食事の時

リーリ
食事は離乳食にしましたが、3口くらいで飽きて、吐いてしまいます。また、ベビーチェアに長く座ってられません。体重も、この1ヶ月間8kgからほとんど増えて無いので、アドバイス、ご意見を頂きます様、宜しくお願い致します。

2020/8/23 14:31

一藁暁子

管理栄養士
リーリさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
お子さんが離乳食をあまり食べてくれずお悩みなのですね。

お子さんの月齢は現在8ヶ月で離乳食中期でよろしいでしょうか。

食事量が少なく、体重もなかなか増えないとのことで心配なお気持ちかと思います。

ここ最近、お子さんが体調を崩されたり、母乳やミルクの量が減ってきていたり、水分補給で湯冷ましや麦茶の量が増えているといったことはないでしょうか?
また、ズリバイやハイハイが始まりお子さんの活動量が増えたり、身長が伸びている時期や、病中・病後は体重増加が停滞しやすくなります。
これらの原因も特に当てはまらない場合で、数ヶ月体重の横ばいや低下が見られる時は一度小児科で診てもらうと安心です。

離乳食の進み方は個人差がありますので、お子さんのペースに合わせて焦らず進めていただければと思いますが、
以下、離乳食を食べてもらうための基本的なポイントをいくつかお伝えしますので、参考にしていただけたら幸いです。


☆授乳と食事リズム
離乳食を食べてもらうには離乳食の時間にお腹をしっかりすかせることがとても大事です。
母乳を頻回にあたえているとなかなかお腹がすきませんので、前回の授乳から離乳食までは3~4時間空けるようにして、授乳と食事のリズムもつけていけると良いです。


☆食べさせ方
離乳食を吐いてしまうとのことですが、スプーンで与える一口量が多すぎたり、スプーンを口の奥まで入れていたり、上あごの擦り付けるように食べさせていないか、また離乳食の粘度が強すぎていないかなどもチェックしてみてください。

赤ちゃんは食べ物を噛んだり飲み込むためには口の中に舌を動かすためのスペースが必要なので、口いっぱいに食べさせたり、スプーンを口の奥まで入れたりするとうまく噛んだり飲み込むことができずオエッとえずいてしまいます。

離乳食の食べさせ方は、離乳食用のスプーンにすりきり1杯程度の量をお子さんの下唇にそっと乗せて、お子さん自身が口の中に取り込めるように食べさせてあげてくださいね。
しっかり飲み込んで口の中が空っぽになったのを確認してから次の一口をあげましょう。


☆離乳食の食形態
急に食形態を上げると、食べにくさから食事量が減ってしまうことがあります。
食形態は全部のメニューを一気に変えることはせず、少量一品から少しずつ大きめ硬めの料理を慣れさせていくことをおすすめします。

月齢にあった食材の硬さや大きさがわかりにくい場合は、市販のベビーフードの食形態なども参考にしてみてくださいね。


☆味付け
離乳食よりも母乳やミルクが好きなお子さんであれば、離乳食に食材として母乳やミルクを混ぜてあげるのも効果的です。
また、お出汁やコンソメ、少量の調味料や油脂(バターやごま油)など、ほんのり旨味や香りを加えてあげると食欲が出てくる場合もあります。


☆椅子について
まだお座りが安定していないお子さんや、抱っこの方が落ち着いて食べられるお子さんの場合は、親御さんの膝の上で食べさせてあげても大丈夫です。

ただ、もぐもぐ・カミカミと噛む動作を習得する時期になったら、お子さんの足裏が床や足板につく高さのベビーチェアーに座らせた方が、顎に力が入るので固形物を食べる練習がしやすくなります。

ベビーチェアーのベルトがきつすぎたり、ゆるすぎてていないか、首や背中が安定しているか(隙間があるときはクッションやタオルを挟むと良いです。)、お腹が苦しそうじゃないかなど、よく観察してみてくださいね。


色々と書きましたが、お子さんの様子をみながらリーリさんが無理なくできそうなことから取り入れて実践してみてください。

また気になることやご不安なことなどありましたらご相談くださいね。
よろしくお願いいたします。

2020/8/24 10:32

相談はこちら

相談受付中の専門家

0歳8カ月の注目相談

0歳9カ月の注目相談

妊娠中の食事・体重管理の注目相談

相談はこちら

相談受付中の専門家