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2歳2ヶ月の食べむら

えい⭐︎
離乳食ではないのですが相談させていただけますでしょうか。
2歳2ヶ月の子供がいますがイヤイヤ期と言うこともあり、好きなものしか食べません。
朝食は オートミールやコーンフレークに牛乳、保育園では連絡帳を見ると主食一口、汁物や副菜、フルーツはほとんど食べず…夕食もごはん、野菜、フルーツ、お味噌汁はほとんど食べず、上にかけたふりかけを摘んで食べたり、炊き込みご飯や鯖の塩焼きなど味や塩気の強いものを好んで食べ、すぐにコーンフレークやオートミールを欲しがり食べています。

 また夕食時は始めから「牛乳!」 と言って牛乳ばかり飲んで、何度もおかわりをするのですが一度の食事での目安量はどのくらいなのでしょうか?保育園では食事の際に牛乳は出さないとの事でした。

手を替え品を替え、肉魚や、おにぎりボールにするなど試行錯誤はしていますが今のところ効果なしです。全く野菜、フルーツ、副菜を食べず牛乳、シリアルばかりで栄養面の偏りがとても心配なのと、牛乳の飲み過ぎがとても心配なのですが、欲しがるままに与え続けて良いものなのでしょうか?

2021/7/28 22:51

一藁暁子

管理栄養士
えい⭐︎さん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
1歳2か月のお子さんがイヤイヤ期で好きなものしか食べないご様子なのですね。

1~2歳頃は自我の芽生えによって急に好き嫌いが出てきたり、気分によって食べたり食べなかったり、特定の食材ばかり食べたがる言動がはじまる時期です。
親としてはわがままが激しくなり困ってしまいますが、これは成長発達の大事なプロセスの一つで、お子さんの脳や心が順調に成長している証拠とも言えます。

好き嫌いの原因はお子さんによって様々なのですが、
味や食感、見た目やにおい、食材のもつイメージ、食べたことがないから怖い(食べ見知り)などの理由があげられますので、おにぎりボールなど、料理の見た目や味を変えたりする工夫はとても方法ですよ。
他にも、お子さんの好きな味や料理に、ほんの少し苦手食材を加えて調理するのも効果的なので、牛乳がお好きならシチューやミルクスープ、ミルクリゾットにしてみるというのもおすすめです。

お子さんの言葉の発達が進めば、苦手食材のどんなところが嫌なのか聞いて、それをカバーできる調理法や料理を試してみるという方法もできるのですが、
それまではトライ&エラーで色々な炊き込みご飯や牛乳を使用した料理を試して、お子さんの好きな味や食材を増やしていく目標で進めていけると良いかと思います。

今まではそこまで好き嫌いなく食べられていたお子さんであれば、成長とともにまた色々な食材を食べられるようになる場合が多いですので、
主食・主菜・副菜とそれぞれお子さんが食べられる食材がいくつかあり、身長体重が成長曲線のカーブに沿ってゆるやかに増えているご様子でしたら、今はお子さんが食べてくれる食材やお料理を中心に食べさせて『ばかり食べブーム』が過ぎるのを見守ってあげても良いと思います。
牛乳は1~2歳の時期でしたら1日400㎖程度まで飲ませても大丈夫ですよ。

味覚も年齢とともに成長していきますので、「久しぶりに食べてみたら意外とおいしかった」「周りが美味しそうに食べているので一口食べてみたら普通にいけた」というように、急に苦手食材を食べられるようになるということも多くあります。
ですので、お子さんが苦手な食材もほんの少量お料理に混ぜたり、少量1品だけ食卓に出したりして、苦手なものにも触れさせたり、お子さんの気が向いたら一口だけでもチャレンジさせる機会を作ってあげると苦手克服に効果的ですのでお試しくださいね。

幼児期は好奇心旺盛でいろいろなことに興味を持ちやすい時期なので、なんでも自分でやりたがったり、できたことをママにみてもらって褒められたい気持ちも強くなります。
食への興味関心を引き出すために、一緒に簡単なお料理作りを手伝わせるのも良いですし、食育の絵本を読み聞かせしたり、お子さんの好きなキャラクターのお皿や食具、ふりかけなどを取り入れてたせたりするのもおすすめです。

