農薬や放射能、添加物について

ここさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
離乳食で食べさせる食材の添加物や農薬、放射能汚染などが気になっているのですね。

一般的には残留農薬や放射能による健康被害は心配ないとされています。
日本で使用が許可されている農薬は毒性検査が行われており、一日摂取許容量という安全性の基準が設けられています。
一日摂取許容量は、ヒトが農薬を使用した作物を生涯にわたって毎日摂取しても、健康になんら影響が生じないと推定される1日当りの摂取量です。

放射性物質も同様に安全基準が設けられており、基準値をクリアした食品のみが流通しています。
農薬や放射性物質は水で洗ったり、煮たり（茹で汁は捨てる）皮や外葉をむくことで汚染の低減が見込めますので、気になる場合にはそのような下処理を心掛けると良いかと思います。

添加物については、こちらも毎日食べ続けても安心な量を基準として使用量が決められていますので、乳幼児であっても基本的には毎日多量に摂取しなければ健康上の問題はありません。

また、基本的に赤ちゃんに食べさせることを前提に考えた商品やベビーフードなどは、使用を必要最低限にしているものがほとんどですので、こちらも過度に心配されなくても大丈夫かと思います。

【参考】ベビーフード自主規格　日本ベビーフード協議会
https://www.baby-food.jp/standard/standard.html#standard3

食品添加物＝体に悪いものというイメージがありますが、食品添加物は食品の製造・加工のために使われる調味料や保存料、着色料などで、「食品を加工しやすくするため」や「色や香りをつけて美味しそうにするため」「保存性を高めるため」などの用途で使用されていますので、食品添加物のすべてが危険というわけではなく、ある程度の添加物は食品の品質を高めるために必要不可欠なものです。
例えば、豆腐のにがり（塩化マグネシウム）やこんにゃくの凝固剤（水酸化カルシウム）なども食品添加物になります。

これらの物質に関してはどこまで許容するかご家庭の判断にゆだねる形になるのですが、赤ちゃんは大人と比べて身体が小さく、免疫や代謝機能も未熟ですので、個人的にはできるだけ安心・安全な食品を選びには気を付けるに越したことはないかと思いますが、あまり神経質になりすぎる必要はないかと思います。

どうぞご参考になさってくださいね。
よろしくお願いいたします。