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前駆陣痛?

Yako
初めて質問させて頂きます。
初産、39w4dになる者です。

AM3時頃から、15分間隔→10分間隔→7分間隔と痛みが続いたため陣痛では?と思い、産婦人科に連絡、入院しました。入院時点の内診では、おしるしもあり、子宮口も開きやすくなっているので、今日のうちに産まれるのでは?と言って頂いたのですが、AM9時頃には痛みが次第に遠のいてしまい、午後には一旦自宅に帰ることになりました。

前駆陣痛の場合でも、本陣痛のような痛みや流れになることがあるのでしょうか?
次に痛みがあった場合の判断基準が分からず、困っています。よろしくお願いいたします。

2021/4/22 17:11

在本祐子

助産師
Yakoさん、こんばんは。
ご相談いただきありがとうございます。
前駆陣痛から本陣痛になったと思っていたら、陣痛が遠のいてしまったのですね。
ご自宅に戻られましたね。
子宮口も開きやすくなってきていることや、おしるしがあることから見ると、遠くない将来にご出産に至るのではないかとお察し致します。

さて、前駆陣痛について、少し解説させていただきますね。

妊娠後期になると、陣痛の前練習の様に、頻繁にお腹が張り出します。
これらの多くは、痛みを伴わず、いわゆる前駆陣痛の範疇外となります。

痛みを伴うお腹の張りが不規則にある段階を前駆陣痛としています。

痛みはお腹の張りのタイミングに生じ、下腹部や腰部に起こりやすくなります。生理痛の痛み、下痢の時の痛みなどと表現される方が多いです。

本陣痛はこの痛みを伴う張りが10分以内の間隔で規則的にくるものを指します。

つまり前駆陣痛と本陣痛は痛みのあるお腹の張りですので、1回1回の子宮収縮は同じです!

違いは、前駆陣痛が不規則な子宮収縮に対して、本陣痛は10分に1回程度のスパンでやってくる規則的な子宮収縮で、お産につながるものです。

今回は午前中の時点では前駆陣痛から本陣痛になりかけかもしれませんね。

陣痛発来のその機序は様々な研究がなされています。
最近では、陣痛を起こすために、赤ちゃん自身が肺から分泌物を出して、それが赤ちゃんの臍から母体に入り、陣痛を引き起こしていると考えられています。
肺からでる分泌物は、肺が成熟した際に放出されます。
つまり赤ちゃんは自らが、胎外生活に適応できると判断したタイミングを見計らい、安全なお産になることを見込んで陣痛を開始させていると考えられていますよ。

痛みがあり、熟睡できず、ママさんの心配なお気持ちや不快感がありますよね。よく分かります。
もう少し経過を見ていきましょう。

前駆陣痛から本陣痛に至り、お産になるというか流れが一般的です。
もちろん、前駆陣痛だけが数日〜数週間続くこともありますし、前駆陣痛がなく本陣痛がいきなり始まることもあります。

2021/4/22 21:44

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