缶詰食品について

さくらんぼ
お世話になっております。妊娠5週5日のさくらんぼです。

先日から、軽度ではありますがつわり症状が始まりました。そのため、炭酸飲料や、ゼリー等、あっさりしたものが食べたくなっております。
また、食べづわりのような症状もあり、市販のグミや飴をこまめに食べたい気もしております。

そこで、ゼリーを作るときに使用します、フルーツ缶など、缶詰食品、また、炭酸飲料や、グミなどの既製品は、赤ちゃんの成長に影響があるのか気になり、ご質問させていただきました。

(私の母などは、コーラやポテチもダメ、自然のものだ食べるようにと言っております。)

よろしくお願い申し上げます。

2022/5/30 18:30

久野多恵

管理栄養士
さくらんぼさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。

つわり症状があり、食べるものも限定的になってしまうのですね。
つわりの際は、基本的に、食べたいものを食べたいときに食べられるだけ食べるというお考えで大丈夫です。 ただその中でも栄養が補えるものであるとより良いとは思いますが、つわりの際は選んで食べるということも難しいことがありますので、食べたいものを食べていただいて良いと思いますよ。 あっさりしたものが好む場合は、果物や冷凍フルーツなどもお勧めです。 グミや飴は糖分が多いものですが、多くの量を一気に食べる事がなければ問題ないです。 赤ちゃんの成長に影響があるということもないです。 
炭酸飲料も糖分がとても多いので、糖分のない炭酸水をノンカフェインの飲料に混ぜて摂取するのもお勧めです。
ポテトチップやフライドポテト等もつわり時に無償に食べたくなるという方も多いです。

加工品ではなく自然なものを食べらればよいというのはそうですが、選ぶことができないつわり時はあまり気にされないように過ごすことも大切ですよ。
つわりが落ち着いて食材を選べる場合は、市販のお菓子等ではなく栄養価が高いものを選べると良いですね。

缶詰食品は塩分が多いことと、BPA(ビスフェノールA)について、注意が必要であるということがあります。
1997 年頃から、BPA の暴露により内分泌系及び生殖系への影響があることが指摘され、その後、これらに関する試験結果が数多く報告されています。
妊娠又は授乳中に高用量のBPA の暴露を受けると、マウスの動物実験において、思春期遅延、成長低下、生存率低下などの発達への影響が報告されているが、ヒトの生殖発生や発達に悪影響が及んだという直接的な証拠はないとされています。

国内で製造される食品缶や飲料缶について、他の合成樹脂を容器に用いるなどの技術改良により、ビスフェノールAの溶出が少ないものへ改善が進んでいるようです。また、関係事業者によって自主的な取り組みがなされてきており、2008年7月には業界としてのガイドラインが制定されています。

厚生労働省は、BPAについてのQ&Aを公開してします。参考にして下さい。
【ビスフェノールAについてのQ&A】(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kigu/topics/080707-1.html

具体的には、偏った食事を避け、毎食缶詰を中心とするような食生活にならないよう、いろいろな食品をバランスよく摂るように心がけることが大切と結論づけています。

時々缶詰食品を使用するというような頻度であれば問題ないですし、フルーツであれば缶詰ではなく、パウチタイプの商品も数多く市販されています。
使用する頻度や量などを考慮して缶詰の使用をしていただくとよろしいかと思います。

よろしくお願いいたします。


2022/5/30 21:01

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