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好き嫌いが激しいことに困っています。
まなみ
いつもお世話になっております。現在11ヶ月の赤ちゃんを育てています。1日3回食食べさせているのですが、好き嫌いが激しくて食べてくれない時があり困っています。バナナとパンと赤ちゃんせんべいは喜んで食べるのですが、それ以外のスプーンですくう料理やおやきなどは気分で食べたり食べなかったりです。ベビーフードも試してみたのですが全く受け付けてくれませんでした。 食べない時は部屋中に響く声で全力で泣き叫ぶのでこちらが精神的に辛くなります。試行錯誤して作った食べ物を捨てるのも悲しいです。どうすれば好き嫌いがなくなるのでしょうか。1日3回の離乳食の時間がストレスになってしまいました。
2021/6/26 7:10
まなみさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
11か月のお子さんの食べ物の好き嫌いでお悩みなのですね。
この時期は自我の芽生えによって急に好き嫌いが出てきたり、気分によって食べたり食べなかったりがはじまる時期ですので食事の準備も一苦労ですよね。
私の子供も偏食が激しく、せっかく作ったものを捨てる悲しさやお子さんに泣かれてしまう精神的なお辛さもとてもよくわかります。
赤ちゃんの時期はまだ親御さんが『好き嫌いをしないように』と言葉で説明しても理解できなかったり、お子さんもなぜ食べたくないのか、自分の気持ちをうまく伝えることができない年齢ですので、お互いに気持ちを理解できずもやもやイライラしてしまうのだと思います。
お子さんにとっては好き・嫌いを判断したり、嫌なことは嫌と拒否することは成長発達の大事なプロセスの一つなので、お子さんの脳や心が順調に成長している証拠とも言えます。
バナナとパンと赤ちゃんせんべいはお好きなのですね。
甘いものやふわふわ柔らかいもの、旨味のあるものはお好きな傾向があるようですので、バナナの甘味を加えた料理や色々なパンを試してみたり、赤ちゃん用せんべいのように少し旨味や塩味を加えてみるなど、お子さんの好きな食材の傾向を参考にしてメニューの幅を広げてみるのも一つの方法です。
スプーンですくう料理や手づかみで食べるおやきは、まだ自分で食べることに慣れていない時期ですので、途中で食べることに疲れてしまっていたり、食べにくさからママに食べさせてもらいたかったり、その時のやる気や気分によって食べたり食べなかったりするのかなと感じます。
まだ自力で食べるのは大変なようであれば、スプーンですくったり手づかみで食べるメニューの量や頻度を減らして、お子さんのペースに合わせて少しずつ練習させてあげてくださいね。
まなみさんが精神的につらいときは無理せずお子さんが食べてくれるものを中心のメニューにしても良いと思いますが、食べてくれないからと苦手な食材をずっと食卓に出さないと、お子さんが挑戦して食べるきっかけが失われてしまいます。
味覚やその食材に対する心理的な抵抗感も年齢とともに緩和して許容範囲が広がっていきますので、気持ちに余裕があるときは1品少量でもよいので苦手な食材や料理も出してみてください。
食べないからと強要したりプレッシャーを与えると余計に食事が苦痛になって逆効果になってしまうので、食べなくても気にしないスタンスで色々なものを食卓に出すようにすれば、いつかはお子さんの気が向いて食べてくれるようになってくれることが多いですよ。
食べること以外でも食育の絵本を読んだり、おままごとをしたり、一緒に野菜を育てたり、お子さんの好きなキャラクターの食具やお皿にするなどして、お子さんの好きや得意なことを取り入れつつ、楽しく沢山の食材や料理に触れさせる機会を作ってあげてくださいね。
また、すでに実行されていることかもしれませんが、食事をしっかりたべてもらうポイントは、食事前の3~4時間はおやつや飲み物など血糖値が上がるものは摂るのを控えて、食事時間にしっかりお腹を空かせるようにすることです。
お子さんが好きなものは最後の方にとっておき、食べてほしいお料理から1品ずつコース料理のようにだしていくと、空腹感から苦手なおかずも食べてくれやすいのでお試しください。
成長とともに少しずつ発語や言葉の理解が発達してきたら、「これはどんな味(匂い・食感)かな?」「○○ちゃんの好きな○○と同じ味だよ。一口食べてみて」「どんなところが苦手(好き)なのかな?」とコミュニケーションをとりながらお子さんの好き嫌いの理由を一緒に探してみたり、親御さんが目の前でおいしそうに食べる様子をみせながら楽しい雰囲気で食事の時間を過ごすことも効果的ですので、ぜひ心がけてみてくださいね。
色々と書きましたが、好き嫌いの克服はある程度長い目で見守りつつ取り組む必要がありますので、まなみさんが無理のない範囲でできそうなことから参考に取り入れてみてください。
