栄養面についてと道具食べについて

ゆうさん、こんにちは。
ご相談いただきありがとうございます。

１歳４か月のお子様の栄養面と食具についてのご相談ですね。
ご質問に順番にお答えいたします。

１．栄養面について
冷凍野菜については、通常通りの栄養素と考えて使用しても大丈夫ですよ。　極端に栄養素が減ってしまうということは考えにくいです。
むしろ、生の野菜を家庭で長く茹でてしまったりすることの方が栄養価が逃げてしまうことがありますので、特に冷凍野菜だからと言って栄養価が変わるということはないです。
ただ、冷凍野菜の種類も限られていますので、いろいろな野菜を取り入れるという視点においては、できる範囲で種類多くのものを使用できると良いですね。

２．道具食べについて
まだ１歳４か月ですので、手づかみ食べ中心になっても問題いありません。　食具を使いたいという意欲が見られるのであれば、練習してあげても良いですが、お子様の意欲や意志を尊重してあげることがとても大切です。　早く練習すれば上手になるということでもないので、手指の発達がなされたら自然と食具も上手に握れるようになりますし、こぼさずに口に持っていくということもだんだんと学んでいきます。
食具が早期に使えることが良いということではないので、お子様のやりたいように意欲のままに介助してあげるということが大切な時期だと思います。
食卓にフォークやスプーンなどを一緒に置いておいて、お子様が持ちたがったらやらせてあげるというスタンスで良いと思います。大人が無理に持たせたり、練習することはないと思います。
ご参考までによろしくお願いいたします。

ゆうさん、こんにちは。
栄養面については、年齢別の目安量や推奨量等はありますが、それをすべて満たすよう栄養計算したり、成分表を見て食事のメニューを考える等は推奨していません。　
毎日の食事を子供に与えるために、栄養士であっても栄養価計算をするということはないですよ。　例えば、内臓疾患など重篤な病気がある場合は、たんぱく質や塩分を制限した食事を考えなくてはいけませんが、食事が極端に少なかったり、食事の回数が少なかったり、何か特定のものばかり食べたりということがなければ、栄養不足・過剰摂取につながるということは考えにくいです。

栄養面を考えるうえで一番大切なのは、生涯において、「栄養バランスよく食べる」ということです。これは子供も大人も妊婦さんもすべて同じ考えです。　「栄養バランスよく」というのは、1食のうちで、炭水化物・たんぱく質・野菜類等がそろっている食事ということです。　その中でも炭水化物は全体のエネルギー量の半分程度となります。たんぱく質が多すぎても、少なすぎても良くありませんが、1食のうちでバランスが整えることができなければ、その日の食事で調整してあげて良いですし、それも難しいことがあれば、3日くらいのスパンで、全体的な栄養バランスを見てあげれば良いですよ。

1食満足に食事を摂れなかったとしても、それだけで栄養不足になるということはないですし、1日もしくは3日くらいのスパンで炭水化物・たんぱく質・野菜類をバランスよく摂れていれば大丈夫です。厚生労働省の「食事バランスガイド」も参考にされてくださいね。
1歳～2歳児は成人女性の約半分程度が目安となりますので、お母さんの食事の半分くらいを目安としていただくとわかりやすいと思います。

【食事バランスガイド】(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/pdf/eiyou-syokuji7.pdf

必ずしもこれに当てはめなくてはいけないということではないです。これを参考にしながらも、お子様の発達や活動量等に応じて、食事量を調整してあげてくださいね。

よろしくお願いいたします。