パンがゆについて

ゆゆさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。

牛乳80gときなこ小さじ1杯で1食分のタンパク質はしっかり補えていますよ。
10か月ごろになると固形物を噛んで食べることにも慣れてきますので、牛乳を減らして少し食形態を硬めにして食感をだしてみるのも良いと思います。
牛乳を50～70gくらいに減らしてもタンパク質の大幅な減少にはなりませんし、目安量程度のタンパク質量はクリアできていますのでご安心くださいね。

たんぱく質量では
育児用ミルク＜フォローアップミルク＜普通牛乳＜無調整豆乳＜低脂肪乳
の順でタンパク質が多くなります。
また、乳幼児期に不足しやすいカルシウム量で比べると豆乳よりも牛乳の方が多くなります。

お子さんの食事でタンパク質の摂りすぎが気になるときにはパン粥の材料として普通牛乳のほかに、育児用ミルクやフォローアップミルクなどを使用されるのも良いと思います。
逆に、他の食事でタンパク質食品をあまり食べず、タンパク質をもっと摂ってほしい場合には無調整豆乳や低脂肪乳を使ってみるのも一つの方法です。

９～11か月の離乳食の1回あたりのタンパク質食品の目安量は以下の通りです。
ただ、こちらの数値はあくまで目安の値ですので、1食ごとにきっちりこの量を守るというよりも、数日間や1週間の平均摂取量でみて、1食あたりにすると大体このくらいの量を摂れているように参考にしてくださいね。

◎たんぱく質
魚15g
または肉15g
または豆腐45g
または全卵1/2個
または乳製品80g

また気になることなどありましたらお声がけください。
どうぞよろしくお願いいたします。

他の2食でタンパク質を摂取できている場合は、豆乳や低脂肪乳より牛乳の方がいいということでしょうか？
→はい、そうなります。

また豆乳や低脂肪乳も1さじから始める形でしょうか？
→きなこや牛乳をクリアできているなら、大豆や乳アレルギーのリスクは低いので、豆乳や低脂肪乳は月齢の目安量くらいから食べさせてあげて大丈夫です。

あと、卵白にアレルギーがある場合は、卵黄1つでタンパク質を補えますか？
→ はい、補えます。
全卵1個（50g）、卵白、卵黄それぞれのタンパク質量は以下になります。
全卵50g 6.10g
卵黄16g 2.64g
卵白34g 3.43g

＞逆に他2食でタンパク質を摂取していて、残りの1食のパンがゆで、きなこ小さじ1に加えて豆乳や低脂肪乳を使いたい場合はどのくらいあげて大丈夫ですか？

⇒以下の月齢のタンパク質食材の目安量を参考にしてください。
例えば牛乳を1回あたりの目安量の半量４０gほど使った場合には、大豆製品も1回あたりの目安量の半量程度を使用すると良いでしょう。
豆腐45gと同程度のタンパク質量を含むきな粉の量は5gほどになります。
なので、牛乳40gにきなこ5gを使用すると、おおよそ1回分のタンパク質量をクリアできます。

◎９～11か月
1回あたりのたんぱく質食品目安量
魚15g
または肉15g
または豆腐45g
または全卵1/2個
または乳製品80g

＞卵黄1つで一食ぶんのタンパク質を補えているという解釈で大丈夫でしょうか？
⇒はい、そのような解釈で問題ありません^^

どうぞよろしくお願いいたします。