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オムライスを食べてくれません。

よしりん
一歳を過ぎても、何を食べさせたら良いのか悩みの種です。「一歳からのトマトケチャップ」を買って、オムライスを作ってみたのですが、嫌がって食べてくれず、終いにはギャン泣きされました。今まで好き嫌いなく食べてくれていたのに初めてです。トマトケチャップの酸味がダメなのか、油で炒めたのがダメなのか…無理に食べさせられませんし、でも慣れて行って欲しいし…玉子もアレルギーないのですが、蒸し卵以外、玉子焼きはまだ頻度が低かったもので。何か工夫できる事はありますでしょうか?

2021/5/5 14:31

久野多恵

管理栄養士
よしりんさん、おはようございます。
ご相談頂きありがとうございます。

1歳2か月のお子様のお食事について、
初めてオムライスを作ったところ、嫌がって食べてくれなかったのですね。
考えられる理由としては、子どもは食べ慣れないものは食べたがらないという本能的なものが備わっていて、そういったことが今回の件に繋がっているのかもしれませんね。

もともと人間には「新寄の恐怖」といって、食べ慣れない物への恐怖や警戒心があります。それは、自分の身を守る上で大事な感覚とされており、初めて見るものに対して恐怖心を持って警戒するという行動がみられます。お子さんの偏食で悩む方は、このような事実があることをママやパパがしっかりと理解することで、客観的に子どもの偏食について向き合いやすくなります。

初めてのものを嫌がったり、偏食が始まってくるという事は、お子さんが健やかに成長している証にもなります。そのため、気分によって食べたくない日があったり、苦手な食べ物があったりするのは当然のことと考えましょう。親ははこのような事実を受け止め、子どもの反応に一喜一憂せず、ゆったりとかまえる姿勢が大切です。そして、楽しい食事の雰囲気づくりをおこなったり、少しでもお子さんが食べたら褒めるなど、食べ物に対して前向きになれるようなサポートをおこない、食体験を日々積み重ねていきましょう。

ここで気を付けてほしいのが「偏食で食べないのが当たり前だったら、仕方がない」と諦めてしまうことです。親が何もサポートをおこなわないと、子どもは食体験からますます遠のいてしまい、偏食が悪化しかねない状態になります。そのため「偏食」は長期戦だと考えることがポイントになります。何回も同じ食材を繰り返し食べさせることで、少しずつ食材に慣れていきますので、長期スパンで何回もチャレンジし、子どもの食体験を増やしていくことが重要になります。もどかしさもあり、なかなか進まない事でのイライラ感もあるかもしれませんが、食事の時間を楽しい雰囲気で良い印象にしていく事、そしてお母さんが美味しそうにその食事を食べているところを見せてあげて、恐怖心を取り去ってあげる事こそが、今後のお子様の成長、心を豊かに育てる事にも繋がると感じます。

お子様が嫌がるものを無理に食べさせる必要はないです。 オムライスも忘れた頃にまた出してみて、視覚から徐々に慣れさせてあげて下さい。ケチャップではなくて、ホワイトソースなどを使用しても良いと思います。 他の卵料理なども色々試してみてください。 食べ慣れないものは10回以上試さないと受け入れられないというデータもあります。 お母さん自身も焦らず、ゆったりとした気持ちで進めていけると良いですね。

2021/5/6 8:39

よしりん

1歳2カ月
とっても為になるアドバイスを頂き、誠に有難うございました。
焦らず、長期戦で、あの手この手で試してみます。また困ったことがあれば相談するかもしれませんが、どうか宜しくお願い致します。 

2021/5/6 19:11

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