食事内容と量　むくみについて

miさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。

妊娠中の食事内容と量、むくみについてのご相談ですね。

一般的に1日に摂取するエネルギーの約半分を炭水化物から摂取するように推奨されています。これは妊娠期だからということではなく、日本人の食事摂取基準においては、どの年齢においても、総エネルギーの50～65％を炭水化物から得られるエネルギーから摂取するように目標値が定められています。

炭水化物が全く摂取できていないということから、一般的に考えられることは、たんぱく質量が多くなりすぎる、1日のエネルギー量が不足して体力維持できない、体内代謝が悪くなる、総塩分摂取量が多くなる。それによって、妊娠高血圧症候群やむくみなどの症状が現れやすくなる、等です。

炭水化物は体内の代謝にとってとても大切な栄養素でもありますので、米、麺類、パン、オートミール、パスタ、ビーフン、おやき、グラノーラ等から少しでも糖質を摂取できると安心ですね。　炭水化物をまったく摂取しないことで胎児にどのような影響があるかはわかりませんが、糖質が極端に少ないと、赤ちゃんに送る糖質も少なくなりますので、栄養分が充分に運ばれなくなるということは少なからずあるとは思います。
実際にどのような影響があるかどうかは医師にご確認くださいね。

また、むくみについては、上記のように塩分過多が原因であるかどうかはわかりませんが、水分の摂り過ぎもむくみの原因になることがあります。　実際には妊婦は非妊娠時よりも多くの水分を摂取するように推奨されていますが、個人の代謝や活動量等にも関わってきますので、たくさん飲んだ時に必ずむくんでしまうということであれば、少し飲む量を減らしても良いように思いますよ。
こちらも合わせて医師に相談していただくと安心です。

腫みの原因は、睡眠不足や運動不足、ストレス、腎疾患などもありますが、塩分の摂りすぎも一因にあります。　減塩のコツを参考にして頂き食事内容に気をつけていきましょう。

【減塩のコツ】
●だしをきかせる。(塩分入りの粉末だしではなく、天然だしを使用する。)
●香りをきかせる。(生姜、ゆず、わさび、スパイスなどを使用する。)
●酢や柑橘類などの酸味をきかせる。
●食材本来の持ち味を活かす。
●調味料は計って使う。(食卓に調味料を置かない。)
●外食時や市販の惣菜を利用するときは特に塩分表示に注意する。

また、野菜や果物に含まれるカリウムには、ナトリウムを排泄する作用がありますので、1日３５０ｇを目標に野菜をしっかりと取り入れていかれると良いように思いますよ。
1食あたり、生野菜であれば両手1杯分、加熱した野菜であれば片手1杯分を目安に取り入れていきましょう。野菜を食べるために、ドレッシング等塩分が多いものをたくさん摂取することがないように調理して下さいね。
よろしくお願いいたします。

miさん、お返事ありがとうございます。
また何かお困りのことがあればいつでもお声かけくださいね。