牛乳と汁物嫌い　便秘について

ひなさん、おはようございます。
いつもご相談頂きありがとうございます。

1歳4カ月のお子様のお食事についてのご相談ですね。ご質問に順番にお答え致します。

①牛乳嫌いについて
牛乳を少量混ぜる分には問題ないとの事ですが、量が増えるとあまり進まないのですね。　バナナジュースにしてとても良い工夫をされていますね。
毎日飲ませてあげても特に問題はないですが、毎日となると突然飽きが来るという事もありますので、牛乳寒天やミルクプリン、フレンチトースト、パンケーキ、ヨーグルト、チーズなども取り入れながら、ある特定のものばかりにならない様に工夫をしていけると良いですね。

【離乳食完了期】やわらかフルーツ牛乳プリン
https://baby-calendar.jp/recipe/5442

【離乳食後期】フルーツミルク寒天
https://baby-calendar.jp/recipe/6008
※レシピは育児用ミルクですが、牛乳かフォローアップミルクで代用可

【1歳～1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)の蒸しパンのレシピ・作り方】
https://baby-calendar.jp/baby-food-recipe/category-18/page2?q=%E8%92%B8%E3%81%97%E3%83%91%E3%83%B3&ct=#search

【1歳～1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)のパンケーキのレシピ・作り方】
https://baby-calendar.jp/baby-food-recipe/category-18/page2?q=%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD&ct=#search


ヨーグルト１００ｇ=牛乳１００ｍｌ　で良いですが、チーズ２０ｇ=牛乳１００ｍｌ　程度と考えて良いです。
チーズをおやつや離乳食に活用すると乳製品は補いやすいですね。
乳製品を補う目的でヨーグルトを毎食食べるという事も飽きがきてしまうとうい心配も残りますので、上記のレシピやチーズなども活用して、工夫していけると良いですね。　

牛乳の代替品である、フォローアップミルクにしても良いですよ。　牛乳に慣れるまでフォローアップミルクを代替品として飲ませたり、離乳食の素材として活用しても良いです。　栄養価的には、フォロミの方が鉄分、ビタミンDが豊富なのでこの時期の摂取としてお勧めしています。


②汁物が嫌い
汁物があまり好まないとの事、塩分もありますのでしかりと飲めるようにしなくても問題ないかなと思います。　味付の目安としては、大人の味付の２～3倍薄めで良いと思いますが、汁を飲ませるというよりも汁物の具材を食べさせるという目的で取り入れて頂くと良いと思います。　さらさらとしたものは飲みにくさもありますので、とろみをつけてあげても良いですし、かぼちゃやじゃがいものポタージュスープなど、とろみがあって飲みやすいものにしてあげても良いと思います。


③便秘
食事で水分が飲めていなくても、食事自体の食材から水分は摂取できますし、こまめに麦茶などを飲ませてあげる方法で良いと思いますよ。　果物やゼリーなども水分補給となりますので、柑橘類やスイカなどの水分多めの果物をつけてあげても良いですね。

水分以外の便秘対策としては下記をご参考下さい。

◎不溶性・水溶性の食物繊維をバランスよく摂る
◎腸内環境をよくする善玉菌(ビフィズス菌・乳酸菌・納豆菌)を積極的に取り入れる。

食物繊維は不溶性と水溶性がありますが、いも類や野菜類など不溶性のものばかりとっても、かさが増して便が出ずらくなってしまうという事がありますので、海藻類・豆類・オートミール・果物類などから水溶性の食物繊維を摂るように心掛けましょう。

また、腸内環境を良くする為に発酵食品をとりいれましょう。　離乳食が進み、腸に入る食材が色々と変化する事で、腸内細菌のバランスも変わってきます。色々な食べ物を食べられる様になってくると、だんだんと腸内の悪玉菌が増えてきて、腸内環境が悪化してしまう事が便秘の原因になる事があります。
善玉菌を増やす様に意識すると腸内環境が整いますので、ビフィズス菌や乳酸菌や納豆菌などの善玉菌を意識して取り入れるようにしましょう。
ヨーグルトや納豆は効果的ですし、ヨーグルトも数種類のものを取り入れる事で、メーカーによって違いのある乳酸菌を色々と取り込めます。味噌も発酵食品ですので、離乳食の風味づけに少量使用しても良いです。

その他、排便を促す食品としては、柑橘類やプルーン、オートミール、バターなどの油脂類、寒天ゼリーなどもお勧めです。

ひなさん、お返事ありがとうございます。

追加のご質問について、

•バナナジュースは100キロカロリーほどなのでおやつの時はバナナジュースのみにした方が良いですか？

⇒おやつの目安としては１００～１５０kcalですが、食事の一部として考えますので、お子様自身食べられそうであれば、追加してあげても大丈夫ですよ。　その次の食事の炭水化物を少し減らしておやつの時間に持ってきても良いです。　おやつを必ずしも１００～１５０kcal以内にしないといけないという事ではないので、1日のバランスを見ながら、1日トータルで必要量を取れる様に考えてあげると良いです。


•牛乳はまだ冷たい状態で飲ませない方が良いですか？

⇒冷たい飲み物でお腹がゆるくなることが無ければ冷たいままの牛乳を飲ませてあげて大丈夫です。　常温保存可能なストロー付きの牛乳もありますので、そのようなものを活用されてもよいですし、冷たい物の方が進むのであれば、冷たいままでも大丈夫です。


果物は1日にどれくらい食べさせても大丈夫なのでしょうか?

⇒果物の目安量は、1日１００ｇ程度です。　バナナ1本１００ｇ程度と考えると、他の果物を２０ｇ×2回与えても摂りすぎにはなりませんので大丈夫です。
毎食与えても摂りすぎなければ大丈夫ですが、果物の甘味に慣れて、そればかり欲しがるという事が無いように加減してあげましょう。
完了期にお勧めの果物という特化したものはないですが、現状与えている物が手に入り易くとても良いと思いますよ。その時期の旬の果物は栄養価が高いので、それらを与えることを推奨しています。　今の時期はスイカや桃やぶどうなどが旬ですね。初めて与えるものは少量から試すようにしましょう。また、ぶどうは粒が大きいものは必ず4つくらいに切って与えましょう。
乾燥プルーンが手に入り易いと思います。　砂糖不使用のものが安心ですが、砂糖が含まれていても、ヨーグルトに混ぜたり、パンケーキや蒸しパンに混ぜたりなど少量使いであれば大丈夫です。　ふやかしてから刻んであげると安心です。


・海藻類について

⇒海苔は摂りすぎるとヨウ素量が心配になりますが、大判1枚程度でしたら大丈夫です。　味なしが良いですね。
海苔以外は、寒天、ひきじ、わかめ、もずく、あおさ、青のりなどはいかがでしょうか？　おやつにフォロミや牛乳の寒天ゼリーなどを取り入れても良いですね。　昆布はヨウ素量が極端に多いのでそのまま食べるのは控えましょう。昆布以外の海藻類は、通常に召し上がる分にはヨウ素の摂りすぎにはなりませんので大丈夫です。


・豆類について
枝豆や大豆の水煮などを使用しても良いです。　まだ離乳食期なので、薄皮をむいて刻んであげると安心です。　その他、きな粉や豆腐、高野豆腐、などの大豆製品もお勧めです。

よろしくお願いいたします。