またお力になれることがありましたらお声かけくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。
ご相談ありがとうございます。
11か月のお子さんの食べ物の好き嫌いでお悩みなのですね。
この時期は自我の芽生えによって急に好き嫌いが出てきたり、気分によって食べたり食べなかったりがはじまる時期ですので食事の準備も一苦労ですよね。
私の子供も偏食が激しく、せっかく作ったものを捨てる悲しさやお子さんに泣かれてしまう精神的なお辛さもとてもよくわかります。
赤ちゃんの時期はまだ親御さんが『好き嫌いをしないように』と言葉で説明しても理解できなかったり、お子さんもなぜ食べたくないのか、自分の気持ちをうまく伝えることができない年齢ですので、お互いに気持ちを理解できずもやもやイライラしてしまうのだと思います。
お子さんにとっては好き・嫌いを判断したり、嫌なことは嫌と拒否することは成長発達の大事なプロセスの一つなので、お子さんの脳や心が順調に成長している証拠とも言えます。
バナナとパンと赤ちゃんせんべいはお好きなのですね。
甘いものやふわふわ柔らかいもの、旨味のあるものはお好きな傾向があるようですので、バナナの甘味を加えた料理や色々なパンを試してみたり、赤ちゃん用せんべいのように少し旨味や塩味を加えてみるなど、お子さんの好きな食材の傾向を参考にしてメニューの幅を広げてみるのも一つの方法です。
スプーンですくう料理や手づかみで食べるおやきは、まだ自分で食べることに慣れていない時期ですので、途中で食べることに疲れてしまっていたり、食べにくさからママに食べさせてもらいたかったり、その時のやる気や気分によって食べたり食べなかったりするのかなと感じます。
まだ自力で食べるのは大変なようであれば、スプーンですくったり手づかみで食べるメニューの量や頻度を減らして、お子さんのペースに合わせて少しずつ練習させてあげてくださいね。
まなみさんが精神的につらいときは無理せずお子さんが食べてくれるものを中心のメニューにしても良いと思いますが、食べてくれないからと苦手な食材をずっと食卓に出さないと、お子さんが挑戦して食べるきっかけが失われてしまいます。
味覚やその食材に対する心理的な抵抗感も年齢とともに緩和して許容範囲が広がっていきますので、気持ちに余裕があるときは1品少量でもよいので苦手な食材や料理も出してみてください。
食べないからと強要したりプレッシャーを与えると余計に食事が苦痛になって逆効果になってしまうので、食べなくても気にしないスタンスで色々なものを食卓に出すようにすれば、いつかはお子さんの気が向いて食べてくれるようになってくれることが多いですよ。
食べること以外でも食育の絵本を読んだり、おままごとをしたり、一緒に野菜を育てたり、お子さんの好きなキャラクターの食具やお皿にするなどして、お子さんの好きや得意なことを取り入れつつ、楽しく沢山の食材や料理に触れさせる機会を作ってあげてくださいね。
また、すでに実行されていることかもしれませんが、食事をしっかりたべてもらうポイントは、食事前の3~4時間はおやつや飲み物など血糖値が上がるものは摂るのを控えて、食事時間にしっかりお腹を空かせるようにすることです。
お子さんが好きなものは最後の方にとっておき、食べてほしいお料理から1品ずつコース料理のようにだしていくと、空腹感から苦手なおかずも食べてくれやすいのでお試しください。
成長とともに少しずつ発語や言葉の理解が発達してきたら、「これはどんな味(匂い・食感)かな?」「○○ちゃんの好きな○○と同じ味だよ。一口食べてみて」「どんなところが苦手(好き)なのかな?」とコミュニケーションをとりながらお子さんの好き嫌いの理由を一緒に探してみたり、親御さんが目の前でおいしそうに食べる様子をみせながら楽しい雰囲気で食事の時間を過ごすことも効果的ですので、ぜひ心がけてみてくださいね。
色々と書きましたが、好き嫌いの克服はある程度長い目で見守りつつ取り組む必要がありますので、まなみさんが無理のない範囲でできそうなことから参考に取り入れてみてください。
またお力になれることがありましたらお声かけくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。
2021/6/27 14:54

まなみ
0歳11カ月
丁寧で分かりやすい回答をありがとうございます。アドバイスを元に改善していきたいと思います。食べたくないからと無理やり食べさせようとしていたことが良くなかったのかなと感じました。食べ物を捨てるのは勿体ないですが、食べたくないのならそこで終わりにした方がいいですよね。
追加で2点質問があります。
①離乳食を全く食べなかった場合ミルクの量は増やすべきなのでしょうか。現在食後にミルクを100ml与えているのですが、食べない時はお腹が空くのではないかと心配になります。お腹が空いて欲しくないので無理やり離乳食を食べさせているところもありました。
