乳製品の摂取について、野菜嫌いについて

つぐみさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
1歳1か月のお子さんのミルクと野菜嫌いについてお悩みなのですね。
以下順番にお答えしていきます。

①ミルクについて
卒乳をしたお子さんはカルシウムが不足しやすくなるので、牛乳や乳製品を1歳の目安量分のタンパク質とは別1日300～400gほど摂ることが推奨されています。

1日300～400gというのは牛乳、ヨーグルト、チーズ、フォロミなどを全て合わせた乳製品の目安量になりますので、牛乳が苦手な場合にはヨーグルトやチーズなどで補っても大丈夫ですよ。

ただ、チーズは乳製品の中でもカルシウム量や塩分量が多く、沢山は食べられない食材なので、チーズ20gで牛乳・ヨーグルト100g分と換算してくださいね。


②野菜嫌いについて
1～2歳頃は自我が芽生えてくる年齢なので、食事も好き嫌いがでやすくなってくることが多い時期です。
みじん切りだと目に見える形なので、できるだけ野菜が入っていることが分かりにくくなるように野菜をペースト状やブレンダーで細かくして、
カレーやシチュー、ハンバーグ、肉団子、お好み焼きやおやき、ホットケーキや蒸しパンなどに混ぜ込んだり、野菜のポタージュなどにするのもおすすめです。

いままで野菜を食べられていたお子さんであれば、将来的にまた野菜を食べられるようになる可能性は高いです。
だいたい学童期くらいになってくると、成長とともに好き嫌いは減ってくる傾向が多いですので、「今はこういう時期、いつかは食べてくれる」と長い目でお子さんの好き嫌いをサポートしていきましょう。
ほんの少しでも苦手な野菜を食べられたら、少し大げさなくらいに「すごいね！」「かっこいいね！」と褒めてあげると、やる気が高まって「また食べてみようかな」という気持ちになりやすくなります＾＾

市販の野菜ジュースは果汁がはいっている商品の場合には甘味が癖になりやすいことと、ジュースに加工する段階で食物繊維が除かれていたり、ビタミン・ミネラルなどの栄養素が減少していることもあるため注意が必要です。
野菜ジュースを飲ませる場合には1日コップ1杯までなど量を決めて飲ませ、基本は料理から野菜の栄養を摂ってもらううように心がけていけると良いかと思います。

またお力になれることがありましたらお声かけください。
どうぞよろしくお願いいたします。

カルシウムは牛乳、乳製品の他にも、小魚、小松菜、切り干し大根、大豆、大豆製品（豆腐、納豆、豆乳、きなこなど）にも多く含まれています。
カルシウムの吸収率は食品によって違って、牛乳・乳製品は約40%、小魚は約33%、野菜・豆類は約19%程度といわれており、乳製品が最も効率よくカルシウムを摂れるのですが、他の食品でも補うこともできますので、お子さんが摂りやすい方法でカルシウムを摂れるように工夫してみてくださいね＾＾

リゾットやスープも試してみて、またお野菜を好きになってくれると良いですね！
どうぞよろしくお願いいたします。