食べる献立が偏ってしまう。

ママさん、おはようございます。
いつもご相談頂きありがとうございます。

もうすぐ１歳になるお子様の離乳食に関するご相談ですね。
好きな食材もたくさんあり、良く食べてくれるのはとても喜ばしい事だと思います。
おやきなどがあまり食べ進まなくなっってきたのですね。

この時期になると自我が芽生え始めて、自己主張が伸びてくる時期なので、その影響が食事にも現れてきてしまいます。　栄養バランスよく食べて欲しいと思っていても、なかなか難しいのがこの頃のお食事です。
今まで食べていたものをある日から突然食べなくなったり、特定のものばかり欲しがったり、遊びに夢中で椅子に座らなかった理という行動もこの時期には良く見られます。
これらの自我の芽生えはお子様の健やかな成長の証でもありますので、上手く付き合っていけると良いですね。

フードジャグといって、同じものを食べ続けているとある日突然飽きが来て食べなくなるという事も良くあります。　おやきは色々な食材を入れ込めますのでとても良いおかずメニューだとは思いますが、だんだんと咀嚼力がついてきたお子様は、噛みごたえのあるものや固い物も欲する様になってくることもあります。

食体験として、色々な味付やメニューを取り入れて、バリエーションを増やしていけると良いですね。　ただ、しっかりとお子様に特別メニューを作るという事ではなく、大人の食事からの取り分けを大いに取り入れていきましょう。　そうする事で、大人と同じものを食べられる喜びや、色々な食体験も積み重ねることができます。
取り分けメニューを一例をご紹介します。

「鮭のホイル焼き」
鮭の代わりに鶏のササミなどでも良いですが、その時ご自宅にある野菜とたんぱく源をホイルで包み、魚焼きグリルやフライパンなどで蒸し焼き状態にするだけで、大人もお子様も食べられる簡単メニューになります。　野菜は、ジャガイモや玉ねぎ、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草などはいかがでしょうか？　時間が無い時は、野菜も冷凍の野菜を使用して頂いて大丈夫です。　ミックス野菜などを活用すれば、野菜を切る手間も省けますね。　

「具だくさんスープ」
寄せ鍋感覚で用意できる具材を鍋でコトコト煮て、コンソメやしょうゆベースで薄く味付けすると、大人も美味しく飲めるスープになります。　ツナや豆腐や肉などのたんぱく源も入れ込むと栄養バランスが整います。

「トマト煮込み」
鶏肉を入れると美味しいですが、お子様のお好きな食材で良いです。　白身魚のトマト煮込みも美味しいです。　これも鍋に冷凍野菜とたんぱく源を入れて、ホールトマト缶を入れて煮込むだけの料理です。　トマトは旨みが強い食材なので、お子様用には味をつけなくても大丈夫ですが、コンソメなどで味をつけてあげても良いです。

「煮物」
冷凍のミックス野菜を使用しても良いです。　出し汁で煮込み、大人用に味付けしたものをお子様用に取り出して、外側の味が濃い部分を削ったり、お湯の中でシャバシャバしたり、お湯を足すなどして、離乳食用にされると良いですね。　

離乳食の味付けは、大人の味付の２～３倍薄味になっていれば良いので、ベビーフードの味付けを参考にして頂きながら、薄味を意識してみて下さい。

あまり食事が進まない時は、ミルクを多めに与えるという対応はとても良いと思います。　１歳過ぎて卒乳を考える時期にはミルクから牛乳やフォロミに移行するように考えていきますので、その練習もかねて現状からフォローアップミルクを取り入れるのは良いと思います。

お休みの日に食事と食事の間にお腹が空いていると感じる場合は、育児用ミルクをしっかりと与えてあげて良いです。　またそろそろ１歳になるので、おやつの習慣も考えていかれて良い時期かなと思います。
子供のおやつは菓子類や甘いものではなく、食事の一部となるものが望ましいです。　おにぎり、パン、ホットケーキ、蒸しパン、コーンフレーク、ふかし芋、果物、ヨーグルトなどを育児用ミルクかフォロミと一緒に与えても良いと思います。　食事量に影響が出ない時間と量を考えて与えるようにしましょう。

宜しくお願い致します。

ママさん、お返事ありがとうございます。

大人の青椒肉絲であっても、固さと大きさ、味付がお子様に合ったものになっていれば良いです。
最終的にお子様の口に入る時にお母さんが味見をして、お子様に合った味や固さになっているか確認して進めてあげて下さいね。

大人のメニューを考える際に、取り分けできそうな献立を常に考えておけば楽になってきますよ。
具だくさんの味噌汁やスープ類は取り分けしやすいですし、取り分け後に展開しやすいです。　大人が揚げ物や取り分けできそうにないメニューの時は、ベビーフードなども活用しつつ進めていけると良いですね。

ママさん、お返事ありがとうございます。
また何かお困りのことがあればいつでもお声掛け下さい。