② 精神的に辛い時は食べられるもの中心のメニューにしてもいいとありましたが、同じものを食べ続けているとアレルギーにならないか心配です。どれくらいの頻度なら同じメニューにしてもいいのでしょうか。
以上よろしくお願いします。
追加で2点質問があります。
①離乳食を全く食べなかった場合ミルクの量は増やすべきなのでしょうか。現在食後にミルクを100ml与えているのですが、食べない時はお腹が空くのではないかと心配になります。お腹が空いて欲しくないので無理やり離乳食を食べさせているところもありました。
② 精神的に辛い時は食べられるもの中心のメニューにしてもいいとありましたが、同じものを食べ続けているとアレルギーにならないか心配です。どれくらいの頻度なら同じメニューにしてもいいのでしょうか。
以上よろしくお願いします。
2021/6/29 16:43
まなみさん、お返事ありがとうございます。
以下追加のご質問にお答えしますね。
①離乳食を全く食べなかった場合ミルクの量は増やすべきなのでしょうか。現在食後にミルクを100ml与えているのですが、食べない時はお腹が空くのではないかと心配になります。お腹が空いて欲しくないので無理やり離乳食を食べさせているところもありました。
→9~11か月頃の授乳回数は母乳もミルクも1日5回くらい。ミルクの量は1日500~700mlが目安ですので、食事量が少ないときは1回150~200㎖程度まで飲ませてあげても大丈夫ですよ。
1歳以降になりお子さんが卒乳をしたら、午前と午後でおやつ(補食)の時間を設けて、1日3回の食事で不足しがちな栄養を補ってあげてくださいね。
② 精神的に辛い時は食べられるもの中心のメニューにしてもいいとありましたが、同じものを食べ続けているとアレルギーにならないか心配です。どれくらいの頻度なら同じメニューにしてもいいのでしょうか。
→以前は「同じ食物ばかり続けて食べるとその食物のアレルギーになりやすい」という考え方があり、「回転食」といって同じ食物を続けて食べないようにする指導が行われていたことがありました。
しかし、今では同じものを続けて食べたからといって、その食物に対してアレルギーを起こしやすくなるという考え方に科学的な根拠がないことがわかっていますので、その点については安心してくださいね。
ただ、好きなものばかり極端に多く食べていると栄養が偏ってしまうことがあるので、お子さんが好きな食材の中でもなるべく主食・主菜・副菜と偏りなく食べれるように気をつけてあげると良いと思います。
どうぞご参考になさってくださいね。
以下追加のご質問にお答えしますね。
①離乳食を全く食べなかった場合ミルクの量は増やすべきなのでしょうか。現在食後にミルクを100ml与えているのですが、食べない時はお腹が空くのではないかと心配になります。お腹が空いて欲しくないので無理やり離乳食を食べさせているところもありました。
→9~11か月頃の授乳回数は母乳もミルクも1日5回くらい。ミルクの量は1日500~700mlが目安ですので、食事量が少ないときは1回150~200㎖程度まで飲ませてあげても大丈夫ですよ。
1歳以降になりお子さんが卒乳をしたら、午前と午後でおやつ(補食)の時間を設けて、1日3回の食事で不足しがちな栄養を補ってあげてくださいね。
② 精神的に辛い時は食べられるもの中心のメニューにしてもいいとありましたが、同じものを食べ続けているとアレルギーにならないか心配です。どれくらいの頻度なら同じメニューにしてもいいのでしょうか。
→以前は「同じ食物ばかり続けて食べるとその食物のアレルギーになりやすい」という考え方があり、「回転食」といって同じ食物を続けて食べないようにする指導が行われていたことがありました。
しかし、今では同じものを続けて食べたからといって、その食物に対してアレルギーを起こしやすくなるという考え方に科学的な根拠がないことがわかっていますので、その点については安心してくださいね。
ただ、好きなものばかり極端に多く食べていると栄養が偏ってしまうことがあるので、お子さんが好きな食材の中でもなるべく主食・主菜・副菜と偏りなく食べれるように気をつけてあげると良いと思います。
どうぞご参考になさってくださいね。
2021/6/30 10:55

まなみ
0歳11カ月
とても分かりやすいです。丁寧な回答をありがとうございました。好き嫌いを克服できるようこれからも頑張っていきたいと思います。
2021/6/30 18:53
お力になれて良かったです。
また何かございましたらいつでもご相談くださいね。
よろしくお願いします。
また何かございましたらいつでもご相談くださいね。
よろしくお願いします。
2021/7/1 16:36
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