ケーキについて

maru
今妊娠5ヶ月なのですが、今日、友人が買ってきてくれたケーキを一切れ食べました。
買ってきてもらったものだったので言いにくくて食べてしまったのですが、アルコールが入っている様な気がしたのと、チョコレートが使われていました。
チョコレートのカフェインも、お酒の影響も心配です。普段はカフェインの摂取には気をつけていますし、お酒は普段から飲みません。
ケーキ一切れに入っている量で赤ちゃんに影響するでしょうか。

2022/6/18 19:18

久野多恵

管理栄養士
maruさん、こんにちは。
ご相談いただきありがとうございます。

妊娠中にアルコールやチョコレートが含まれるケーキを召し上がり、心配なお気持ちなのですね。

結果から申しますと、胎児に影響がでるほどのものではないので、安心していただいて大丈夫です。

妊娠中はアルコールを控えなければなりませんが、お菓子や調味料、食材等に少量含まれる程度の量でしたら問題ないと言われますよ。

胎児性アルコール症候群は、日常的に多量にアルコールを飲酒する母親のお子様に認められる症状となります。 
妊娠期にアルコールを常用すると、知能障害、発育障害を伴う胎児性アルコール症候群の子どもが生まれる可能性が高まると言われます。
胎児性アルコール症候群は、1 日に純アルコール(エタノール換算)60ml 以上の摂取で高頻度の発症が認められています。純アルコール60ml は約50g に相当し、ビールでは中瓶約2.5 本(1250ml)、清酒では約2 合(400ml)、ウイスキーではダブル約2.5 杯(150ml)、ワインではグラス約4 杯(500ml)に相当します。

普段はお酒を飲まれないようですし、アルコールを多量に摂取したわけではありませんので大丈夫です。


またカフェインについて、チョコレートにはカフェインが含まれますが、過剰摂取になるほどの量は含まれていませんので、少量食べる分には問題ありません。

チョコレート1枚50gに含まれるカフェイン量は、15mg程度です。妊娠中に安全とされるカフェイン量は200~300mg以下という目安があります。
カフェインだけを考慮すると、チョコレート1枚50g食べてもカフェインの摂りすぎにはなりませんが、糖分・脂肪分・エネルギー量のことを考えると、2~3かけ程度、頻度や量に気を付けて摂取していただければ大丈夫です。
チョコレートには糖分・脂肪分が多く含まれますから、多く摂取する事で妊娠中に肥満になり、胎児の体重増加、妊娠高血圧症候群などのリスクが上がります。重症になると早産や帝王切開での出産率が上がります。

また、妊娠中はホルモンバランスの影響で、唾液が減り虫歯ができやすい環境です。
チョコレートは、溶けて口の中いっぱいに広がるので、虫歯になりやすいお菓子です。少量程度にとどめて、食べた後は歯を磨きましょう。

以上ご参考までによろしくお願いいたします。

2022/6/19 14:19

maru

妊娠16週
ありがとうございます!
不安に思ってストレスに感じていたのでとても安心しました! 

2022/6/19 14:55

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