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前は食べていたのに食べなくなってしまいました

もえぞう
こんにちは
1歳7ヶ月の息子のご飯のことで相談します。

うどんやおにぎり、チキンライスやナゲット、ウインナーなど、以前食べていた物でも食べなくなってしまい毎日パン、ヨーグルト、フルーツなどばかり食べています。
飽きたのかなと思い1週間〜10日ほど空けてまた出してみても、はたき落として嫌がります。
お肉は時々しか食べず、緑のお野菜などは初めから全く食べません。
 私も何を作っても食べてくれず参ってしまい、朝昼は私自身作るのが大変でパンやプロテインなどしか食べないので、息子にも食べそうなものだけあげています。
夜は大人の夕食で息子にも取り分けられるように作っていますが、食べてくれないことも多く栄養面が心配です。
特に卵アレルギーもあるためタンパク質食材は不足しがちです。
フォローアップミルクなどもいろいろな飲ませ方で試してみましたが飲んでくれません。
    
どうやったら食べてくれなくなったものや、新しい食べ物など食べてくれますか?
 よろしくお願いします。

2022/4/2 21:17

久野多恵

管理栄養士
もえぞうさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。

1歳7か月のお子様のお食事に関するご相談ですね。
以前は食べていたものを食べてくれなくなってしまったとのこと、お母さんとしてはとても悲しくなってしまいますし、心配な気持ちも出てきてしまいますよね。

この時期は自我が芽生えて自己主張が伸びる時期なので、その影響が食事にも現れています。おかあさんは栄養バランスよく食べて欲しいと思ってもなかなかむずかしいのがこの頃のお食事です。 その中でも好きなものを出してあげるなど上手にやられていると思いますよ。 毎日頑張っていらっしゃいますね。偏食や食べムラはこの時期の健やかな成長の証でもありますので、上手く付き合っていけると良いですね。

食べないものを作るのはとてもお辛く、億劫になってしまうお気持ちもとても理解が出来ます。 ただ、作って食べなかったら無駄なく大人が美味しそうに食べる事を見せてあげれば良いので、食べ慣れない食材も時々食卓にあげるようにしましょう。 食べ進まないものでも10回以上は試さないと受け入れられないというデータもあります。
根気が必要になりますし、もどかしさはあるのですが、食体験を増やしていくという糧は今後の豊かな食生活を送る為にも大切な過程になりますので、余裕がある時には進めてあげてくださいね。

お子様の為に別メニューを作ると、食べてくれなかった時の落胆が大きいので、大人の食事からの取り分けメニューを進めていき、お母さんと同じものを食べられる喜びも教えてあげて下さいね。 煮物、蒸し物、炒め物、鍋物などお子様に取り分ける前提で大人のメニューを考えると、減塩になり、生活習慣病予防にも繋がります。

この時期は食べさせられる事を極端に嫌う時期でもありますので、食事の役割分担を決めて、食事はお子様主導で進めると、双方にとってストレスフリーになります。
食事のメニューを決めて、食事を作って、お子様の目の前に出してあげる。ここまでが大人の役割です。
食べるのか食べないのか、何から食べるのか、どのように食べるのか、どれから食べるのか、これらを決めるのは子供の役割です。
手づかみ食べが出来るのであれば、凝視しない程度に見守ってあげましょう。 そして介助が必要な時は、「ママが手伝おうか?」「食べられる?」などと声掛けして、サポートしてあげると良いです。

食事を綺麗に食べられなくても大丈夫です。 手づかみで握りつぶしたり、投げ飛ばしたりという経験も貴重な食体験ですし、次はどのくらいの力加減で握ったらつぶれないかな?という事を自分自身で体験して学んでいきます。 汚しながら、潰しながら、投げ飛ばしたりしながら食材の特性を学んでいる学習の時期だと考えると、少し楽になるかと思います。

