注意する食べ物

rura
焼き鳥のぼんじり、ハツ、もも、かわ、砂肝を一本ずつ食べてしまったのですが、後々調べたらあまり良くないとの事で不安になり、妊娠13wでこういった物は控えた方がいいのでしょうか?
またフォワグラのポワレ や牛フィレ肉のポワレ等
結婚式に参列する為、コース料理を食べる機会があり控えた方がいいでしょうか? 赤ワインソースもアルコールがある為シェフに違う物に変更した方がいいのか、分からない事だらけで教えて頂けると嬉しいです。

2022/7/28 20:03

久野多恵

管理栄養士
ARSさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。

妊娠中に注意する食べ物に関するご相談ですね。
焼き鳥は、しっかりと加熱してあれば、食べても大丈夫です。 

一点気にして頂きたいのが、ビタミンA摂取過剰についてです。
レバーは鉄分豊富な食材の代表ですが、摂り過ぎにも注意が必要です。
レバーには、ビタミンA(レチノール)が多く含まれていますので、過剰に摂取する事で赤ちゃんの発育に影響を及ぼす事がある為、注意が必要です。ただ、量を守って食べればとても栄養価が高く、鉄分も豊富含まれているものになりますので、お勧め食材でもあります。 食べてはいけないものではありませんので、以下の量を守って食べるようにしましょう。

日本人の食事摂取基準によると、妊婦が1日に摂取したいビタミンAの量は、18~29歳の妊婦なら、妊娠初期~中期で650μg、妊娠後期で730μg。30~49歳の妊婦は、妊娠初期~中期で700μg、妊娠後期で780μgとされています。
また、耐容上限量(1日にこの値を超えて摂取すると、過剰症のリスクが発生する量)は、2700μgとされています。妊婦は、この耐容上限量を超えないように十分注意しましょう。

レバーに含まれるビタミンA(レチノール)の量は以下になります。
鶏レバー100g中 14000㎍
豚レバー100g中 13000㎍
牛レバー100g中 1100㎍

例えば、レチノール含有量が一番高い鶏レバーにおいても、1~2週間に1回の頻度で焼き鳥1本分くらい(30g)程度であれば問題ない量になります。

ビタミンA過剰症は、妊娠初期から中期にかけて特に気をつけたい時期にはなりますが、妊娠後期も摂り過ぎには注意して鉄分が豊富な食材を色々と取り入れる様にしていきましょう。


フォアグラについてもビタミンAが多く含まれる食材となります。 ただ、1食分召し上がったとしても、耐容上限量を超える量にはなりませんので、しっかりと加熱されている調理法であれば大丈夫です。 結婚式の調理していただけるシェフには妊娠している旨をあらかじめお伝えしておくと安心ですね。

加熱不十分の肉や魚や肉のパテ、ナチュラルチーズ、スモークサーモン、生ハム等が食べてはいけないものになります。 どのような食材もしっかりと加熱してもらうようにしましょう。
赤ワインソースは、加熱してアルコールが飛んでいれば大丈夫です。 シェフに確認してください。

医師監修のこちらの記事もご参考ください。よろしくお願いいたします。

【医師監修】妊娠中の食事で気を付けることとは?妊娠中に良い食べ物・注意したい食べ物
https://baby-calendar.jp/knowledge/pregnancy/1318

2022/7/29 23:14

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