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偏食への対応

えりか
いつもお世話になっております。
1歳半の息子の偏食 について、いくつか質問です。
1歳4ヶ月を過ぎた頃から、大人の食べ物に興味を持つようになり、逆にそれまで食べていた市販のベビーフードを受け付けなくなりました。それから徐々に、それまで食べていた物を拒否するようになり、最近は限られた物しか食べてくれなくなりました。問題なく食べるのは、ふりかけや納豆などで味をつけたご飯、カレー、チーズ、味噌汁の汁のみ、パン類、果物で、魚や肉類は味付けによって食べたり食べなかったりです。野菜は見ただけで嫌がりますが、野菜ジュースは飲みます。 野菜は特に緑のものが嫌なようです。保育園の給食は、時々野菜を残すものの、おおむね完食してきます。卒乳はまだ出来ておらず、起床してすぐと、保育園から帰宅した後の時間の中で、合計2~3回授乳をしています。母乳はたくさんは出ませんが、まだ少しだけ出ています。
 以上のような状況なのですが、
〇どのようにしたら、いろいろと食べてくれるようになるでしょうか?
 〇これは時期的なもので、そのうち自然と改善される可能性はあるのでしょうか?
〇用意した食事を嫌がって進まない場合、すこしでもエネルギーや栄養を摂らせるために、いつも確実に食べる物を与えた方がいいのでしょうか?それとも、用意されたものを食べないなら、他に食べられるものはないよ、と教えた方がいいのでしょうか?

質問が多くてすみません。どうかアドバイスをお願い致します。 

2020/9/20 21:10

久野多恵

管理栄養士
えりかさん、おはようございます。
ご相談頂きありがとうございます。

1歳半のお子様の偏食への対応についてのご相談ですね。

この時期は自我が芽生えて自己主張が伸びる時期なので、その影響が食事にも現れています。おかあさんは栄養バランスよく食べて欲しいと思ってもなかなかむずかしいのがこの頃のお食事です。その中でも食べられるものを準備して、上手に進められていると感じます。毎日頑張っていらっしゃいますね。偏食や食べムラはこの時期の健やかな成長の証でもありますので、上手く付き合っていけると良いですね。

食べないものを作るのは億劫になってしまったり、食べてくれなかった時の落胆感がありますよね。 ただ、作って食べなかったら無駄なく大人が美味しそうに食べる事を見せてあげれば良いので、食べ慣れない食材・食べて欲しい食材・緑の野菜なども時々食卓にあげるようにしましょう。 食べ進まないものでも10回以上は試さないと受け入れられないというデータもあります。
根気が必要になりますし、もどかしさはあるのですが、食体験を増やしていくという糧は今後の豊かな食生活を送る為にも大切な過程になりますので、余裕がある時には進めてあげてくださいね。

幼児食本の様な完璧なメニューをしっかりと準備できなくても大丈夫ですよ。 基本は主食+主菜+副菜が揃うよなメニューになっていれば良いです。 ご飯類+肉や魚や卵・大豆製品などのたんぱく質+野菜ががあれば良いです。 肉や魚が進まないときは、卵や大豆製品で補ってあげましょう。

前置きが長くなりましたが、ご質問に順番にお答えいたします。

〇どのようにしたら、いろいろと食べてくれるようになるでしょうか?

⇒お子様がテンションが上がるような事を食事にとりいれたり、おままごと感覚で進めるのも効果的です。一緒に調理過程を手伝ってもらう事で、自分で出来た喜びで食への興味に繋がる事もありますよ。 卵を一緒に割ったり、ハンバーグの種を混ぜたり、ふりふりおにぎりを作ったり、食パンを好きな形にくり抜いたり調理過程で出来そうな事を一緒にやってみて下さいね。


〇これは時期的なもので、そのうち自然と改善される可能性はあるのでしょうか?

⇒自己主張の強い時期なので、1歳~2歳代は特に自己中心的に物事を考えてしまいます。 時期的なものであり、3歳くらいになるとだんだんと改善してくることが多いです。 ただ、このような時期だからといって親が何も対策を行わないと、食べないもの=嫌いなものとして定着してしまい、偏食が進む事も考えられます。 上記の様に、食べないものでも手を変え品を変え、時々食卓にあげると良いです。


〇用意した食事を嫌がって進まない場合、すこしでもエネルギーや栄養を摂らせるために、いつも確実に食べる物を与えた方がいいのでしょうか?それとも、用意されたものを食べないなら、他に食べられるものはないよ、と教えた方がいいのでしょうか?

⇒栄養を摂る為にある程度食べるものと、食べて欲しいものを一緒に食卓にあげると良いと思います。
食べないからと後出しするのは、そのような知恵がついてしまうので、一緒に食卓にあげるようにしましょう。 食べ慣れていないものは食べなくても仕方ないか~くらいの心持ちで食卓に並べ、足りない栄養は、その後のおやつの時間に補食として与えるように考えていけると良いですね。
野菜ジュースは、砂糖や塩分の含まれていないものであれば良いですよ。 野菜ジュースを飲んだん分の約半分の重量の野菜を摂取したという位置づけになりますので、もし野菜ジュースを100ml飲んだら、50gの野菜を摂取出来たと考えて良いです。
ただ、食物繊維が不足したり、噛みごたえがないものなので、野菜ジュースで安心せずに、食べ応えのある野菜等も少しずつ与えていきましょう。

カレー、味噌汁、炊き込みご飯などにお子様がわからない様に野菜を入れ込んで上げても良いですよ。

褒められる体験、嬉しい体験、楽しい体験が、食への興味を促し、偏食や食べムラを無くしていく近道にもなります。お食事の時間が楽しい雰囲気で過ごせるように、お子様のできる事食べられる事に注目して、たくさん褒めてあげて下さいね。

偏食について私が監修した記事がありますので、参考にして頂けたら幸いです。

【子どもが偏食になる原因を解説!栄養の不足分はおやつでカバー!】
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/14916

2020/9/21 10:08

えりか

1歳6カ月
ありがとうございます。
仕事に復帰してからあまり食事作りに時間がかけられない中で、子どもの偏食にもなかなか対応出来ていなかったので、できる工夫から始めてみたいと思います。 

2020/9/23 21:26

久野多恵

管理栄養士
えりかさん、お返事ありがとうございます。

そうなのですね。時間の余裕がなく忙しい日々をお過ごしの事と思います。
出来る範囲で少しずつ試してみて下さいね。
また何かありましたら、いつでもお声掛け下さい。

2020/9/23 23:16

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