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鉄分について

みゆ
久野先生、いつもお世話になっております。
今回は鉄分摂取について質問させていただきます。
 
三回食になり、食べる量も増えてきて、頻回だった母乳も日中は二回と少なくなってきたので鉄分を離乳食で摂るよう意識しているのですが、粉末レバーの場合は毎日ご飯などにかけてあげても良いのでしょうか?
また、母乳を飲むことが減ってきた今、フォローアップミルクを飲ませた方が良いのでしょうか?   

2020/9/14 14:50

久野多恵

管理栄養士
みゆさん、おはようございます。
いつもご相談頂きありがとうございます。

3回食に移行し、食べる量も増えてきたのですね。
鉄分を意識されているのはとても素晴らしいと思います。

粉末レバーは、どのようなものでしょうか? 離乳食用のものか、レバーをそのまま粉末にしたものかで摂取量が大きく異なります。

例えば、大人も使用できるような離乳食ようのレバーの粉末であれば、ビタミンA含有量が多いので、与えすぎには注意が必要です。
9~11カ月児のビタミンA目安量は400㎍です。 お手持ちの粉末レバーの栄養成分表をご確認頂き、400㎍を超えない範囲で取り入れてあげると良いですね。 
お調べしたところによると、あるメーカーの離乳食用でない大人も使用で切る粉末レバーは1gにビタミンAが360㎍含まれるものもありました。 この商品の場合は、1日1g程度となります。

その他、鉄分を多く含む食材は、赤身の肉(もも肉・ヒレ肉など)、赤身魚(カツオ・マグロ・ツナなど)、卵黄、大豆製品、緑黄色野菜などです。 肉類は脂肪分の少ないももやヒレ肉などの赤身が多い部分を選び、魚はカツオやマグロやツナ缶などでも良いです。 マグロのあらがスーパーで手に入れば、色の濃い部分を使用すると鉄分が豊富に含まれます。
卵は卵黄に鉄分が多く含まれます。大豆製品は、豆腐、納豆、高野豆腐、きな粉がお勧めです。 高野豆腐を煮ものにして細かく刻んであげても良いですが、乾物のままおろし金ですりおろして色々な料理に入れ込んであげても良いです。とろみがつくので離乳食も食べやすくなりますよ。
緑黄色野菜は、特に小松菜やほうれん草などが鉄分豊富なものになります。 

鉄分はヘム鉄と非ヘム鉄に分けられますが、主に動物性のものが吸収率が高いヘム鉄を多く含みますので、効率的に鉄分を摂取したいのであれば、肉や魚などがお勧めです。(卵は非ヘム鉄になります)
植物性の非ヘム鉄であっても、ビタミンCと一緒に摂る事で吸収率が高まります。果物を離乳食を取り入れられているので良いと思います。

哺乳量が減ってきたとの事、フォローアップミルクを取り入れて良いと思います。 母乳のみで育てられてきたお子様は、鉄欠乏性貧血のリスクが多少高くなりますので、フォローアップミルクを飲ませたり、離乳食の素材として使用するのもお勧めです。
育児用ミルクでも良いですが、より鉄分を強化しているフォローアップミルクを使用されると良いと思います。離乳食後期のミルクを使用したレシピを添付しますので、これをフォローアップミルクに替えたりして、参考にして頂けたら幸いです。

【離乳食後期 ミルクを使用したメニュー】
https://baby-calendar.jp/baby-food-recipe/category-13?q=%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%82%AF&ct=

2020/9/15 8:50

みゆ

0歳9カ月
成分表を見たところ、鶏レバーと書いており大人でも食べれる粉末レバーでした。
調べてくださった粉末レバーと同じく1gに360μgでした。
 一日1gだと毎日与えても大丈夫でしょうか?
他の食品と果物でも意識して離乳食に取り入れようと思います。詳しく教えていただき、レシピの添付までありがとうございます。

また、申し訳ないのですが、今まで完母で育ててきたため、一日に何回、どのくらいのミルクを与えたらいいのかわからず教えていただきたいです。
三回食のうち、朝食はいつもあまり食べません。お昼、夕は、平均120gほど食べています。

 今の一日のスケジュールは、
7:00起床
8:00離乳食①、母乳
9:00朝寝
 12:00離乳食②(母乳飲まないことあり)
14:00お昼寝
15:30母乳
17:00離乳食③
19:30就寝

となっております。 

2020/9/15 9:38

久野多恵

管理栄養士
みゆさん、お返事ありがとうございます。

粉末のレバーは1gに360㎍なのですね。 1g程度であれば毎日与えても大丈夫です。

体重減少や体重停滞が認められていなければ、まずは1日1回程度しっかりと飲ませる時間をつくってみてはいかがでしょうか? 15:30の母乳を与えた後でも良いので、フォローアップミルクを飲める分だけ飲ませてあげたり、飲める時間であれば何時でも良いです。 離乳食後に与えても良いですよ。
体重の停滞や伸びが悪くなってきたようであれば、フォローアップミルクを毎回離乳食後、母乳後に与えましょう。 お子様の体重が成長曲線のカーブに沿った伸びをするようにミルク量を管理してあげて下さいね。 

2020/9/15 21:06

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