ミルクをおやつに置き換える時の量について

りらさん、おはようございます。
ご相談頂きありがとうございます。

保育園での生活に慣れるためにおやつを考えられているのですね。　お考えの通りミルクは乳児期の完全栄養食ですので、1歳前にミルクの総量を減らす事はあまり推奨していません。　おやつに慣れる事も大切ですが、栄養面においてはそれ以上に大切なことかと思います。　また1歳を過ぎておやつから栄養を摂る時期においても、ミルク栄養に代わって牛乳やフォロミを300～400ml程度目安に与えていく事は継続しますので、現状のミルク量を減らしていくのではなく、ミルク量を維持しながらおやつにも慣れていければと思います。
ご質問に順番にお答え致します。

①おやつの目安は幼児期のものしかないですが、そちらを基本にお伝えします。
幼児期のおやつは、食事だけでは足りない栄養をおぎなう補食の役割であり、第4の食事として大切な栄養補給の機会です。　目安は1日1回～2回とし、お子様のの食事摂取状況を考えて、個人に合った補食を与える事が大切になってきます。

例えば、食事の時間に主食がすすまないのであれば、穀類を中心に、おにぎりやサンドイッチ、ホットケーキ、おやき、ふかし芋、コーンフレーク、蒸しパン、スティックパンなどがお勧めです。
主菜が進まないのであれば、ゆで卵や卵焼き、枝豆、プリン、豆乳プリン、おからクッキーなどたんぱく源が含まれるものが望ましいです。
野菜が進まないのであれば、野菜を入れ込んだおやきやお好み焼き、果物、ミニトマト、かぼちゃディップ、野菜スティックなどがお勧めです。

お子様は良く食べてくれるお子様ですので、食事の際に不足しがちな芋類、乳製品、果物類などがお勧めです。　体重が急激な増加をしていなければ穀類も良いですよ。

補食は、全体のエネルギーの１０～１５％程度が目安です。与える時間や量は子供任せにせずに、子供の片手に乗り切る分だけと決めてメリハリをつけて与えるのも大切です。

〇１～２歳児の推定エネルギー必要量
男　950kcal/日　　女　900kcal/日
　
１～2歳児は100～150kcal程度の補食を与えるのが目安となります。(児の発達を見ながら補食量は加減する事が大切)　　

牛乳・乳製品は食事の中に取り入れにくいものであるので、補食の時間に与えると栄養バランスが整え易いとされます。　乳製品は、牛乳やフォローアップミルク、ヨーグルト、チーズなどですが、すべて合わせて、1日３００～４００ｇ程度が目安となります。

おやつの目安例
【１～2歳頃】1日1回～2回　合わせて下記量
・バナナ1本、チーズ1かけ、麦茶（約130kcal）
・ゆでさつまいも50g、牛乳100ml（約130kcal）
・ロールパン1個、りんご1/4個、麦茶（約130kcal）

食事との間隔が2～3時間あくように。「今日の分」など、食べる量だけお皿に出すのがおすすめです。おやつを食べすぎて食事量が減ってしまわないように、おかわりはさせないようにすることもポイントになります。
しっかりとエネルギー量やグラムを計る必要はないですし、まだ1歳前なので、栄養を補う補食というよりも、保育園のおやつに慣れるためのものだと思いますので、ミルク量を維持しつつおせんべいを1枚あげたり、ふかし芋を数かけあげたりという方法で良いと思います。

②おやつ目安量は上記に記した通りです。ただ、おやつは食事量やお子様の体格や発達面なども考量しますので、カロリーできっちりと管理する必要はありません。　それでもという事であれば、100～150kcalを目安にお子様の発達に合わせて加減してあげてください。

りらさん、お返事ありがとうございます。
順番にお答え致します。

①5倍粥を80g程度は、軟飯60g程度で同等程度のエネルギーになるかと思います。　軟飯も水分量によって多少の誤差は生れますがそこまできっちりと計測する必要はないです。

②ミルクを与えるタイミングは、ある程度同じ時間にして夕食に影響がないようにしてあげると良いと思います。

③現在のミルク量は多すぎる事はないですし、この量を維持しながら、牛乳やフォローアップミルクに移行します。
この量で栄養過多や肥満になるという事は考えにくいです。
1歳までは継続してあげて、だんだんと牛乳かフォロミに移行すると良いと思います。

りらさん、お返事ありがとうございます。
個々の性格はそれぞれですので、慎重になるという事は悪くはないと思いますよ。
子供の成長は日によって変わりますし、大人が決めた時間や量通りに進められない事の方が多いと思います。形通りに進めようとすると、それがお母さんやお子さんにも少し負担になるという事もありますので、ある程度の余裕をもちつつ進めていけると良いですね。　
そのお手伝いができる事があれば、またいつでもお声掛け下さいね。