離乳食中期（モグモグ期）への移行について

おもちさん、こんにちは。
ご相談頂きありがとうございます。

7か月のお子様の離乳食の進め方についてのご相談ですね。現状を細かくご記載頂きありがとうございます。
これを踏まえてご質問に順番にお答え致します。

①いつからモグモグ期にするのかはどう判断したらいいでしょうか？
2回食には慣れてきていて量も１回目２回目が揃いつつあり、月齢的にはモグモグ期に入っています。ですが、2回食にしてからまだ２週間なので、もう少し待ってからの方がいいでしょうか？
食材の固さなどは急に変えるつもりはなく、徐々に移行していきたいとは思っていますが、あげられる食材が増えることもあるのでどうしようか迷っています。
初期では△だけども中期では○の食材を今の時点からあげた方がいいですか？

⇒もぐもぐ期に移行する際の目安として、離乳食開始してから1カ月以上が経過しており、離乳食に対して強い拒否が見られておらず、色々なペースト状の食材を上手にごっくん出来ている状況が見られていれば、徐々にもぐもぐ期へと移行しても良い時期です。

食材が増える事もあり色々大変ですが、食材を増やしながら形状もアップさせて同時進行に進めていって大丈夫ですよ。　ペースはお母さんの無理のない範囲でお子様に合わせて進めてあげましょう。

中期で〇の食材は今の時点からあげても大丈夫です。　食べる食べないには関わらず、色々な食材を試して、お子様の好きなものを探すという視点で進めていけると良いですね。


②次に食べ物の固さを変化させていく時期の見極めについてお聞きしたいです。
離乳食を始まてまもない頃から、水分が少なくしっかりと食感のある食材(白身魚、しらす、豆腐)については苦手にしています。
豆腐やしらすはしっかり裏ごしして（時には２回裏ごすなど…）、お湯で伸ばしてやっと食べてくれる時期もありました。最近は１度裏ごししていれば食べるのと、単品では嫌がる時でもお粥に混ぜるとよく食べます。
現時点では食材の固さはこのまま現状維持でいた方がいいでしょうか？
そもそも初期のうちはお粥に混ぜずに単品であげるべきですか？
また、野菜などもコープの裏ごしされた冷凍野菜を使用していますが、徐々に固くするために裏ごし野菜は使わずに自分ですりばちで潰すように変えたほうがいいでしょうか？

⇒お子様にとって食べずらいものはペースト状にしたり、水分を足したりして食べやすい形にしてあげて良いです。　お粥に混ぜたりしてとても上手に進められていますね。　単品でなくても問題ないですし、お子様が嫌がらずに食べてくれる方法を優先してあげれば良いです。
離乳食の役割は、たくさん食べる事ではなく、色々な食材に慣れてごっくん、もぐもぐ、かみかみなどの「食べる力」を育ててあげる事が主眼です。　それを考慮すると、綺麗に裏ごしされた野菜だけではなく、荒く潰したり、粒感を残すような形状で与えてもぐもぐを促してあげる事も大切な要素となります。　裏ごし野菜も活用しつつ、その中に粒感を残したものを取混ぜるなどの方法で進めていくと良いと思いますよ。

モグモグという動きを促してあげるためには、お子様自身が粒感を感じないとなかなか難しいと言われます。　お子様が嫌がらない程度に、少しずつ変化させて、もぐもぐを促してあげられると良いですね。


③アレルギーやかぶれで心配が出てきている乳製品の進め方もお聞きしたいです。
中期になると、乳製品が食べられると思いますが、粉ミルクでかぶれていそうなため、少し不安があります。
検診では除去する必要はないといわれたので、1日1種類のルールを守り、かかりつけ医が開いている日の午前中に少量ずつ慎重に試そうと思いますが、乳製品（チーズ、ヨーグルト…）のうち何から始めるのがより安心などありますか？

⇒医師から乳製品除去をする必要はないと言われたのであれば、平日の病院が開院している時間帯に少量ずつ試していかれると良いと思います。
ヨーグルトを赤ちゃんスプーン１程度から様子をみながら進めていきましょう。


④次に現在の食事量についての疑問です。
中期になると１回あたりの食事量の目安もガイドに記載されていますが、今の量だと炭水化物やたんぱく質は下限値にも到達していないです。
離乳食の参考本にて、離乳食初期は炭水化物小さじ6、野菜類小さじ4、たんぱく質小さじ1−2と見たので現在の量にしていますが、食事時間に飽きたりしてグズらなければ増やさせそうな感じもします。
今からでも増やしていった方がいいのでしょうか？
増やす場合の量とペースについてアドバイスがありましたら教えていただきたいです。

⇒離乳食量はお子様が無理なく食べられる量で進めていければ大丈夫です。　
月齢別の目安量はあくまでも参考程度に見て頂き、今の量がお子様に合っているりょうでしたら、その量で進めて問題ないですし、もっと食べられそうであれば、徐々に1日小さじ１程度ずつ増やしてあげれば良いですよ。
②の回答にも記載しましたが、離乳食はたくさん食べる事が目的ではないです。　お子様の口腔発達に合わせて「食べる力」を育ててあげる事が主眼なので、お子様が無理なく食べられる量でごっくんやもぐもぐを練習していければ良いですよ。　量には捉われすぎずに、楽しく食べ進量で考えましょう。


⑤またアレルギー注意の食材は中期になる前になるべく早めに試すべきですか？
一応、バナナは来週初めに試す予定です。
うどんそうめんは塩も含まれているようなので、小麦は何から試したらいいのか迷っております。

⇒アレルギー特定原材料を故意に遅らせる事でのアレルギー予防効果はないとされていますので、与えられる月齢になったら故意に遅らせる事無く、無理のないスケジュールで試していく事が推奨されています。
うどんやそうめん、パンなど、どれから進めなければいけないという指針もないので、ご家庭で与えやすいもの、調理しやすいものから考えてあげれば良いですよ。　うどんやそうめん、パンにも塩分は含まれますが、離乳食に使用する程度の量でしたら、身体への負担はなく問題ない量となります。　赤ちゃん用の麺類を選んであげても良いですね。

以上よろしくお願いいたします。