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離乳食を食べない

ちゃ
先日一歳になった息子がいるのですが、ここ最近離乳食を食べません。
初期の時からたくさん食べる子ではなかったのですが、最近は一口も食べない時もありもうお手上げ状態です、、
 栄養をたくさんとって欲しいので、鶏ひき肉のハンバーグや野菜たくさんのミートソースを作っても、固形が嫌なのか?ベーと全て出します。
今日少し食べた物でも、次の日は嫌がり全く食べないなんて事もあります。
唯一、バナナとバナナ味のオートミールは食べるのですが、 食べるからと言ってこの甘い食事をだすから甘くない他の物を食べないのでしょうか?
 ご飯を食べないならとフォローアップミルクを飲ませたのですがそれも嫌で全く飲みません。
もうどうしたらいいのか、、
甘いバナナやオートミールはあげない方がいいのでしょうか?
それとも、今は食べる物だけを出し続けてもいいのでしょうか?
また、離乳食のイスに座って食べるのを嫌がり、立ちながらだと騙し騙し少し食べたりするのですが、やはりこれもあまり良くないのでしょうか。

まとまりのない文章で申し訳ありませんがよろしくお願いします。

2022/1/19 21:15

久野多恵

管理栄養士
ちゃさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。

1歳のお子様が離乳食を食べないというお悩みですね。
愛情をこめて一生懸命に作ったものを食べてくれないと、悲しくなってしましますよね。 ちゃさんのお気持ちもとても理解ができます。

この時期食べなくなる理由として多いのが、この時期特有の偏食や食べむらによるものです。
ちゃさんのお子様が食べない理由がここにあるのか、根本の理由はわかりませんが、体調不良などがなければ、この時期よくあることと考えて上手に付き合っていけると良いですね。

この時期になると自我が芽生え始めて、自己主張が伸びてくる時期なので、その影響が食事にも現れてきてしまいます。 栄養バランスよく食べて欲しいと思っていても、なかなか難しいのがこの頃のお食事です。

今まで食べていたものをある日から突然食べなくなったり、特定のものばかり欲しがったり、遊びに夢中で椅子に座らなかったりという行動もこの時期には良く見られます。 その中でも、好きなものを見つけてあげられていて、色々試行錯誤して頑張っていますね。
これらの自我の芽生えはお子様の健やかな成長の証でもありますので、上手く付き合っていけると良いですね。

この時期は食べさせられる事を極端に嫌う時期でもありますので、食事の役割分担を決めて、食事はお子様主導で進めると、双方にとってストレスフリーになります。
食事のメニューを決めて、食事を作って、お子様の目の前に出してあげる。ここまでが大人の役割です。
食べるのか食べないのか、何から食べるのか、どのように食べるのか、どれから食べるのか、これらを決めるのは子供の役割です。
手づかみ食べが出来るのであれば、凝視しない程度に見守ってあげましょう。 そして介助が必要な時は、「ママが手伝おうか?」「食べられる?」などと声掛けして、サポートしてあげると良いです。

食事を綺麗に食べられなくても大丈夫です。 手づかみで握りつぶしたり、投げ飛ばしたりという経験も貴重な食体験ですし、次はどのくらいの力加減で握ったらつぶれないかな?という事を自分自身で体験して学んでいきます。 汚しながら、潰しながら、投げ飛ばしたりしながら食材の特性を学んでいる学習の時期だと考えると、少し楽になるかと思います。

親と子供の役割分担を決めて、ストレスが無いように進めてみて下さいね。
偏食外来のパンフレットに参考になる内容がかかれていますので、ご覧いただければと思います。

⓪神奈川県立こども医療センター偏食外来パンフレット0
 心の準備編「どうしてたべてくれないの?」

http://www.kanagawa-syounihokenkyoukai.jp/images_mt/henshokupump0read.pdf

バナナがお好きなようですね。 バナナとバナナ味のオートミールは良く食べてくれるとのこと、好きなものを見つけてあげられてとても素晴らしいと思います。今はお子様が楽しく食べ進むものが中心となっても良いと思いますよ。 バナナ味のホットケーキやヨーグルトバナナやバナナミルクなどはいかがでしょうか? バナナをうまく活用して、他の食材も摂取できると良いですね。

