手づかみ食べの時の肌荒れについて

ちびおさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。

もうすぐ9か月になるお子様の手づかみ食べに関するご相談ですね。
口の周りや関節などにかぶれや肌荒れがあるとのこと、保湿剤とステロイドを使用されることもあるのですね。

たしかに、荒れている肌、バリアが薄くなった肌から、アレルゲンが挿入してアレルギー症状を引き起こす可能性があると言われています。
食べる事で引き起こすアレルギー症状と皮膚から入るアレルギー症状とのメカニズムが違うので、口から食べて症状が出ないものであっても、皮膚から挿入することでアレルギー症状が出る可能性は0ではないです。ただ、可能性としては高くはないと思います。

アレルゲンが挿入したら、必ずアレルギー症状を引き起こすわけではないですし、お子様の体質で挿入したアレルゲンが敵だと思ってしまうことで症状が現れます。ご家族は近しい親族に、それらに対するアレルギー症状があるのであれば、手づかみするときも気を付けていただくと安心です。

また、小麦など、その他の心配になる食材は、手が荒れているときは控えて、その他の食材を手づかみさせるという対応でも良いと思います。

手づかみ食べは、すべての食材を上手に食べる事を目的としているのではなく、お子様の興味があるもの何でも良いので、目で見たものを手でつかんでそれを靴までもっていくという、目と手と口の協働運動獲得の為とも言えます。　

手にワセリンを塗るかどうかについては、手づかみ食べの状況にもよりますが、指を口の中にかなり入れ込んで食べるお子様もいますので、少し心配ですよね。荒れているときはそれを治す方を優先して塗っていただき、手づかみ食べは少し控えるなどの対応をされると良いと思います。

よろしくお願いいたします。