではないです。レシピは1歳に近い形状のものもたくさんありますので、それを見て焦ることはないですよ。
まずは離乳食中期で与えている段階なので、少しずつ大きさや固さを増したり、与えられる食材を増やしたり、調理法を増やしたり、大人の食事からの取り分けを進めるというスタンスで進めていきましょう。
いきなり大きなものをかじり取るということは難しいです。目で見たものを自分で手でつかんんで、それを口までもっていくというのは、経験と根気もいりますし、目と手と口の協働運動が獲得されていないと難しいです。
また、食パンは水分が少ないので唾液が充分に分泌されないと誤嚥にもつながりますし、野菜スティックなども分厚い飲んでかじり取りができないと難しいです。

用意できる時だけ、食事と一緒に手で掴めそうなものをお皿に置いてあげるだけで良いです。 それを掴んで握りつぶしたり、ぐちゃぐちゃにしたり、投げ飛ばしたりという行動も手づかみ食べの前段階として大切な行動です。 目で見たものを手で掴み、それを口まで持っていくという一連の行動は、目と手と口の協働運動が獲得されていないと難しいです。 手に持ったものを口まで持っていくという距離感を覚える過程も必要ですし、その前段階の色々な食材をたくさん手で握って体験し、食材の特性を学ぶ機会を増やしてあげるのはとても大切です。  
手づかみ食べは、上手に食べる事を目的とせずに、食材と触れ合う貴重な時間だと考え、握りつぶしたりすることも少し見守ってあげても良いと思います。握りつぶして手についた食材を、口まで持っていけるようにお母様が少し介助してあげるのも良いと思います。

手に持ったものを口に持っていくという距離感は、おもちゃを舐め舐めしたり、カミカミしたりする事でも身につきます。 手づかみ食べの前段階として、食事以外の時間に舐め舐め出来るようなおもちゃを渡してあげるのも良い練習になりますよ。

手づかみ食べは、離乳食後期くらいから出来る子もいれば、1歳を過ぎても興味を持たないというお子様もいます。毎回、毎食でなくても良いので、手づかみできそうな食材を時々皿に並べて、手で掴んで興味がでてきたら、進めてあげるというスタンスで良いと思います。

水分が少ないものは誤嚥につながりやすいので、まだ食パンなどはミルクや水分に浸したものやフレンチトーストなどのしっとりしたものがお勧めです。月齢が進めば自然と口腔発達もなされていき、唾液の分泌も進み、かじり取って食べる事も出来るようになってきますので、現状で焦ることはないですよ。
お子様の目の前でかじり取って食べるというお手本を見せてあげるのはとても良いことなので、継続していただき、ただ、お子様ができるようになるまでは焦らず、ゆっくりと見守って、お子様なりのペースを見守りながら進めてくださいね。
よろしくお願いいたします。

2023/9/2 9:01

ちゃんすけ

0歳9カ月
久野さん、いつもご丁寧なご回答をくださり本当にありがとうございます。
以前2回食になって行き詰まったときも温かいお言葉をかけていただき、心がとても救われここまで来ることができました。 
今回も一つひとつわかりやすく、かつ私の息子にしっかりと寄り添う形でのアドバイスをいただけて心から嬉しく感じております。
『食べが悪くても大丈夫』  、『毎食でなくても用意できるときだけで大丈夫』というご回答に今回もまた前向きな気持ちで取り組めそうです。

差し支えなければご回答にあった「誤嚥」 についてもう少し教えていただきたいです。
息子は食事中えずくことがあり(食感や形状だったり、苦手な味のとき)、 完食間際に食べたものを勢いよく全部吐いてしまうことがよくあり、「頑張って食べたのにごめんね」と申し訳ない気持ちから親としても胸が苦しくなります。
吐いたものや便を見ると食べたものの形がそのままで出てきている場合が多いです。食べている時は口を動かしていますが、丸のみしてしまっているのでしょうか?
丸のみしないように、もぐもぐの練習としてとろみをつけつつ、少しずつ大きいみじん切りにしてきましたが、えずくたび誤嚥するのではないかと怖い部分もあります。
吐きやすいという体質的な問題があるのかもしれませんが、今後どのようなタイミングでさらに刻み方を大きくしたりとろみを減らすべきか(もぐもぐからカミカミへの移行)、えずきにくくする方法等がありましたらアドバイス頂けますと幸いです。 なお、麦茶は大好きで飲むとなかなか離さなくなり食事を受け付けなくなったり、流し込む癖がつくのではないかと思い、食後に与えることが多いです。