食べないからと食事を強要したり、叱ったり、プレッシャーを与えると逆効果になってしまうこともあるので、食べなくても気にしない・食べることを過度に期待しない・食べているところをじっと注目しないようにしてみてくださいね。
時々「これはどんな味かな?」「○○ちゃんの好きな○○と同じ味だよ。おいしいから一口食べてみて」と声掛けして、もし苦手なものをほんのちょっとでもにおいをかいだり、ぺろっとなめたりできたのなら、沢山ほめてやる気を高めてあげましょう。

お子さんの偏食は気長に長い目で見守りサポートするとが大事ですので少し忍耐もいりますが、えい⭐︎さんが無理なくできそうなことから取り入れてみてくださいね。

またお困りの際にはご相談ください。
よろしくお願いいたします。


2021/7/29 12:30

えい⭐︎

妊娠25週
早々にご回答いただきありがとうございました! とても勉強になりました。
 
早速ミルクスープなど牛乳を使った料理を出してみましたが、中のウインナーを摘むだけであまり食べてはもらえませんでした。
先日は「新しいのは食べないの」 と言っていたので食べみしりタイプなのかなーとも思いました。

アドバイスをいただき、いつか食べてくれるタイミングが来るものなのかなと、これからも気長に続けていこうと思っております。

  緩やかにですが身体体重は増えてきていますが、現在はラーメンの麺のみなど本当に炭水化物ばかりを取っていて、野菜、フルーツなどのビタミン、タンパク質もほぼ取っていないのですが、こんな栄養バランスが続いても心身の成長に支障はないのでしょうか?

また、牛乳も土日、保育園がない日は一日トータルして500ml以上飲んでいるかもしれないのですが、400mlを目処に他の飲み物を飲ませた方が良いでしょうか?

 よろしくお願いいたします
 

2021/8/3 15:45

一藁暁子

管理栄養士
えい⭐︎さん、お返事ありがとうございます。
身長・体重は少しずつ増えているご様子なのですね。

子どもにはもともと「新奇の恐怖」といって、本能的に新しいものや見慣れないものに警戒心や恐怖心を持ちやすい特性が強いので、性格的な個人差もありますが、幼児期は特に好き嫌いが出やすい時期だといわれています。
ですので、新しいメニューでも一度試して食べなかったとしても、時間を置いて再度挑戦してみたり、親御さんが目の前でおいしそうに食べる姿をみせたりして、お子さんが「なんだかおいしそうだな、食べてみようかな?」と興味を持てるようにしてみると良いですよ。

栄養バランスについては、偏食があると心配なところですが、主食にもタンパク質は含まれているので、炭水化物食材と牛乳である程度の量のタンパク質は補えているかと思います。
野菜を食べないとビタミン・ミネラルや食物繊維が不足しがちになりますが、コーンフレークにはビタミン・ミネラルが添加されている商品が多いですし、オートミールは食物繊維がとても豊富に含まれています。

牛乳の目安量は1日400㎖程ですが、他のタンパク質食材を食べないようであれば、多少目安量をオーバーしても良いと思います。
牛乳がお好きであれば、フォローアップミルクを取り入れて不足しがちなビタミン・ミネラルを補う方法もおすすめです。
肉や魚をあまり食べないお子さんは特に貧血になりやすいのですが、フォローアップミルクには鉄分が多く含まれているので貧血予防にもなります。

わが子も昔から偏食が激しいタイプで、えいさんの心配なお気持ちや苦労がとてもわかります。。
食事作りも毎日トライ&エラーの繰り返しですが、お子さんが食べられる食材の中から、少しでも栄養を摂れるように工夫していきましょう。
どうぞご参考になさってくださいね。

2021/8/3 22:50

えい⭐︎

妊娠26週
ご回答いただきありがとうございました!
とても勉強になり、主人と一緒に読ませていただきました。

気付いていませんでしたが、確かにシリアルにはビタミンミネラルが添加されていますし 、オートミールで食物繊維も補えているのですね。
いつも早々に夕飯を切り上げ「シリアルと牛乳!」 と言ってシリアルばかり食べていたので心配でしたが足りない栄養素を補えていたのですね(^^)子供の体も自然にシリアルで足りない栄養素を補おうとしていたのかな、と感じました。
また、牛乳を飲めるようになってからフォローアップミルクを卒業していましたが、牛乳で取れない栄養素も補えるので、再度取り入れていくことにいたしました!

 「新奇の恐怖」についても勉強になりました。
ずっとモヤモヤしていた心配事がクリアになり、先生にアドバイスをいただきやる気も復活してきました。

どうもありがとうございました(^_^) 

2021/8/4 22:33

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