親と子供の役割分担を決めて、ストレスが無いように進めてみて下さいね。
偏食外来のパンフレットに参考になる内容がかかれていますので、ご覧いただければと思います。

⓪神奈川県立こども医療センター偏食外来パンフレット0
 心の準備編「どうしてたべてくれないの?」

http://www.kanagawa-syounihokenkyoukai.jp/images_mt/henshokupump0read.pdf


また、食事の際に何か楽しい要素を取り入れて頂くと、だんだんと食事にも興味が出てくるのかなと思います。 好きなパンをクッキー型で一緒にくり抜いて、そこにツナやチーズなどを挟んで、一緒におままごと感覚で調理過程を手伝ってもらうという方法もお勧めです。 そのような楽しい経験の積み重ねが、その他の食材も食べてみようかな?と思えるきかっけ作りにもなりますよ。 
野菜スープに入れる野菜も可愛い形にくり抜いたり、一緒にフリフリおにぎりを作ったり、パンにヨーグルトなどを塗ってくるくるサンドイッチを作ったり、お子様ができそうな事を一緒にやってみるというのもポイントとなります。
お人形に食べさせる真似をしたり、お母さんとお子さんで食べさせ合いっこをするのも良いですね。
お子様の興味があるものは何かな?と考えつつ、何かテンションが上がる要素をとりいれながら進めていけると良いですね。

この時期は間食の時間もお食事の一部をなるものを与えるのが望ましいので、食事を切り上げて摂りきれなかった栄養を間食の時間に補食として与える様に考えていけると良いですね。 間食として望ましいものは、おにぎり、ホットケーキ、蒸しパン、スティックパン、コーンフレーク、ふかし芋、ヨーグルト、チーズ、果物などです。

おやつの取り入れ方について、また、小食の対応について私が監修した記事がありますので、参考にして頂けたら幸いです。

【子どもが偏食になる原因を解説!栄養の不足分はおやつでカバー!】
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/14916

【小食について、年代別に見直しポイントやアドバイスを紹介!】
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/14918

偏食や食べむらの対処の基本は、「決して無理強いしない」「スプーンで食べさせるよりも、手づかみ食べを進める」「空腹をつくるためにだらだら食べをせずに、20~30分以内に終える」「気が散らないように食事環境を整える」「して欲しいことをし始めたら褒め、して欲しくないことは注目しない」です。

色々記載しましたが、何かヒントになりそうなことがあれば幸いです。 
無理なく取り組めそうなところから少しずつ進めてみましょう。

2022/4/2 22:00

もえぞう

1歳7カ月
詳しくありがとうございます。

以前は食べないものを食べさせようと先に出して後から好きな食べ物を出していましたが、親と子の役割分担を教えていただき全ていっぺんに出して見守るようにして食べさせてみました。
苦手なものはまだ食べようとはしてくれませんが、以前のように嫌がって怒ってはたき落としたりせず、触ってつかんで捨てて遊んだりしています。
それも食体験だと思い、食べないものも無理強いしないで出していこうと思います。

パンなども甘いスティックパンばかりで食パンなどは食べませんが、好きなキャラクターのクッキー型で抜いたりと工夫してみようと思います。
発達が遅めで大人の真似などまだあまりできず、息子自身がクッキー型で抜いたりフリフリおにぎりなどは難しそうですが、食べさせ合いっこなど出来そうなことから取り組んでいこうと思います。

またおやつですが、ご飯や麺類、野菜やお肉を食べないので3食の食事がおやつとしてあげてもらったようなものばかりで内容が被ってしまいます。
同じものばかり食べさせるとすぐ飽きてしまい、すでに蒸しパンやふかし芋などは飽きて食べなくなくなってしまいました。
ご飯と同じものをあげたくないので、おやつにベビー用のお煎餅やノンフライのスナックなど、薄味で出来るだけ鉄分やカルシウムなどが入っているものを選んで手作りのラッシーと一緒にあげていますが、あまり良くないでしょうか?  

2022/4/5 17:44

久野多恵

管理栄養士
もえぞうさん、お返事ありがとうございます。
その後、とても頑張って進めらえrていますね。食べさせあいっこも慣れてくると楽しくなると思いますよ。
おやつにベビー用のおせんべいやノンフライのスナックでも良いと思います。薄味を心掛け癖になりすぎないように与えていけると良いですね。手作りのラッシーと一緒にというのはとても素晴らしいと思います。

2022/4/6 17:24

もえぞう

1歳7カ月
薄味のものを選んでクセにならないよう気をつけようと思います。
ありがとうございました!

2022/4/6 18:18

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