妊娠糖尿病中の食事

ごまさん、おはようございます。
ご相談頂きありがとうございます。

妊娠糖尿病の診断を受けて食事に気をつけて生活されているのですね。
食事の順番や低糖質の食材を選ばれる事はとても素晴らしいと思います。
妊娠中期以降は、インスリン抵抗性が働いて、食事で得られた糖分を赤ちゃんに運ぶように働きます。

また、食間にお腹がすきやすいのは、食後だけでなく空腹時にも糖分を赤ちゃんに運ぶ働きがありますので、空腹時は低血糖になり易いです。　食後お腹が空いてしまうのは、食事から得られるエネルギー量が少ないか、糖分を赤ちゃんに送りすぎて低血糖になっている為という事が考えられます。

この低血糖を防ぐためにも、分食はとても意味のあるものになってきますが、食事で減らした分の糖質を食間に補うという様に考えます。　お腹が空いた時は、菓子類ではなくおにぎりやパンやグラノーラなど食事の一部となるものが良いですね。

妊娠糖尿病の食事療法は、糖質を曲線に制限するという事ではないので、食事の際の炭水化物も必要量摂取しないと、食間にお腹がすき過ぎて糖分の多いものを欲してしまうという事もあります。

具体的な炭水化物の量は産院の栄養指導で助言を受けられると良いと思いますが、一般的に最低でも１００ｇ程度のご飯を摂取する事を推奨しています。
玄米や雑穀米などの食物繊維が豊富なものを取り入れるのも良いですね。
朝食の内容はとてもバランスが良いもので素晴らしいと思います。　炭水化物の量は上記の様にしっかりと摂れると良いですね。

1日3食、主食・主菜・副菜を揃えて食べる事で、体内の代謝がアップして、食べたものが効率的にエネルギー減へと変換され、体の中で機能的に働いてくれます。　例えば1日１食2食になると、久しぶりに身体に入ってきた栄養を、より体脂肪として蓄積しやすくなったり、血糖コントロールを乱す要因になってしまいます。その結果、食べていないつもりでも体重増加に繋がってしまうという事もあります。

妊娠糖尿病の食事で大切なことは、血糖コントロールとつけるという事が一番になります。　その為にできる事は以下になります。

・1日3食時間を決めて、食べムラをなくす。
・3食共、主食・主菜・副菜を揃えて栄養バランスを整える。
・脂肪分・糖分・塩分の多い市販のお菓子は控える。
・食事の前に、野菜類・きのこ類・海藻類などを食べて、血糖値の急上昇を抑える。
・適度な運動を取り入れる(運動は食後30分後が効果あり※運動は医師の助言のもと行って下さい。)

今までも以上の点に気を付けて生活されていると思いますが、ドカ食いや食べムラは血糖コントロールを乱しやすい食生活となりますので、食事である程度しっかりとエネルギーを摂れるように工夫していけると良いと思いますよ。
よろしくお願い致します。

ごまさん、お返事ありがとうございます。

炭水化物をどの程度の量で分食して、血糖をコントロールするかは、検査数値や病院の医師や管理栄養士の元に進めなくてはいけないので、私の方から具体的な数字をご提示する事は難しいです。申し訳ありません。
ごまさんにとって、分食を取り入れることが有効なのか、必要エネルギーを摂取する為にはどうしたらよいか、産院の医師や管理栄養士に詳ご相談下さいね。

私の方からは一般的なお伝えしかできないですが、食後血糖値を抑えるために、食事の際の炭水化物を減らして、そのぶんの炭水化物を分食して召し上がるという事は有効ではあると思います。