ビタミンA摂取量

みーさん、こんばんは。
ご相談ありがとうございます。

あん肝はビタミンA（レチノール）の含有量が多い食品であることから、妊娠中は食べすぎに注意した方が良い食品ですが、連日あん肝やレバーなどビタミンAを多く含む食品を1人前食べているわけではなく、たまに少量食べる程度でしたら問題ありませんよ。

日本人の食事摂取基準では妊婦が1日に摂取したいビタミンAの量は、以下の通りとされています。
★18～29歳
妊娠初期～中期650μg／日
妊娠後期730μg／日

★30～49歳
妊娠初期～中期700μg／日
妊娠後期780μg／日

１日あたりのビタミンAの耐容上限量2700μgとされていますので、妊娠中はこの量を超えないように注意しましょう。
ビタミンA（レチノール）の多い食品についてはこちらのページを参考にしてくださいね。

★食品成分データベース(文部科学省)
レチノール : 含有量Top 20
https://fooddb.mext.go.jp/ranking/ranking.html

水銀摂取についても同様で、お魚は良質なたんぱく源ですしDHAやEPAなど体に良い栄養素も多く含まれていますので適度に食べていただきたい食品です。
ただし、妊娠中（特に妊娠４か月ごろまでの時期）に食べすぎてしまうとメチル水銀が体内に蓄積してお腹の赤ちゃんに影響を及ぼすリスクがあるお魚もあるので、その点だけは注意が必要です。

以下のパンフレットに気を付けた方が良いお魚が掲載されていますが、まぐろは「本マグロ」の場合は1週間に1皿程度(80gほど)が目安です。
妊娠中は以下のパンフレットに記載のある水銀を多く含む魚介類の摂取量や摂取回数については気を付けていきましょう。

【これからママになるあなたへ（パンフレット）】
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/dl/100601-1.pdf

ビタミンAを多く含む食品も、水銀に注意が必要なお魚も、1日に1～2切れ程食べた程度では直ちに胎児の健康に影響が出るものではありませんので、
例えば1人前たべたらその週はレバーなど他のビタミンAを多く含む食品や水銀に注意が必要なお魚を控えるなど調節していけば大丈夫ですよ。

またお困りの際にはお声掛けください。
どうぞよろしくお願いいたします。