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尿蛋白がプラスでした
b2トマト
妊娠してからつわりがひどいのと、体調があまり安定せずに横になりっぱなしだったせいか、尿蛋白がプラスになってしまいました。
塩分は控えるようにしているのですが、汗をかくことが多いので塩分不足にならないか心配です。
何か食事で気を付けなければならないことってありますか?
普段は上の息子と主人が味付けのはっきりするものを好むために薄味ではないものばかり作ってしまいます
塩分は控えるようにしているのですが、汗をかくことが多いので塩分不足にならないか心配です。
何か食事で気を付けなければならないことってありますか?
普段は上の息子と主人が味付けのはっきりするものを好むために薄味ではないものばかり作ってしまいます
2020/8/2 1:07
b2トマトさん、おはようございます。
ご相談頂きありがとうございます。
妊娠中の尿蛋白についてのご相談ですね。
妊娠中は血液量が増えるために腎臓に負担がかかり一時的に尿蛋白が出る事があります。
このほかにも、塩分の摂りすぎ、精神的ストレス、運動の負荷、たんぱく質の摂り過ぎ、腟からの分泌液が尿に混ざるといったことが原因で、尿蛋白が一時的に陽性になることがあります。
この中でも塩分過多の食事は腎臓に負担がかかり、たんぱく尿と血圧高値が伴う場合は、妊娠高血圧症と診断されてしまう場合がありますので、予防の基本として体重を増やしすぎない事と塩分を摂りすぎない事は日頃から気をつけて行くようにしましょう。
日本食はどうしても塩分が多く使用されてしまいますので、日本人の1日の目標値は世界に比べても高く設定されています。今までは、男性8g未満、女性7g未満という塩分の目標値でしたが、2020年に食事摂取基準が改定されたばかりで、男女ともに塩分摂取の目標値が0.5gずつ下がりました。男性7.5g未満、女性6.5g未満という目標値である為、なおさら塩分には注意が必要になってきますね。この基準は、かなり厳しい数値になります。6.5未満を達成するのは、日頃から高い意識での減塩が求められます。
日常的に薄味でないものばかり作っているという認識もおありなので、家族の健康を守る為にも、お母さんが安心安全に出産できる基盤を築く為にも、ご家族で減塩を意識して進められていくと良いですね。
外食などでどうしても塩分の多いものを食べてしまった場合は、その他の食事2食は減塩メニューにして、1日でも過度に摂らない様に工夫する事が大切です。 1食当たりの塩分量は2.0未満になるようにしましょう。
減塩のコツとしては以下の通りです。
●だしをきかせる。(塩分入りの粉末だしではなく、天然だしを使用する。)
●香りをきかせる。(生姜、ゆず、わさび、スパイスなどを使用する。)
●酢や柑橘類などの酸味をきかせる。
●食材本来の持ち味を活かす。
●調味料は計って使う。(食卓に調味料を置かない。)
●外食時や市販の惣菜を利用するときは特に塩分表示に注意する。
汁物は、薄味にし中に入れる具材を多くしましょう。野菜類が増える事で汁量が減りますので、減塩になりますし、野菜類に含まれるカリウムがナトリウムの排泄を促しますので、体から塩分を出してくれる働きをしてくれます。 毎食しっかりと野菜を摂るようにしましょう。
汁物やスープ類はどうしても塩分が多くなりますので、減塩を意識しても1杯で1g程度の塩分が摂れてしまいます。1日1回程度にして、具だくさんの汁物を意識しましょう。
妊娠高血圧の予防の為には、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル、代謝を活発にするビタミン類を十分にとる事も大切です。
野菜、きのこ類、海藻類、果物類、乳製品、たんぱく質をしっかりと摂る事でこれらの栄養素が補えます。
今後は、休養と必要な栄養素を十分にとり、ストレスを避け、適度な運動(医師の許可の範囲)とリラックスした気持ちで生活する事が大切です。また、減塩や野菜不足に気をつけつつお過ごしいただけると安心ですね。
お身体お大事になさってください。
ご相談頂きありがとうございます。
妊娠中の尿蛋白についてのご相談ですね。
妊娠中は血液量が増えるために腎臓に負担がかかり一時的に尿蛋白が出る事があります。
このほかにも、塩分の摂りすぎ、精神的ストレス、運動の負荷、たんぱく質の摂り過ぎ、腟からの分泌液が尿に混ざるといったことが原因で、尿蛋白が一時的に陽性になることがあります。
この中でも塩分過多の食事は腎臓に負担がかかり、たんぱく尿と血圧高値が伴う場合は、妊娠高血圧症と診断されてしまう場合がありますので、予防の基本として体重を増やしすぎない事と塩分を摂りすぎない事は日頃から気をつけて行くようにしましょう。
日本食はどうしても塩分が多く使用されてしまいますので、日本人の1日の目標値は世界に比べても高く設定されています。今までは、男性8g未満、女性7g未満という塩分の目標値でしたが、2020年に食事摂取基準が改定されたばかりで、男女ともに塩分摂取の目標値が0.5gずつ下がりました。男性7.5g未満、女性6.5g未満という目標値である為、なおさら塩分には注意が必要になってきますね。この基準は、かなり厳しい数値になります。6.5未満を達成するのは、日頃から高い意識での減塩が求められます。
日常的に薄味でないものばかり作っているという認識もおありなので、家族の健康を守る為にも、お母さんが安心安全に出産できる基盤を築く為にも、ご家族で減塩を意識して進められていくと良いですね。
外食などでどうしても塩分の多いものを食べてしまった場合は、その他の食事2食は減塩メニューにして、1日でも過度に摂らない様に工夫する事が大切です。 1食当たりの塩分量は2.0未満になるようにしましょう。
減塩のコツとしては以下の通りです。
●だしをきかせる。(塩分入りの粉末だしではなく、天然だしを使用する。)
●香りをきかせる。(生姜、ゆず、わさび、スパイスなどを使用する。)
●酢や柑橘類などの酸味をきかせる。
●食材本来の持ち味を活かす。
●調味料は計って使う。(食卓に調味料を置かない。)
●外食時や市販の惣菜を利用するときは特に塩分表示に注意する。
汁物は、薄味にし中に入れる具材を多くしましょう。野菜類が増える事で汁量が減りますので、減塩になりますし、野菜類に含まれるカリウムがナトリウムの排泄を促しますので、体から塩分を出してくれる働きをしてくれます。 毎食しっかりと野菜を摂るようにしましょう。
汁物やスープ類はどうしても塩分が多くなりますので、減塩を意識しても1杯で1g程度の塩分が摂れてしまいます。1日1回程度にして、具だくさんの汁物を意識しましょう。
妊娠高血圧の予防の為には、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル、代謝を活発にするビタミン類を十分にとる事も大切です。
野菜、きのこ類、海藻類、果物類、乳製品、たんぱく質をしっかりと摂る事でこれらの栄養素が補えます。
今後は、休養と必要な栄養素を十分にとり、ストレスを避け、適度な運動(医師の許可の範囲)とリラックスした気持ちで生活する事が大切です。また、減塩や野菜不足に気をつけつつお過ごしいただけると安心ですね。
お身体お大事になさってください。
2020/8/2 8:09
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