離乳食を手で触ったり、ひっくり返したりであまり食べません

なおとさん、こんばんは。
ご相談ありがとうございます。
7か月のお子さんが食事中に食べ物を触りたがるご様子なのですね。

色々な物に興味関心を持ち始める時期ですので、ママが持っているものを自分も持ちたがったり、やっていることをマネしたがったりして、なかなか食べることに集中できないのかもしれませんね。

好奇心旺盛でなかなか食べることに気持ちが向かないご様子の時は、ママが食べさせる用の離乳食とスプーンとは別に、お子さん用のスプーンを手に持たせて、遊び食べ用の離乳食を少量お皿に盛り付けて用意してあげるのがおすすめです。
また、お子さんに食べさせる用のお皿と離乳食は、お子さんの手の届かない場所や見えない場所において食べさせてみてくださいね。

遊び食べはお腹が空いていない時に起こりやすいので、離乳食前の3～4時間ほどは授乳を控えて、しっかりお腹が空いている状態で離乳食を食べさせてあげることも大事なポイントです。

また、ママではなくパパや保育士さんなどが食べさせる時は完食するというのもよくあることで、これは普段と違う刺激があると、新鮮さや良い緊張感が芽生えて食べるようになるのだと考えられます。
食べさせる人を変えてみるのと同じように、食べさせる場所をいつもの部屋ではなく、違う部屋やベランダ、窓際などしてみたり、音楽をかけて違う雰囲気にしてあげる、お気に入りのお人形を同席させてみるなど、すこし食環境を変えてみると、それが刺激になり食べるようになる赤ちゃんもおりますのでぜひお試しくださいね。

赤ちゃんにとっては食事も遊びの一環で、離乳食期はまだ食べ物とおもちゃの区別もついていないことも多いです。
お皿をひっくり返したり、食べ物を投げたりされると、驚いたりイライラしてつい大声を出してしまったりしますが、ママが何かリアクションを取ると、逆に反応があることを嬉しく感じて同じ行動を繰り返してしまうこともありますので、
お子さんが遊び食べをしてもなるべく冷静に対応して、落ち着いた声で『これはお口にいれて食べるものだよ』と言い聞かせ、お子さんがちゃんと食べられたら沢山褒める、ということを繰り返し、良い行動を伸ばしていきましょう。

今はまだ食べる練習をしている時期なので中々思うようにいかないこともあるかと思います。どうやってもうまくいかないときは『今はこういう時期、いつかはちゃんと食べてくれる』と思って無理せず気長にトライ＆エラーを繰り返していくのも一つの方法です。
『食事はおいしい・楽しい』という気持ちを親子で大切に育みながら、なおとさんとお子さんのペースで離乳食を進めていっていただければと思います。

またお力になれることがありましたらお声かけくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。