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口いっぱいに詰め込む

りんご
1歳3ヶ月の子供です。
今は手掴み食べやスプーンやフォークに食材を のせて渡してあげて食べさせたり、自分で食べる練習をしています。まだ口の中に食べ物があるのに次の食べ物を入れようとしたり、結構大きめのものも一口で詰め込もうとします。どのような工夫をすれば、大きなものをかじったり、どんどん詰め込まないようになるでしょうか?歯は8本位生えてますが、うまくかじりとれていない気もします。
過去に2回ほどハンバーグ、野菜スティックを喉に詰まらせたので心配です。
 
今までの子供の食事の様子など ↓
基本的に何でも食べる。
手掴み食べは9ヶ月頃からやっているが、最初の頃から、詰め込む、一口が大きい、お粥などは特に咀嚼回数が少なくて丸呑みみたい。
ハンバーグや人参スティック、ブロッコリーや おにぎり、食パンスティック、パンケーキおやきなどで大きさや形 など色々試したつもりですが…これと言った方法がわからないです。

よろしくお願いします 。

2022/2/19 20:37

一藁暁子

管理栄養士
りんごさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
1歳3か月のお子さんのかじり取りや詰込み食べについてお悩みなのですね。

現在は手づかみ食べと、スプーンやフォークに食べ物を乗せて、手に渡してあげて食べさせているのですね。
1~1歳半の離乳食完了期では、やわらかい肉団子くらいの硬さのものを、前歯でかじりとり、歯の奥や歯ぐきでつぶして食べることを覚えていく時期です。
個人差はありますが、少しずつ食具を手に持って自分で食べることもできるようになってくる頃ですので、月齢相応の食べる力はしっかり身についているご様子ですね。
上手に練習を進められており素晴らしいと思います。

1歳頃はまだ自分に合った一口量を少しずつ学習している段階なので、食べることが好きなお子さんや食欲旺盛なお子さんだとつい早食いや詰込み食べをしてしまう傾向があります。
食べる意欲があることはとても良いことなのですが、詰込み食べや丸呑みは誤嚥のリスクもあるので、少し大変ではありますが、今の時期はまだ親御さんが側で見守って、サポートしてあげながら食べさせていく必要があります。

対策としては、以下の方法がおすすめです。

①スプーンやフォークにのせる食材の量を少なめにする。(スプーン山盛りに乗せない)
②お子さんの口の中が空っぽになったのを確認してから、次の食材を与える
③「カミカミしようね」「ゆっくり食べようね」と声掛けしたり、噛んで食べる動作を目の前でみせてあげて咀嚼を促す
④お子さんの口幅より長め・大き目の食材を自分で一口サイズにかじり取って食べる練習をする
(口幅より長めにすることで、かじり取りを促し丸呑みを防止します)

①については、一口量が多すぎると口の中で舌が動くスペースがなくなり、奥歯や歯茎の上に食材がのせられず噛む回数が少なくなり、丸呑みしやすくなりますので、スプーンに軽く1杯くらいの量がおすすめです。

②については、目の前に食べ物があると、つい次々と口に入れたくなってしまうかと思うので、自分に合った一口量を覚えて食べられるようになるまでは、りんごさんが食べるペースを調整してあげましょう。
食卓に1品ずつ出すようにしたり、飲み込んだことを確認してから、スプーンに乗せたものやフォークに刺したものを手に持たせてあげて、
野菜スティックなどを詰め込んで食べようとする場合には、野菜スティックの下の方を軽く持ってあげて、ゆっくり口に入れるようにサポートしてあげましょう。
その時に③のような掛け声をかけてあげながら食べさせると効果的です。

④については、手づかみ食べやかじり取り食材の大きさが小さすぎると、次から次へと口に入れてしまう場合があるので、お子さんの口幅よりも長めの食材(柔らかいスティックパンやバナナ、赤ちゃん用おせんべい、パンケーキやおやきなど)で自分にあった一口量でかじり取って食べる練習をさせるのがおすすめの方法です。

こちらも、詰込み食べを防ぐために、食材の下の方をリンゴさんが軽く持ってあげて、丁度良い一口量のところで止めて、お子さんが自力でかじり取れるように促してあげてくださいね。

お豆腐やバナナなど柔らかい食材や、お粥など水分量の多いメニューは咀嚼回数が少なくなる傾向がありますので、数回でもカミカミと口元が動いているようであれば大丈夫です。
噛んでいるかどうかの確認は、食べているときに、お子さんの唇が左右にねじれながら引っ張られるように動いているようであれば、噛めている証拠になります。

喉に詰まらせやすく注意が必要な食材は、
『丸いもの、つるつるしているもの、弾力のあるもの、硬いもの、粘着性のあるもの』です。

例えば、ミニトマトやブドウ、サクランボ、豆やお餅やお団子などは、つるんとして噛む前に喉に送り込まれて誤嚥したり、粘着性があるので口の中や喉に張り付いて窒息のリスクが高い食材です。
これらは噛むことに慣れていない乳幼児期には、小さく切ったり、刻んだり、つぶしたりするか、しっかり噛む飲み込むことができるようになるまでは与えないほうが安心です。

何でもよく食べるお子さんは咀嚼機能の発達も早い傾向がありますが、大人と同程度の咀嚼機能を得るのは2歳半~3歳頃と言われていますので、
それまではお子さんの側で食べるご様子をよく観察して誤嚥などに注意しながら、お子さんのペースに合わせて焦らず練習をすすめてくださいね。

またお困りの際にはお声かけください。
どうぞよろしくお願いいたします。

2022/2/20 14:49

りんご

1歳3カ月
詳細なご回答ありがとうございます。自分の方向性がそこまでずれていない ようで安心しました。誤嚥が怖くて食べ物を小さくしがちでしたが、側でサポートしながらかじる練習をさせたいと思います。
 唇がねじれてるかは見ていてもよくわからないのですが…もぐもぐと口をよく動かすのでそういう時は噛んでいるのかと思います。
 コップ飲みやスプーン食べなどは慣れるのが早かったのでかじりとりはなかなかできないと思ってしまいますが、すぐできなくても気長に続けてみたいと思います。

2022/2/21 23:39

一藁暁子

管理栄養士
りんごさん、お返事ありがとうございます。
現在取り組まれていることについてご安心いただけて良かったです。
咀嚼機能は『お子さんが頑張れば噛めるもの』を少しずつ与えながら徐々に鍛えていくものですので、少々時間と根気はいるのですが、文章のご様子から順調にステップアップできているかと思いますので、今の調子で練習を進めてみてください。

カミカミしているときのお口の動きについては、わかりにくい表現ですみません…(^^;
以下の動画もぜひ参考にしてみてくださいね。

★赤ちゃんのお口の発達と離乳食の進め方(9~11か月ごろ)
https://baby-calendar.jp/special/baby_food03

どうぞよろしくお願いいたします。

2022/2/22 12:10

りんご

1歳3カ月
動画ありがとうございます!
 うちの子はまだ動画のようにしっかり動いていない感じがしますが、引き続き練習させてみようと思います。
また何かありましたら相談させてください。 

2022/2/22 14:16

一藁暁子

管理栄養士
はい、またお力になれることがありましたらご相談くださいね^^
よろしくお願いいたします。

2022/2/23 11:08

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