バナナを使用したレシピを添付しますので、良かったら参考になさってくださいね。

【1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)のバナナのレシピ・作り方】
https://baby-calendar.jp/baby-food-recipe/category-18/page2?q=%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%8A&ct=#search

また、食事の際に何か楽しい要素を取り入れて頂くと、だんだんと食事にも興味が出てくるのかなと思います。 好きなパンをクッキー型で一緒にくり抜いて、そこにツナやチーズや卵などを挟んで、一緒におままごと感覚で調理過程を手伝ってもらうという方法もお勧めです。 そのような楽しい経験の積み重ねが、その他の食材も食べてみようかな?と思えるきかっけ作りにもなりますよ。 
野菜スープに入れる野菜も可愛い形にくり抜いたり、一緒にフリフリおにぎりを作ったり、パンにヨーグルトなどを塗ってくるくるサンドイッチを作ったり、お子様ができそうな事を一緒にやってみるというのもポイントとなります。
お人形に食べさせる真似をしたり、お母さんとお子さんで食べさせ合いっこをするのも良いですね。
お子様の興味があるものは何かな?と考えつつ、何かテンションが上がる要素をとりいれながら進めていけると良いですね。

大人の食事からの取り分けをして同じものを食べられる喜びを伝えてあげるものお勧めです。煮物や汁物、鍋物、蒸し料理など、大人のメニューを考える時に、子供に取り分けできるものは何かな?と考えて進めていけると良いですね。

この時期は間食の時間もお食事の一部をなるものを与えるのが望ましいので、食事を切り上げて摂りきれなかった栄養を間食の時間に補食として与える様に考えていけると良いですね。 間食として望ましいものは、おにぎり、ホットケーキ、蒸しパン、スティックパン、コーンフレーク、ふかし芋、ヨーグルト、チーズ、果物などです。

おやつの取り入れ方について、また、小食の対応について私が監修した記事がありますので、参考にして頂けたら幸いです。

【子どもが偏食になる原因を解説!栄養の不足分はおやつでカバー!】
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/14916

【小食について、年代別に見直しポイントやアドバイスを紹介!】
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/14918


椅子に座って食べる事を嫌がる点について、今の時期は嫌がることを無理にさせることはなかなか難しい時期ですし、それがお子様にとっての強制に当たってしまうので、お子様の好む姿勢で危なくない状況であれば良いと思います。 まだ食事のしつけを教えられる月齢ではないですし、まずは食事の時間が嫌な時間、苦痛の時間にならないことが大切なのかなと思います。

偏食や食べむらの対処の基本は、「決して無理強いしない」「スプーンで食べさせるよりも、手づかみ食べを進める」「空腹をつくるためにだらだら食べをせずに、20~30分以内に終える」「気が散らないように食事環境を整える」「して欲しいことをし始めたら褒め、して欲しくないことは注目しない」です。

色々記載しましたが、何かヒントになりそうなことがあれば幸いです。 
無理なく取り組めそうなところから少しずつ進めてみましょう。

2022/1/20 20:37

ちゃ

1歳0カ月
こんなにたくさんのアドバイスありがとうございます!!
とても嬉しいです。
1人で考えても全く答えが出ず、食事の時間が苦痛になっていたので、久野さんに相談して救われました。 
明日から少しずつ取り入れて頑張りたいと思います。
本当にありがとうございました。 

2022/1/20 20:49

久野多恵

管理栄養士
ちゃさん、お返事ありがとうございます。

そのように言っていただけて安心しました。
何かできそうなことがあるだけで少しずつ希望が持てますよね。私も食べない子の育児をしてきたのでちゃさんのお気持ちが痛いほどわかりますよ。
この時期食べないというのは、お母さんのせいでもなくお子さんのせいでもないです。
成長の証でもありますので、親子のスキンシップをたくさんとって楽しく進めてみてくださいね。
それでもまたお辛くなった時はいつでもご相談ください^^

2022/1/20 23:03

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