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離乳食の量について

はなちゃん
現在生後8ヶ月半の女の子です。
完母、5ヶ月半から離乳食開始、7ヶ月から2回食を開始しました。
先月末から便秘がひどく、かかりつけ医から「水分量を増やした方がいい」とのアドバイスで、もぐもぐ期からごっくん期に近い形状に戻しています。
出生体重2,939g、現在7,260gで成長曲線内の下の方
ですが少しずつ増えてはいます。

現在、1回あたり下記の量を与えているのですが、2/3〜3/4くらい食べたところで泣き出すことが多く、授乳を挟んで再度あげて食べ切っている状態です。
授乳後は椅子には座らずに立ったまま食べています。 ちゃんと椅子に座って食べられる量(泣き出す前までの量)にした方がいいのでしょうか?
立って食べることで消化にも影響するのではと思い気になっています。

お粥 40g (orお粥30g・いも類10g)
野菜 20〜30g
肉or魚 15g (or豆腐40g)

2023/2/15 14:52

一藁暁子

管理栄養士
はなちゃんさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
現在8か月半のお子さんが便秘のため、主治医から水分量を増やした方が良いとアドバイスされたのですね。

食形態をごっくん期のペースト状に戻しているとのことですが、せっかくモグモグの練習ができていたご様子であれば、咀嚼機能の発達が遅くなってしまうので、食形態はモグモグ期のメニューにしていただいて良いかと思いますよ。
食事量は月齢の目安量程度しっかり食べられているので、順調に進められているご様子ですね^^

乳幼児期の水分補給は栄養摂取の目的から、基本的には母乳やミルクで与えることが推奨されています。
7・8か月の授乳回数目安は1日5回、ミルクの場合は1日700~900㎖が目安量になりますので、もし授乳量が目安よりも少なめであれば、もう少し増やしてあげてみてくださいね。
もしくは、離乳食にミルクを混ぜてあげて、授乳量を増やしていくのもおすすめです。

赤ちゃんが食事に集中できる時間は大体10~20分程度といわれていますので、途中で泣き出したり、椅子から立ち上がろうとしたりすることはよく見られることです。

機嫌が悪くなってしまったら、途中で授乳を挟んだり、一度抱っこして気持ちを落ち着かせてから食べさせても良いですし、まだ食事のマナーを身に着けさせる月齢ではないので、危なくなければ立った状態で食べさせても良いと思います。

もし声掛けしたり、何度も食べさせようしても、お腹いっぱいな様子で食べないようであれば、一度ご馳走様をしても問題ありませんよ。

どうぞご参考になさってくださいね。
よろしくお願いいたします。

2023/2/17 12:42

はなちゃん

0歳8カ月
回答ありがとうございます。
授乳をはさんだり、立った状態でも良いとのこと、安心しました。
直に集中できる時間は伸びていくのでしょうか?

 食事の形態としては、ペースト状までは戻していないです。
お粥は8〜9倍粥、野菜とかは細かくみじん切りにして少しお湯を足すといった形です。裏ごしやすり潰しはしていません。
便秘がひどくなる以前はもう少し形が残る角切りにしていました。
授乳は現在1日6回(夜間授乳2回含む)しています。
やはり食事はもう少しかためにした方がいいでしょうか?
その場合の水分の追加は、現在でも6回授乳しており、どうしたらいいでしょうか?

2023/2/21 9:00

一藁暁子

管理栄養士
食事に集中できる時間は個人差はありますが、成長とともに徐々に伸びていきますよ。
食形態はお子さんが頑張れば数回モグモグできるくらいの硬さが良いとされています。今の状態でも咀嚼を促せている食形態であれば問題ありませんので、お子さんの便のご様子などをみながら進めていきましょう。
水分量は授乳を6回されているので、問題ないご様子ですね。
授乳量は確保できているのであれば、追加の水分摂取として果物やヨーグルトなど水分の多い食材を離乳食に取り入れてあげるのもおすすめです。

また、すでに行っていることもあるかと思いますが、以下の便秘対策のお食事ポイントもぜひ参考にされてみてください。

①ヨーグルトや納豆などの発酵食品で腸内環境を改善してくれる善玉菌を摂る
②善玉菌のえさになる食物繊維やオリゴ糖を摂る
③適度な油脂の摂取
④適度な運動・マッサージ

①乳酸菌
ヨーグルトや納豆、などの発酵食品を1日1品は摂れると効果的です。
発酵食品が苦手な場合には小児科で腸内細菌叢を調える整腸剤を処方してもらうのも一つの方法です。

②食物繊維
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があり、水溶性食物繊維は便の保水性を高めて便を柔らかくしてくれる効果があり、不溶性食物繊維は便の量を増やして腸の蠕動運動を促す効果があります。
お子さの便がコロコロと硬いようでしたら水溶性食物繊維を積極的に摂られると良いと思います。

水溶性食物繊維を多く含むオススメの食材はオートミールなどの雑穀や大豆製品、おくらや納豆などのネバネバ食品、わかめなどの海藻類、人参、さつまいも、カボチャ、ごぼうなどの根菜類、バナナやリンゴ、イチゴ、キウイフルーツ、プルーンなどの果物などです。

根菜類や海藻類はまだ食べにくいものもあるかと思いますが、柔らかく茹でてミキサーにかけてポタージュにしてあげるとたべやすくなります。

当サイトの便秘解消におすすめのレシピも参考にしてくださいね。
☆ごぼうの豆乳スープ
https://baby-calendar.jp/recipe/5508
☆簡単♡お野菜のオートミール
https://baby-calendar.jp/recipe/5350

バナナや大豆製品に含まれるオリゴ糖は腸内善玉菌のエサになって善玉菌を増やしてくれる効果があるので、食べ合わせとしてバナナヨーグルトや、きなこヨーグルトなどのメニューもおすすめです。

③適度な油脂の摂取
食物繊維や水分をしっかり摂っても便秘が改善しない場合、便が固くて排便しにくいような場合には適度に油脂を摂ることもおすすめします。
油脂を摂ることで便の滑りがよくなり排便をスムーズにしてくれる働きをします。

【1食あたりの具体的なめやす量】
7・8カ月頃:小さじ1/4~1/2(1~2g)
9~11カ月頃:小さじ1/2(2g)
12~18カ月頃:小さじ3/4(3g)
※ただし脂質は「油」の形でとらなくても、肉・魚・卵・大豆製品・乳製品などにも含まれていますので、毎食必ず使わなくてはと考えなくても大丈夫です。

④適度な運動・マッサージ
日常生活でできるだけ身体を動かす遊びを取り入れて腸に刺激を与えるのも効果的です。
また、お子さんを仰向けに寝かせて足を胸に近づけてゆっくり交互に動かす体操をしたり、お腹を『の』の字にゆっくりマッサージしてあげると腸の蠕動運動が引き起こされます。

どうぞよろしくお願いいたします。

2023/2/21 20:32

はなちゃん

0歳8カ月
とても詳しく解説いただき、ありがとうございます!
とても参考になります。教えていただいたことを加味して、メニューを組み立ていきたいと思います。 

2023/2/27 14:35

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