閲覧数:969

食べる時と食べない時の差が激しいです。

あいちー
1歳3ヶ月の双子姉妹の食事なのですがタイトルの通り差が激しく困っています。

食事形態はほぼ幼児食よりです。
普段あげるご飯は夫が主に作っています。野菜をみじん切りにしたものと本だしや中華だしを少量入れて刻んだのり、天かす等を鍋に入れて煮込んだ混ぜご飯をあげるのが1番多いです。ご飯は軟飯よりのものも普通に炊いたものも食べてます。その他にも赤ちゃん用のレトルトカレーやBFのご飯、食パン、かにぱん、うどん、おやき全般、ミートスパゲッティやたらこスパゲッティも食べています。好き嫌いは2人ともほとんどないです。

 ですが、あまり家で出てこないメニューはほとんど嫌がる事が多いです。
今まで作って食べなかったものは
・1歳から食べられるラーメンに乗せた一口大の野菜(麺は食べましたが野菜はほとんど手付かず)  
・ 1歳からのケチャップ(これを使って以前ピザトーストやチキンライスを作りましたが双子の姉が特に嫌がりほとんど食べず…)
・ブロッコリーをツリーに見立てたサラダ(青臭さが出たのか2人とも一口二口食べれば良い方でした) 
それとお皿が1つではなく2つ以上あると食べ進めるのに時間がかかります。
 
最近は双子の姉が自分で手掴みをして食べるようになりました。それと引き換えに自分が手を出して食べている物以外は拒否をするようになり、食後に水を飲ませているのですがそれもコップ飲みせずスプーンでしか受け付けてくれなくなりました。スープもたまにですが出しても飲んだり飲まなかったりです。
 
もうすぐ保育園に入るので 一品物だけでなく数があっても無理なく食べたりするにはどうしたらいいでしょうか?

2022/2/24 19:13

久野多恵

管理栄養士
あいちーさん、おはようございます。
ご相談いただきありがとうございます。

1歳3か月のお子様のお食事に関するご相談ですね。
幼児食よりで食事を進められているのはとても素晴らしいことですし、手をかけておいしそうなご飯を準備されていますね。
普通のご飯も食べられていて、食に興味があること自体はとても喜ばしいことです。 ご主人様と協力して素晴らしい育児をされていますね。

もともと人間には「新寄の恐怖」といって、食べ慣れない物への恐怖や警戒心があります。それは、自分の身を守る上で大事な感覚とされており、初めて見るものに対して、また食べ慣れないものに対して、恐怖心を持って警戒するという行動がみられます。お子さんの食事で悩む方は、このような事実があることをママやパパがしっかりと理解することで、客観的に子どもの食事について向き合いやすくなります。
このような恐怖心や警戒心は、お子さんが健やかに成長している証になります。そのため、気分によって食べたくない日があったり、苦手な食べ物があったりするのは当然のことと考えましょう。親ははこのような事実を受け止め、子どもの反応に一喜一憂せず、ゆったりとかまえる姿勢が大切です。そして、楽しい食事の雰囲気づくりをおこなったり、少しでもお子さんが食べたら褒めるなど、食べ物に対して前向きになれるようなサポートをおこない、食体験を日々積み重ねていきましょう。
ここで気を付けてほしいのが「偏食で食べないのが当たり前だったら、仕方がない」と諦めてしまうことです。親が何もサポートをおこなわないと、子どもは食体験からますます遠のいてしまい、偏食が悪化しかねない状態になります。そのため「偏食」は長期戦だと考えることがポイントになります。何回も同じ食材を繰り返し食べさせることで、少しずつ食材に慣れていきますので、長期スパンで何回もチャレンジし、子どもの食体験を増やしていくことが重要になります。もどかしさもあり、なかなか進まない事でのイライラ感もあるかもしれませんが、食事の時間を楽しい雰囲気で良い印象にしていく事が、今後のお子様の成長、心を豊かに育てる事にも繋がると感じます。
その工夫として、食に興味を持たせるために子どものテンションを上げることはおすすめです。好きなキャラクターの食器にしたり、100均などで売っている道具を使って、見た目をかわいくするということも良いですね。
食事は五感を使うもので、視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚の五感をフルに活用するというのは食だけとされています。子どもが「おいしそうだなぁ」「かわいいな」という視覚から入り、ポリポリと触感が良いものだったり、おいしそうなにおいだったり、食材を触ったりして確かめるなど、五感をフル活用できる食べさせ方も効果的です。
2歳くらいまでの子どもは、大人に食べさせてもらうのをすごく嫌がる時期でもあり、自我が強く自己中心になりやすい時期になります。そのため、子どもの気持ちにある程度寄り添い、強制をしないことが大切です。

お姉ちゃんのほうは自分で食べられるようになったこと自体とても素晴らしいことです。 ぜひこの意欲を育ててあげましょう。上手に食べられなくても大丈夫です。 失敗の体験がお子様の財産となりますよ。 失敗しながら、次はどのように持ったら上手に持てるかな? などと自分自身で身をもって体験することはとても大切です。
周囲が汚れたり、食べて欲しいものを食べてくれなかったりで、もどかしさもあるとは思いますが、少し見守りの姿勢を続けて、お子様の自立心を育ててあげられると良いですね。

1品ものだけでなくいろいろ食べて欲しいですよね。 親としては当然の感情だと思います。 上記しましたように、自立心を育ててあげつつ、焦らず、お子様の能力を信じていろいろ体験させてあげる事が、お子様の食体験につながり、いろいろなものに慣れて食べられるようになってくるのだと思いますよ。
また保育園に通いだすと周りのお子様から刺激を受けて、学習していろいろ食べられるようになります。 保育園入所までになんとしなくては!と考えなくても大丈夫なので、お子様のペースをみまもりつつ、今の素晴らしい食育を続けてくださいね。

2022/2/25 10:27

相談はこちら

相談受付中の専門家

1歳3カ月の注目相談

1歳4カ月の注目相談

離乳食の注目相談

相談はこちら

相談受付中の専門家