噛んで食べてほしいです。

しおさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。

2歳2か月のお子さまの咀嚼力についてのご相談ですね。
良く噛まずに食べてしまうという点について、食に興味があるお子様の場合は、次々に口に入れたいのだと思いますが、噛まなくては飲みこめない食材や、極端に大きい食材や、生野菜なども取り入れていくと徐々に噛む力はついてきますよ。　例えば、高野豆腐や切り干し大根などは良く噛まないと飲みこめないものですし、根菜類や、生の野菜も良く噛まないと飲みこめないものでもあります。　またお子様の口幅よりも大きいものをあげる事で、前歯でかじり取って食べるという事を覚えてきますので、口の中に多く入れ込まないで咀嚼するという事が出来るようになってきます。

ご記載の状況から、口腔機能の発達が極端に遅いということは感じられませんし、食材によっては上手にカミカミできるものもあるので、とても良い状況かと思います。
すべてのものをカミカミできなくても良いですよ。　口に入れた時に感触が柔らかいものは、噛む回数も少なくなりますし、飲み込めると考えて丸飲みになることもあります。

好きなものやお子様にとって食べやすいものは、上手にカミカミできることもありますし、気分によって噛まないものや口の中でもごもごして遊ぶこともあるでしょう。
子供の発達は完璧である必要はありません。いろいろな食べ方を学んでいる時期ですし、お子様が楽しく無理なく食事が出来ているのであれば、これに越したことはありません。

噛む力は、だんだんとついていきますし、今はたくさん失敗したり、経験を積んで、食べ方を学び、親の食べ方なども視覚から学んで学習時期でもあります。　

お子様の口腔発達に合うように試行錯誤してあげることはとても良いことですが、力を入れすぎずに、楽しく食事が進むように見守り、カミカミしずらい時は吐き出すことも容認してあげて、無理のないように進めましょう。

奥歯が生えそろって大人と同じような咀嚼力がついてくるのは2歳半～3歳頃と言われますよ。その頃には、奥の歯ですりつぶして食べられるようになってきますし、自然と噛む力もついてきます。
噛んで欲しいというお気持ちはとても分かりますが、やれることはやりつつも、お子様の力を信じて待ってあげても良い時期ではあると思いますよ。

力を入れすぎずに、少しずつ進めていきましょうね。
よろしくお願いいたします。

しおさん、こんばんは。

高野豆腐や切り干し大根など、噛めているのであれば、良しとしていただいて良いと思いますよ。
先述しましたが、奥歯が生えそろって奥歯ですりつぶして食べられるようになるまで、待ってあげることも大切です。
生野菜は、分厚いと噛み切りにくいので、薄切りにしてあげると良いと思います。

ハンバーグなどは1口サイズ、魚はほぐしているとのこと、そのまま様子を見ていただいて良いと思います。
少しずつ塊を大きくするなどして食べ方の変化を見ても良いですが、いずれも焦ることはないので、見守ってあげてください。