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2歳2ヶ月の食わず嫌い

りんまま
2歳2ヶ月の娘の食事について相談です。
娘は食べた事のあるもの以外口にしません。
きゅうり ・とうもろこし・アンパンマンポテト・卵焼き・枝豆・豆腐・チーズ・ウインナー・果物系…この辺りしか食べません。主食はパンかご飯で麺は食べません。納豆ご飯が好きで毎日夜は納豆です。
食べないと分かってますが取り分け料理もプレートに乗せます、でも食べれる物だけ食べて残します。
いつも同じ物だけ食べていて栄養面で心配です。 

食べてくれない娘にイライラしてしまい、前は無理やり口に運んだり 、食べなさい!と怒ったりしてました。きっと娘からしたらご飯の時間が嫌になってしまったかもしれません。今はそんな自分に反省して怒らず、干渉しすぎずを意識してますがたまにイライラしてしまい抑えられず「食べなさい!」と大きい声を出してしまう時もあります。

毎日同じような物しか食べなくても栄養面は大丈夫でしょうか?
どうしたら食べてくれるようになりますか?
また、食事を楽しい時間と捉えていない娘にどうしたら楽しいと思ってくれますか?もう既に、食事=ママが怒って嫌だ と認識されてしまっていたらその考えを克服するのは出来ないでしょうか。
 
娘に嫌な思いをさせてしまい反省です…

2021/5/4 0:31

久野多恵

管理栄養士
りんままさん、こんばんは。
ご相談頂きありがとうございます。

毎日同じメニューといえども、主食・主菜・副菜もあるようですし、食べられるものもたくさんあると思いますよ。 食べないものでもプレートに乗せてげて視覚から慣れさせてあげる対応はとても良いと思います。
 
子どもが偏食になる理由とは、成長するにつれ自我の芽生えとともに自己主張が強くなる時期となり、その影響が食事に表れるからです。また、子どもは食べ慣れないものは食べたがらないという本能的なものが備わっていて、そういったことが偏食につながっていることもあります。もともと人間には「新寄の恐怖」といって、食べ慣れない物への恐怖や警戒心があります。それは、自分の身を守る上で大事な感覚とされており、初めて見るものに対して恐怖心を持って警戒するという行動がみられます。お子さんの偏食で悩む方は、このような事実があることをママやパパがしっかりと理解することで、客観的に子どもの偏食について向き合いやすくなります。
前述しましたが、偏食とは、お子さんが健やかに成長している証になります。そのため、気分によって食べたくない日があったり、苦手な食べ物があったりするのは当然のことと考えましょう。親ははこのような事実を受け止め、子どもの反応に一喜一憂せず、ゆったりとかまえる姿勢が大切です。そして、楽しい食事の雰囲気づくりをおこなったり、少しでもお子さんが食べたら褒めるなど、食べ物に対して前向きになれるようなサポートをおこない、食体験を日々積み重ねていきましょう。

ここで気を付けてほしいのが「偏食で食べないのが当たり前だったら、仕方がない」と諦めてしまうことです。親が何もサポートをおこなわないと、子どもは食体験からますます遠のいてしまい、偏食が悪化しかねない状態になります。そのため「偏食」は長期戦だと考えることがポイントになります。何回も同じ食材を繰り返し食べさせることで、少しずつ食材に慣れていきますので、長期スパンで何回もチャレンジし、子どもの食体験を増やしていくことが重要になります。もどかしさもあり、なかなか進まない事でのイライラ感もあるかもしれませんが、食事の時間を楽しい雰囲気で良い印象にしていく事が、今後のお子様の成長、心を豊かに育てる事にも繋がると感じます。

その工夫として、食に興味を持たせるために子どものテンションを上げることはおすすめです。好きなキャラクターの食器にしたり、100均などで売っている道具を使って、見た目をかわいくするということも良いですね。
食事は五感を使うもので、視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚の五感をフルに活用するというのは食だけとされています。子どもが「おいしそうだなぁ」「かわいいな」という視覚から入り、ポリポリと触感が良いものだったり、おいしそうなにおいだったり、食材を触ったりして確かめるなど、五感をフル活用できる食べさせ方も効果的です。
2~3歳くらいまでの子どもは、大人に食べさせてもらうのをすごく嫌がる時期でもあり、自我が強く自己中心になりやすい時期になります。そのため、子どもの気持ちにある程度寄り添い、強制をしないことが大切です。
また、おままごとや絵本を通して食育を学ぶこともできます。おままごとをすると食事の大切さなどを楽しく学ぶことができます。ほかにも、遊びの要素を取り入れながら、食事前に歌を歌いながら食卓に導いたり、手遊び歌やぬいぐるみを取り入れて「くまちゃん食べているから○○ちゃんも食べてみようね」と声かけをおこなうなど、楽しい雰囲気づくりが大切になります。
毎日忙しくされていると思いますので、なかなか楽しい雰囲気づくりといっても、大変かと思いますが、お母さんが余裕があってできそうな時だけでも、すこしずつ実践してみて下さいね。

栄養面で心配であれば、フォローアップミルクを活用する事も推奨しています。 そのまま飲ませても良いですし、食事やおやつ作りの素材として活用しても良いです。

もし今食事があまり進まないもの、嫌なものと認識してしまっていても、これからの過ごし方で食への興味も出てくると思いますよ。 食育はこれからでも出来ますので、あきらめずに長期スパンで考えて、今できる事を実践していきましょう。

2021/5/4 21:06

りんまま

2歳2カ月
詳しくありがとうございます。
長期スパンですね、まだまだ長いと構えて楽しい雰囲気を大切にしたいと思います。 

2021/5/4 22:54

久野多恵

管理栄養士
りんままさん、お返事ありがとうございます。
頭でわかっていても、どうしてもお辛い事もあると思います。
その際は一人で抱え込まずにいつでもご相談下さいね。

2021/5/5 8:20

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