ジャガイモを代替食にすることについて

お隣さん
いつもお世話になっております。

今回はちょっと変わった相談なのですが、 私は現在妊娠糖尿病で血糖コントロールによる 食事管理をしており、食後2時間の血糖値測定をしています。

現在炭水化物は一食で3単位、分食で1単位です。 

米は血糖値が上がりやすく、気休めかもしれませんがイージーファイバー を併用しています。
麺類、ライ麦パンは基準値内に収められます。
米食と小麦以外に他に何かないものかと考え、米の時の一食をジャガイモに置き換えることにしました。

 ジャガイモ3単位で330g、なかなかのボリュームではありますが、基準値内に収まっています。
食べ方は茹でです。

 ただ、栄養素的にジャガイモが主食で良いものか、摂りすぎの栄養分がないか、気がつかない程度のソラニンが入っていて赤ちゃんに影響がおきないか 、アクリルアミドは茹でであれば考えなくてもよいものか…いろいろ悩んでいます。

病院では、やってもいいとは思うが、ジャガイモを主食にした人はいないからわからないと言われてしまいました。

一藁先生のご意見をお聞きしたいです。
よろしくお願い致します。

2022/6/2 23:45

一藁暁子

管理栄養士
お隣さんさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
現在血糖コントロールで主食の量を調整されているのですね。
交換表の単位計算もされており、とてもよく頑張られていますね。

じゃがいもは野菜の中では炭水化物が多い食材ですが、米飯に比べるとカロリーが低く、ビタミンCや食物繊維が多いので、主食としてじゃがいもを召し上がっていただいても特に問題はありませんよ。

ただ、炊いたご飯は味付けなどしなくても食べられますが、じゃがいもは調理する際に油脂や塩分を使いやすい傾向があるので、食事全体の栄養バランスや塩分量を考慮して、油や塩分を過剰に摂りすぎないように気を付けましょう。

アクリルアミドは120℃以上の高温で揚げたり炒めたりすると生成されやすいので、気になる場合には「茹でる」「蒸す」といった調理法にされると安心かと思います。

ソラニンについては、体重1kgあたり1mg以上のソラニンやチャコニンを摂取すると中毒症状が出るといわれていますので、下処理の段階でしっかりじゃがいもの芽を取り除いて、緑色になっているじゃがいもは食べないようにするなどの点に気を付けていれば過度に心配する必要はありませんよ。

普通の米飯は食物繊維が少ないので、イージーファイバーを加えているのは良い方法ですね。他にも、もち麦や雑穀を加えると血糖値の上昇を緩やかにする効果がありますのでぜひお試しくださいね。

お食事全体にも言えることですが、主食についても、ごはん・パン・麺・芋類と色々な食材をバランスよく摂ることで、より栄養バランスが向上しやすくなりますので、ぜひ様々な食材を取り入れて日々のお食事を楽しまれてください。

糖尿病の食事管理は慣れるまでは大変かと思いますが、また何かお力になれることがありましたらお声かけください。
どうぞよろしくお願いいたします。


2022/6/3 18:03

お隣さん

妊娠22週
素早い御返答、ありがとうございます。
今は妊娠糖尿病だけですが、塩分取りすぎで高血圧が出て来たら目も当てられないので、油脂、塩分は気をつけていこうと思います。
今回も丁寧に解説してくださり、ありがとうございました!
血糖コントロールがんばっていきます。 

2022/6/3 18:08

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