体重管理とルイボスティー

まぁさん、おはようございます。
ご相談頂きありがとうございます。

妊娠中の水分補給についてのご相談ですね。
ルイボスティはノンカフェインなので妊娠中にも進められている物ですが、飲みすぎにも注意が必要です。

ルイボスティにはポリフェノールが含まれており、妊娠中にポリフェノールを過剰に摂取すると赤ちゃんの血管の一部（動脈管）狭まったり閉鎖したりする「動脈管早期収縮」を引き起こすおそれがあると言われます。ただ、どの程度のポリフェノールを摂ると動脈管早期収縮が引き起こされるのか、まだはっきりとしたことはわかっていません。また、ポリフェノールは一度に大量摂取しても、その持続効果は2～3時間と短かく、体内に蓄積されないので一度に大量に飲む事は避けてこまめに飲むように意識して頂くと良いと思います。

厚生労働省などからは妊娠中のポリフェノールに関しての注意喚起はありませんが、1日に1,100～1,200mg以上のポリフェノールを継続的に摂取した場合、胎児動脈管早期収縮をきたす危険性があるとの研究論文も出ておりますが、はっきりとした見解は無い様です。
　
ルイボスティーに含まれるポリフェノール量は製品によっても違いがありますので、どの程度であれば大丈夫であるかはっきりとお伝えできませんが、パッケージなどにポリフェノール量が記載されているかどうか確認してみて下さい。　1,100～1,200mgを大きく超えることのない量であればご安心頂いて良いと思いますが、どのような食材であっても摂りすぎはよくありませんので、ルイボスティ―以外の水分も探していけると安心ですね。

ルイボスティを飲む場合においても、一度に大量に飲む事は控えて、少量ずつこまめに飲むようにしましょう。　その他の水分補給として、たんぽぽ茶や水に柑橘系の果汁を混ぜたものなどもお勧めです。

妊娠中はインスリンというホルモンの動きを抑えて、血糖値が下がらないように作用します。　それは赤ちゃんにブドウ糖を運ぶためとされておりますが、空腹時にもそのインスリン抵抗性が働きますので、妊娠中の空腹時は逆に低血糖に陥ってしまう事があります。
妊娠中は糖分や脂肪分や塩分を控える必要はありますが、赤ちゃんの発達の為、お母さんの体力維持の為にも間食も大切な栄養補給の機会となります。

空腹時には低血糖になり易い状況ですので、おにぎりやパン、グラノーラ、ふかし芋、ヨーグルト、果物などで栄養を補給していきましょう。　望ましい体重増加量まで増やす事も母親の大切な役割だと思いますよ。　体重増加が少なすぎても、低出生体重児やお母さんの貧血のリスクが高まりますので、望ましい体重増加量７～１２kg程度を目指して、必要な栄養、エネルギーを補給していきましょう。
空腹感を極端に紛らわさなくても大丈夫です。　必要なエネルギーは摂取していきましょう。　一番のポイントはバランスの良い食事です。　下記も参考にして下さい。

【妊産婦のための食事バランスガイド】(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3b02.pdf

また、ベビーカレンダーアプリ内に、この食事バランスガイドの活用法について説明した動画がありますので、合わせて参考にして頂けたら幸いです。

【妊娠中の基礎知識】妊娠中の食事のとり方（食事基本編）
https://www.youtube.com/watch?v=BD5Fl4F7Pbc&feature=youtu.be