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水分が少ないメニューが飲み込めない、手づかみ食べについて

aoi
こんにちは。
9ヶ月半ばを迎える娘がおり、7ヶ月終わりからモグモグ期の形状、9ヶ月頃から3回食を始めました。量は1食で6倍粥90g、肉や魚15g、野菜30g程を食べます。
水分が少ないメニューが飲み込めないことと、手づかみ食べについて悩んでいます。


◯水分が少ないメニューが飲み込めないことについて

モグモグと口は動かしていますが、ほぼ丸飲みなので水分が少ないと食べられません。具体的には
・5mm角前後の野菜は汁物や餡がかかっていれば食べますが、単体や水分が少ない和え物で出すとむせたり口から出してしまう
・汁気がある麺(麺の長さ1~2cm)は好きですが、おかゆ単体は口内に張りつく感じが苦手なようでたまにむせたり口から出してしまう
・芋類は水分を多めのペースト状にしても、モソモソするのかむせてしまう

という状態です。
大抵、おかゆと他2品ほど用意し1品ごとに与えてみますが、数口食べて食べづらそうな様子を見て、結局おかゆに他のメニューも乗せて汁物で固さを調整しながら与えています。
咀嚼の練習をさせたいですが、食べることが苦痛になってほしくないのでメニューや与え方に迷っています。どのように進めていけばよいでしょうか。


◯手づかみ食べについて

3回食を開始してから、食器や食べ物に手を伸ばすようになりました。つかみ食べを機に噛むことを覚えてほしいと期待しつつも、まだ固形物は難しいだろうからまずは好奇心に応えてあげられたらよいかなという思いで、与える食事とは別にお皿と食材を用意し、手を伸ばしてきたタイミングでお皿を目の前に置いています。
これが好き!という食材がないため、これまで赤ちゃんせんべい(ハイハイン)や茹でた野菜を与えてみました。
握って感触を確かめたり、テーブルに当ててみたりがほとんどですが、数回口に運んだことがありました。
赤ちゃんせんべいは歯茎でカミカミしますが(下の歯は2本生えています)口内に張りついてうまくいかず、こちらが剥がしてあげるような状態です。茹で野菜はスティック状のものを丸飲みしようとしたため、慌てて丸飲みできない形状(ブロッコリー等)を用意するようにしました。形状を変えてからまだ口に運んでいません。

手づかみ食べについて以下の質問です。
・こちらからのアプローチは、たまに用意した食材を食べるところをみせて「おいしいな~」と声をかけたり、自分から口に運んだときにほめる程度で、子どもの様子を見守りながら離乳食を与えています。このような進め方でよいでしょうか。

・どのような食材を用意すればよいでしょうか。
こちらの余裕がなく赤ちゃんせんべいが多いですが、固形物が食べられないとしてもおやきやパン等の手づかみ食べのメニューでよいのか悩んでいます。

長文となり申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。

2023/7/16 11:58

久野多恵

管理栄養士
aoiさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。

9か月半のお子様の離乳食について、ご質問に順番にお答えいたします。

◯水分が少ないメニューが飲み込めないことについて
もぐもぐと口を動かしているのであれば、良い状況かと思いますよ。水分が多すぎたり、食材が小さすぎると丸飲みになることがありますので、それ自体は問題ないです。少しずつ食材を大きくすることで、もぐもぐから奥のはぐきでカミカミすることを覚えていきます。
多少の食べずらさはあるかもしれませんし、時々むせたりすることもあると思いますが、極端に嫌がっているということがなければ、少しずつ慣れさせてあげると良いですね。 食べずらさそうであれば、お粥に混ぜても良いです。 すべて同じ大きさや固さにする必要はないので、大きなものを与えてみたり、混ぜたものを与えてみたり、とろみをつけてみたり、色々な形状で進めてみてくださいね。形状の変化によって食べ方も変わりますし、そのような体験から咀嚼力もついてきますので、上手に食べられなくても見守りつつ、進めていけると良いですね。
ただ、咀嚼の練習は焦らなくても良いです。口の中のあ発達がなされていないと、いくら形状を進めても食べられないということもありますので、様子を見ながら少しずつ進めていきましょう。


〇手づかみ食べについて

手づかみ食べの進み具合には、個人差がありますから離乳食後期になったから必ずしもやらせなくてはいけないというものでもありません。 大人がいくら頑張っても、お子様自身に興味が出てこないとなかなか進みずらいものでありますので、毎回毎日チャレンジできなくても大丈夫です。

用意できる時だけ、食事と一緒に手で掴めそうなものをお皿に置いてあげるだけで良いです。 それを掴んで握りつぶしたり、ぐちゃぐちゃにしたり、投げ飛ばしたりという行動も手づかみ食べの前段階として大切な行動です。 目で見たものを手で掴み、それを口まで持っていくという一連の行動は、目と手と口の協働運動が獲得されていないと難しいです。 手に持ったものを口まで持っていくという距離感を覚える過程も必要ですし、その前段階の色々な食材をたくさん手で握って体験し、食材の特性を学ぶ機会を増やしてあげるのはとても大切です。  
手づかみ食べは、上手に食べる事を目的とせずに、食材と触れ合う貴重な時間だと考え、握りつぶしたりすることも少し見守ってあげても良いと思います。握りつぶして手についた食材を、口まで持っていけるようにお母様が少し介助してあげるのも良いと思います。

手に持ったものを口に持っていくという距離感は、おもちゃを舐め舐めしたり、カミカミしたりする事でも身につきます。 手づかみ食べの前段階として、食事以外の時間に舐め舐め出来るようなおもちゃを渡してあげるのも良い練習になりますよ。

手づかみ食べは、離乳食後期くらいから出来る子もいれば、1歳を過ぎても興味を持たないというお子様もいます。 毎回、毎食でなくても良いので、手づかみできそうな食材を時々皿に並べて、手で掴んで興味がでてきたら、進めてあげるというスタンスで良いと思います。おやきやパン等も出してあげても良いですが、せっかく作ったものを握りつぶされたりするとお母さんのお気持ちがお辛いと思いますので、大人の食事からの取り分けなど、しっかりと手づかみ食べメニューとして作ったものでなくても良いと思いますよ。
手づかみ食べが上手になったら、そのようなメニューを与えていければよいと思います。

よろしくお願いいたします。

2023/7/18 22:48

aoi

0歳9カ月
回答ありがとうございました。

水分が少ないメニューが飲み込めないことについて、うまく進んでいないと悩んでいたのでよい状況とお聞きし安心しました。焦らずに子どもの様子を見守りつつ様々な形状を試していこうと思います。

手づかみ食べについても、出来るようになるまでの過程を知り、無理して毎回同じ食材を出すよりも、余裕があるときにその時に用意できる食材を体験させてあげようと思います。大人の食事からの取り分けメニューでもよいのですね。参考にさせていただき進めていきます。

2023/7/19 12:18

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