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離乳食の量と内容、鉄分について

HANA
来週で10ヶ月になる男の子です。
現在、離乳食は3回食で、
ご飯100g、オートミールなら87g
野菜40g
 魚、肉なら15g
豆腐、納豆なら45g 
ヨーグルトなら80gを用意して、
ヨーグルトの時以外はほぼ完食です。
貰った表の9〜11ヶ月を参考にこの量で食べています。
 卵はアレルギーがあり、少しずつ食べているので、
卵黄半分の時はヨーグルトを半分。とかにしています。 
そこで質問です。
① つかみ食べの練習の為人参や大根、おやきなどを準備したいのですが、表の量よりオーバーしてしまいます。臨機応変かもしれませんが、最低限守らないといけない事や、どれくらい自由で良いか教えて下さい。
つかみ食べは触った感触が嫌で触らない為数回しかチャレンジしてません。

  ②離乳食は1週間分作り、冷凍しています。
大体、人参、キャベツ、ブロッコリー、玉ねぎを一度に鍋で煮て、野菜ミックスを作ります。
他に2種類ほど単品でフリージングして使用するのですが、野菜ミックスは毎回使い、残りの2種類を交互で使うような感じなのですが、毎日、毎回同じ野菜で大丈夫でしょうか?

   ③鉄分が重要だとよく聞きます。オートミールを週に3回程と、鳥レバーの粉末を利用したりしていますが、1日に5mg必要と知り計算してみたら、3.456mgという数字になりました。オートミール、納豆、鳥レバーを食べたとしてです。あと、ミルクを1日で240ccの計算です。ただ、毎日、納豆、オートミールだと偏る気がします。鉄分確保はどのように考えたら良いでしょうか?

一気にたくさんの質問で申し訳ありませんがよろしくお願いします。

2021/8/5 21:21

久野多恵

管理栄養士
HANAさん、おはようございます。
ご相談頂きありがとうございます。

もうすぐ10カ月になるお子様の離乳食に関するご相談ですね。ご質問に順番にお答え致します。

①掴み食べの食材については、食べる量が増えてくるまでは、現在の離乳食量にプラスする形で準備してあげて良いと思います。 炭水化物や野菜類はオーバーしても問題ないですし、お子様が吐き戻さず食べられる量であれば良いです。 離乳食はもともときっちりとグラムで管理できなくても良いので、目安量を参考にしながらも無理なく食べられる量と考えればひょいですよ。

手づかみ食べの食材が増えてきたら、離乳食を目分量で減らしてみるなどの対応でよいです。
まだチャレンジの段階なので、オーバーして準備してあげる形で進めて良いですし、手づかみ食べの食材を食べた事で離乳食を残すのであれば、それはそれでよいです。 完食する事が目的ではないので、その時々のお子様が無理なく食べられる量で考えましょう。


②1週間分をまとめて作ると同じ野菜になりますよね。 色々な種類を使用されていてとても素晴らしいと思います。 葉物やブロッコリーやピーマンなど、野菜ミックスにはない野菜も無理のない範囲で取り入れてきましょう。 色々な野菜を取り入れていますので栄養価は良いと思いますが、離乳食は栄養を摂るだけが目的ではなく、色々な食材の味や食感になれるという目的もあります。 いつも同じ茹で方や大きさではなく、調理法や野菜によって大きさを変える事も食体験を増やすきっかけになります。 大きさの違いで噛む回数も違ってきますので、同じ野菜を使用したとしても、調理法や大きさを変えて食べる力を育ててあげると良いですね。


③生後6カ月頃から貯蔵鉄が少なくなりますので、鉄分を意識する事が大切と言われています。
鉄分が多く含まれる食材は下記を参考にして下さい。

【鉄分が多く含まれる食材】
◉赤身の肉(ヒレ肉・もも肉)
◉レバー
◉魚(カツオ・マグロ・ぶり・ツナ缶など)
◉卵(特に卵黄)
◉大豆製品(豆腐・納豆・厚揚げ・きな粉など)
◉緑黄色野菜(小松菜・ほうれん草・大根の葉)
◉乾物(干しひじき・高野豆腐・切り干し大根)
◉オートミール、フォローアップミルク

特に動物性の食材(肉類・魚類・貝類)には吸収率の良いヘム鉄が多く含まれますのでお勧めです。卵は動物性ですが非ヘム鉄になります。非ヘム鉄は、ビタミンCと一緒に摂る事で鉄の吸収率がアップしますので、野菜や果物類なども一緒に取り入れると良いですね。

鉄分1日に5mgというのは、必要量ではなく推奨量となります。 推定平均必要量は3.5㎎ですので、計算した数値は必要量と同等程度となっていますね。

鉄分が不足して鉄欠乏性貧血のリスクが高いのは、完全母乳育児の赤ちゃんと言われます。 母乳育児の場合は、ミルクを飲ませたり、離乳食にミルクを使用したメニューを増やすなどの工夫がお勧めです。

鉄分が多く含まれる食材は上記の様に色々ありますので、ある特定の食材に偏ることなくまんべんなく取り入れていけると良いですね。 


2021/8/6 7:12

HANA

0歳9カ月
とても詳しくありがとうございます。
息子は36w0dで2188がラムで産まれました。
特別に鉄分が少ないとか、サプリ的なもので補う必要はないでしょうか?
 

2021/8/6 21:19

久野多恵

管理栄養士
HANAさん、お返事ありがとうございます。

全体的なデータとしては、妊娠中にお母さんに貧血があった場合、また早産や低出生体重児のお子様の鉄欠乏性貧血のリスクは少しだけ高い様です。

ただ実施際に血液検査をしてみないと、貧血であるか、サプリが必要な程度なのかというのは判断できませんので、心配な場合は医師に相談頂き、今後の対応法をお聞きください。

2021/8/7 23:11

HANA

0歳9カ月
ありがとうございました。
教えて頂いたように調整して離乳食を進めていこうと思います 

2021/8/12 14:58

久野多恵

管理栄養士
HANAさん、お返事ありがとうございます。
また何かお困りのことがあればいつでもお声掛け下さいね。

2021/8/12 23:02

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