離乳食が楽しくなさそうです。

みーくんママさん、こんばんは。
ご相談頂きありがとうございます。

7か月のお子様の離乳食に関するご相談ですね。
5カ月から離乳食を開始し、お休みお期間を設けながら、少しずつ食べる様になってきたとの事、今までとても努力されて頑張ってきましたね。

1点目
人間は本能的に、甘味や旨味のあるものは「美味しい」と感じ、酸味や苦味などは「腐っている」「毒・危険」という風に認識してしまいます。　これは本能的なものなので、甘味のある果物類ばかりを美味しそうに食べるという事は自然の事です。　赤ちゃんは、酸味や苦味のあるものを安心・安全で美味しい食べ物として認識するにはまだまだ食体験が必要になってきます。　そのような味に慣れるには、個人差がありますし、すぐに慣れる子もいれば、少しゆっくり目に慣れていくお子様もいます。
また、人間には「新寄の恐怖」といって、食べ慣れない物への恐怖や警戒心があります。それは、自分の身を守る上で大事な感覚とされており、初めて見るものに対して恐怖心を持って警戒するという行動がみられます。このような事実があることをママやパパがしっかりと理解することで、客観的に子どもの離乳食について向き合いやすくなります。

甘味のあるかぼちゃ、じゃがいも、さつまいもなどはいかがですか？　今後の進め方としては、お子様の好きな食材を活用して、離乳食を進めていくという方法が良いと思います。　果物を活用してその他の食材も食べてもらえるように工夫して、少しずつ色々な食材に慣らしていき、安心感を持てるように進めてあげましょう。　食べないもの=嫌いなものとして定着しない様に、少しずつ食体験を増やして、慣らしてあげる事で、だんだんと恐怖心がなくなり、食べられる食材が増えてきます。　根気が必要になりもどかしさもあるのですが、お母さんに余裕がある時は、お子様の好きな食材を取り入れつつ、その他の食材にも慣れさせてあげるようにしていけると良いですね。
その際の工夫としては、以下のレシピを参考にして頂ければと思います。

【7～8カ月ごろ(離乳食中期)のバナナのレシピ・作り方】
https://baby-calendar.jp/baby-food-recipe/category-9?q=%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%8A&ct=

【7～8カ月ごろ(離乳食中期)のりんごのレシピ・作り方】
https://baby-calendar.jp/baby-food-recipe/category-9?q=%E3%82%8A%E3%82%93%E3%81%94&ct=


2点目
離乳食は、お子様のペースで楽しく進める事が大切なので、嫌がるものを無理強いして試していかなくても大丈夫です。　水分が多すぎたり、食材が小さすぎたりすると、もぐもうせずに容易に飲みこめてしまう為、丸呑みになってしまう事があります。　口が２～3回もぐもぐと動いていれば、良い段階なので、お子様が嫌がらない程度の変化で、少しずつペースト状に粒状を混ぜながら慣らしてあげると良いですね。　また食べさせ方ですが、一度にたくさんの量を口に入れたり、舌の中央よりも奥で食材を取り込むと、もぐもぐの動きが促されませんので、スプーンの先に少量の食材を乗せて、舌先にちょこんと乗せる感覚で与えてみて下さいね。
お子様が強い拒否を示すのであれば、無理に進める必要はありませんが、多少しかめっ面をしたり、美味しくなさそうな顔をしても、口を開けて食べてくれるのであれば、粒状を取り入れながら、「食べる力」を育ててあげる様に進める事が大切だと思います。形状は月齢の目安に捉われなくても良いです。　お子様の口腔発達には個人差がありますから、ペースト状に少しずつ粒感を取り入れるという様に、極端な変化がないように焦らずお子様のペースで進めていけると良いですね。
よろしくお願い致します。

みーくんママさん、お返事ありがとうございます。
その様に言って頂けて私も安心しました。
食べさせ方についてはそうだったのですね。
「少量を舌先」にという感覚で進めると、舌の動きが引き出されて、もぐもぐもしやすくなります。

この時期はたくさん食べる事、完食する事を目的としていませんので、食事時間は２０～３０分と決めて、お子様の集中力が切れたり、拒否したり、食べ進みが悪くなった時点で切り上げて良いです。　その後ミルクや母乳をしっかりと与えていただければ、全く問題ありませんよ。　お子様のペースを大事にして、たとえ目安量の半量以下だったとしても、お子様が無理なく食べられる量で進めてあげる事が大切です。

たくさん食べられなくても大丈夫なので、ゆったりとしたペースで進めてあげて下さいね。