度々お手数をおかけし申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。 

2023/9/2 11:44

久野多恵

管理栄養士
ちゃんすけさん、おはようございます。
前向きなお言葉をいただけて、私も嬉しいです。ありがとうございます。

追加のご質問について、
まだ咀嚼力が大人のようにあるわけではないので、時には丸飲みになったり、もぐもぐが少なくなってしまったり、おえっとなりながらも食べ進むということもありますよ。吐き出してしまうのはとても可哀そうな気持ちになりますが、子供は吐きやすい胃の形状をしているので、大人よりも吐き戻しやすいということはあります。

また食べたものがそのまま出てくる点について、吐いたものはまだ消化されていないので仕方ないですが、便にも混ざる点についても、赤ちゃんの腸は生後6〜10か月頃から徐々に大人に近づいてきますが、2歳近くまで食べた物が消化しきれずにそのまま出てきてしまうことがあります。特に人参やほうれん草、トマト、とうもろこし、枝豆などは消化しにくいので、うんちに混じることがよくあります。2歳ぐらいまでの子ども達は、口をもぐもぐさせていても、まだ消化がスムーズにいくほどの大きさまで噛み潰せないことがあります。少しもぐもぐカミカミしずらいなと感じたら、丸のみになる事も少なくありません。
お子様のご機嫌が良く、下痢もなく、元気に過ごしているようなら、離乳食を進めて大丈夫ですよ。

離乳食後期には、もぐもぐの動きから、奥の歯ぐきでかみかみするように食べ方が変化してきます。消化機能もだんだんと発達してきますし、カミカミする事が多くなってきたら、不消化便というのもだんだんと少なくなってきますので、様子を見て頂いて良いように思います。 野菜などは少しずつ大きく変化させて良いですが、奥の歯ぐきで噛める様に柔らく調理してあげる事は継続して下さいね。
刻みを大きくするタイミングについては、個人差がありますので、お子様の様子を見ながら調整することが大切ですが、大きくしてみて食べずらそうであれば、元に戻したり、1食のうちでいろいろな形状を取り混ぜてみたり、大きさを固定したり合わせなくても良いのでいろいろな形状で試しながら、少しずつアップさせてみてください。
麦茶については、うまく活用していただいて大丈夫です。飲みすぎてお腹がいっぱいになり離乳食が進まなくなるのはあまり推奨しませんが、食べずらい食材を水分で飲み込みを援助してあげるということは悪くはないです。子供は唾液の分泌が大人のようにうまくいかないので、少しの水分で誤嚥をしないように考えるのは良いと思います。1口ごとの毎回でなくて良いですが、飲み込みにくそうにしているときは臨機応変に活用してあげてくださいね。
よろしくお願いいたします。

2023/9/5 4:51

ちゃんすけ

0歳9カ月
久野さん、お忙しいところ重ねての質問にも関わらずご丁寧なご回答をありがとうございます。 
このまま進めても大丈夫とのことで、安堵しております。また、目安や今後の過程についてもた詳しく教えていただき大変勉強になりました。
昨日よりいただいたアドバイスを参考に無事三回食を始めることができました。
明確な答えがわからず自信がもてずにいましたが、久野さんにご相談させていただけたおかげで、慌てずに、そしてあまり臆することなく進めていこうと思えました。ご相談させていただけて、本当に良かったです。
今後ともよろしくお願いします。  

2023/9/5 10:42

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