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好きな物しか自分で食べない。

あゆ
1歳7ヶ月の娘の食事について相談です。

・好きな物しか自分で食べない
・大きいものや硬めの物、食べたくない物は口から出す 
 
に悩んでいます。 

好きな物は、バナナ、にんじん、ブロッコリー、皮なしのナス 、皮なしのトマト、ほうれん草や小松菜の葉っぱ部分、ミンチ、納豆、ほぐしたブリ、ベビー用の麺類で、自分からスプーンで口に入れて食べてくれることもあります。
それ以外の物は、 自分から口に入れず、こちらが口に入れてもベーっと吐き出します。
特に、玉ねぎやキャベツは、細かくしてクタクタに煮ても、出してきます。 
また、好きな物でも、最後まで自分でスプーンですくつては食べられず、こちらがすくった物をお皿に置いたり手に持たせたりして食べさせてます。それでも食べない時は、こちらが食べさせてます。
1歳4ヶ月からのベビーフードを使用しており、そちらはよく食べます。なので、昼はご飯にベビーフードをかけたもの、夜は納豆ご飯とほうれん草かブロッコリー、おやつにバナナヨーグルト、パンと牛乳が定番です。朝は何をあげてもあまり食べません。

同じものばかりで栄養バランスが気になります。
最近いろんな食材にチャレンジして、食べてくれなくてを繰り返して心が折れそうになっていますが、根気よくいろんな食材を繰り返す方が良いですか?それとも、同じものでも食べるなら、同じ物を繰り返す方がいいですか?
来年から保育園に入る予定なので、このままだと保育園に入って給食とか食べるのか心配です。また、保育士さんに付きっきりで介助してもらえるわけではないと思うので、ますます食べないのではないかと心配しています。できれば保育園に入る前までに、ある程度いろんな食材を自分で食べられるようになってほしいと思っています。
アドバイス、よろしくお願いします。

2020/9/22 15:40

久野多恵

管理栄養士
あゆさん、おはようございます。
ご相談頂きありがとうございます。

1歳7か月のお子様のお食事に関するご相談ですね。
この時期は、自我が芽生え自己主張がとても強い時期ですので、好きなものしか食べないという事や、食べたくないものや食べずらいものを口から出すという事も良く見られる行動です。
自己中心的に物事を考えるじきですので、自分の思う様に進めたがるという時期になりますので、その影響が食事にも良く表れてしまいます。 お母さんは栄養バランスよく食べて欲しいと思ってもなかなか難しいのがこの時期のお食事です。 その中でも食べてくれるものはたくさんありますし、色々試行錯誤してとても頑張っていらっしゃいますね。 自我の芽生えは、お子様の健やかな成長の証でもありますので、上手く付き合っていけると良いですね。

また、子どもは食べ慣れないものは食べたがらないという本能的なものが備わっていて、そういったことが偏食につながっていることもあります。もともと人間には「新寄の恐怖」といって、食べ慣れない物への恐怖や警戒心があります。それは、自分の身を守る上で大事な感覚とされており、初めて見るものに対して恐怖心を持って警戒するという行動がみられます。お子さんの偏食で悩む方は、このような事実があることをママやパパがしっかりと理解することで、客観的に子どもの偏食について向き合いやすくなります。

前述しましたが、偏食とは、お子さんが健やかに成長している証になります。そのため、気分によって食べたくない日があったり、苦手な食べ物があったりするのは当然のことと考えましょう。親ははこのような事実を受け止め、子どもの反応に一喜一憂せず、ゆったりとかまえる姿勢が大切です。そして、楽しい食事の雰囲気づくりをおこなったり、少しでもお子さんが食べたら褒めるなど、食べ物に対して前向きになれるようなサポートをおこない、食体験を日々積み重ねていきましょう。

ここで気を付けてほしいのが「偏食で食べないのが当たり前だったら、仕方がない」と諦めてしまうことです。親が何もサポートをおこなわないと、子どもは食体験からますます遠のいてしまい、偏食が悪化しかねない状態になります。そのため「偏食」は長期戦だと考えることがポイントになります。何回も同じ食材を繰り返し食べさせることで、少しずつ食材に慣れていきますので、長期スパンで何回もチャレンジし、子どもの食体験を増やしていくことが重要になります。もどかしさもあり、なかなか進まない事でのイライラ感もあるかもしれませんが、食事の時間を楽しい雰囲気で良い印象にしていく事が、今後のお子様の成長、心を豊かに育てる事にも繋がると感じます。

食べてくるものを中心に出してあげるのは良いですが、食べてくれないものも少し期間をあけて目にする機会を増やしてあげられると良いですね。食べなくても大人が美味しそうに食べる姿を見せてあげるだけでも良いです。 余裕がある時は少しずつ進めてみましょう。

保育園に入る前に、このまま食べなかったらどうしようと、とても悩まれるお母さんがたくさんいらっしゃいますが、保育園で同じ月齢のお子様達に刺激を受けて、保育園ではなんでも好き嫌いなく完食するというとてもお子様も多いですよ。 保育士さんは個人個人につきっきりにできませんから、そのことがよりお子様自身を成長させるきっかけにもなります。 手伝ってもらえないなら、自分で食べるしかないなと感じて、とても頼もしく成長してくれると思います。 子供はとても賢いので、自分で食べることができても、お母さんには甘えて、食べさせてもらおうとします。 保育園ではしっかりと自分で食べたりします。 甘えるのは、お母さんに絶大な信頼があるという証拠でもありますので、時には甘えさせてあげて、上手く付き合ってあげて下さいね。 保育園の先生方はそのようなお子様の対応に慣れていらっしゃるので(この時期によくある行動なので)、大丈夫だと思いますよ。 

2020/9/23 8:21

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