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刺身とツナ缶の栄養価の差について

のんちママ
久野さん、また教えてください。
今回教えていただきたいのは、鮪やカツオの刺身とツナ缶の栄養価の違いについてです。
 今まで、鮪のツナ缶(ノンオイル・食塩無添加)は何度もあげているのですが、ふと刺身との違いが気になりました。
 他の方の質問への回答を見て、同じ物と考えて良いということは分かったのですが、栄養面ではどうなのでしょうか。
 できれば鉄分やEPA・DHAを多く含むものをあげたいなと思ったのですが、鮪・カツオの刺身を茹でてあげるのとツナ缶をあげるのに違いはありますか。
よろしくお願いします。

2021/5/14 20:39

久野多恵

管理栄養士
のんちママさん、おはようございます。
いつもご相談頂きありがとうございます。

赤身の魚の栄養価の違いについてのご相談ですね。
まぐろは種類によって鉄分や脂肪酸の含まれる量がかわりますし、かつおは穫れる時期によって脂肪酸の含まれる量がかわります。
2020年改定の食品成分表・脂肪酸成分表から、いずれも100g当たりの量で成分をご提示致します。

◉鉄について
・きはだまぐろ        2.0g
・びんながまぐろ       0.9g
・ツナ水煮ライト(きはだ)    0.6g
・ツナ水煮ホワイト(びんなが) 1.0g
・かつお(春・秋獲り)     1.9g
・かつお缶(味付)       2.6g

◉EPAについて
・きはだまぐろ        32㎎   
・びんながまぐろ       43㎎     
・ツナ水煮ライト(きはだ)    20㎎     
・ツナ水煮ホワイト(びんなが) 110㎎    
・かつお(春獲り)        39㎎     
・かつお(秋獲り)       400㎎    
・かつお缶(味付)        180㎎    

◉DHAについて
・きはだまぐろ        150㎎ 
・びんながまぐろ       140㎎ 
・ツナ水煮ライト(きはだ)    120㎎ 
・ツナ水煮ホワイト(びんなが) 440㎎ 
・かつお(春獲り)        120㎎ 
・かつお(秋獲り)        970㎎ 
・かつお缶(味付)        540㎎ 

※ちなみに缶詰は液汁も含めての計算です。

例えば、まぐろは鉄分は生のきはだまぐろのほうが多少多く含まれますが、EPAやDHAの脂肪酸はびんながのツナ缶の方が多いです。
かつおは、缶詰の方が鉄分が多いですが、秋獲りのかつをの方がEPAやDHAの脂肪酸が多く含まれている事がわかります。 


上記からもわかるように、多い物もあれば、あまり多く含まれていないものもあったり、季節によって違ったりもします。どれを選ぶかはご家庭の判断によると思いますし、管理栄養士の立場から言える事は、離乳食で摂取する程度の量で、大きな違いはないが、赤身のマグロやかつお、ツナ缶などを意識して摂取していければ良いという事になります。
どの食品を特化して食べるという事ではなく、これらの食材を意識していければ良いと思いますよ。


2021/5/15 8:28

のんちママ

0歳10カ月
詳しく回答ありがとうございました。
季節によっても違うのですね。
刺身・缶詰どちらかに偏ることなく、両方あげてみたいと思います。  
カツオに関しては、まだ刺身・缶詰共にあげたことがないので、チャレンジしたいと思っているのですが、スーパーでカツオのたたきは見かけても刺身で見つけることができず…
たたきを買って、それを茹でてあげるのは大丈夫なのでしょうか。 

2021/5/15 11:32

久野多恵

管理栄養士
のんちママさん、お返事ありがとうございます。

スーパーのかつおのたたきでも良いですよ。 
それをしっかりと茹でてあげれば大丈夫です。
ただ、外側を焼いてある場合焦げ目がある場合があるので、それは取り除いてあげましょう。
よろしくお願い致します。

2021/5/16 8:38

のんちママ

0歳10カ月
わかりました。
いつもありがとうございます。
また分からない事がでてきた際には、よろしくお願いします。 

2021/5/16 8:55

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