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離乳食を中々食べてくれない

いっくんママ
一歳過ぎた辺りから離乳食の好き嫌いがハッキリしてきて、進んで手づかみで食べるのはパンと市販の一歳からのチーズのみ。チーズも手が汚れるので、拭いてと手を出してきます。他は手が汚れるのが嫌みたいでおやきなども手づかみしてくれません。こちらがスプーンで食べさせるのも最近は嫌がり、おやきやおにぎりなど私が手に持って食べさせると最初は食べてくれますが、それも直ぐに口を開けてくれなくなります。以前はヨーグルトも好きでしたが、スプーンを使うので食べてくれなく、最近は便秘気味です。
フォークに刺して渡しても一回のみ食べて後は手に持つのも拒否します。
手に何かを持たせて遊んでるうちに食べさせると食べてくれますが、それも飽きるとポイと投げて次から次新しい物を持たせないと食べてくれなくて、イライラしてしまいます。比較的食べてくれるのはハイチェアからおろして遊ばせながらだと食べてくれますが、それに慣れてしまうと椅子に座らなくなるんじゃないかとあまりしたくないです。
何か手に持たせて遊ばせたり、椅子から下ろして食べてくれるならそれでいいのでしょうか?よく遊び始めたらご飯を止めにすると聞きますが始めからそうなのでそれはできません。
毎日離乳食の時間が苦痛です。

2021/4/15 9:40

久野多恵

管理栄養士
いっくんママさん、こんばんは。
いつもご相談頂きありがとうございます。

1歳過ぎたころから好き嫌いがはっきりしてなかなか思う様に食べてくれないというお悩みですね。
手づかみ食べを進めたり、手にもって食べさせてあげたり、フォークを使用してみたり、色々試行錯誤して頑張っておられると思います。
一生懸命作ったものを食べてくれないととても悲しくて、不安で、イライラ感も出てきてしまいますよね。私も食べない子の育児をしてきたので、いっくんママさんのお気持ちはとてもわかります。

この時期は自我が芽生えて自己主張が伸びる時期なので、その影響が食事にも現れています。おかあさんは栄養バランスよく食べて欲しいと思ってもなかなかむずかしいのがこの頃のお食事です。偏食や食べムラはこの時期の健やかな成長の証でもありますので、上手く付き合っていけると良いですね。

食べないものを作るのはとてもお辛く、億劫になってしまうお気持ちもとても理解が出来ます。 ただ、作って食べなかったら無駄なく大人が美味しそうに食べる事を見せてあげれば良いので、食べ慣れない食材も時々食卓にあげるようにしましょう。 食べ進まないものでも10回以上は試さないと受け入れられないというデータもあります。
根気が必要になりますし、もどかしさはあるのですが、食体験を増やしていくという糧は今後の豊かな食生活を送る為にも大切な過程になりますので、余裕がある時には進めてあげてくださいね。
手づかみ食べの進み具合にも個人差がありますので、お子様自身が手にもって食べられるものだけで進めていけば良いです。 手が汚れることが嫌で全く手づかみせずに食具が上手に使えるようになったというお子様もいますので、必ずすべての食材を手づかみしなくてはいけないという事ではないですし、お子様自身に興味があるもので、目と手と口の協働運動が出来ていれば問題ないです。

お子様の為に別メニューを作ると、食べてくれなかった時の落胆が大きいので、大人の食事からの取り分けメニューを進めていき、お母さんと同じものを食べられる喜びも教えてあげて下さいね。 煮物、蒸し物、炒め物、鍋物などお子様に取り分ける前提で大人のメニューを考えると、減塩になり、生活習慣病予防にも繋がります。

また、一緒に調理過程を手伝ってもらう事で、自分で出来た喜びで食への興味に繋がる事もありますよ。 卵を一緒に割ったり、ハンバーグの種を混ぜたり、ふりふりおにぎりを作ったり、食パンを好きな形にくり抜いたり調理過程で出来そうな事を一緒にやってみて下さいね。 この時期は間食の時間もお食事の一部をなるものを与えるのが望ましいので、食事で摂りきれなかった栄養を間食の時間に補食として与える様に考えていけると良いですね。
おやつの与え方、偏食の捉え方の記事がありますので、こちらも参考にして下さい。

【子どもが偏食になる原因を解説!栄養の不足分はおやつでカバー!】
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/14916

【小食について、年代別に見直しポイントやアドバイスを紹介!】
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/14918

褒められる体験、嬉しい体験、楽しい体験が、食への興味を促し、偏食や食べムラを無くしていく近道にもなります。お食事の時間が楽しい雰囲気で過ごせるように、お子様のできる事食べられる事に注目して、たくさん褒めてあげて下さいね。

まだしっかりと食事のしつけを教えられる時期ではないので、何かを持たせたり、時には立たせた状態で与える事も仕方ないと思います。 しつけとして頭ではわかっていても、そのようにうまくいかないのが育児だと思います。 お子様の気を引くようなものを持たせてあげて良いと思いますし、それが食事に関わるものであれば尚良いのかなと思います。 例えば、おままごとの野菜やフライパンや鍋など、それらを触る事も食育にもなりますので、「同じものあるか探してみよ~」とか、食べさせる真似をして「次はこっちのご飯も食べてみよ~」などと、お子様がテンションが上がるような要素やおままごとの要素を取り入れて進めていくと、双方にとって楽しく進められるのかなと思います。

育児は思う様に行かないものですし、しつけとして正しい事をしなくてはいけないわけではないと思います。 お子様の気持ちに寄り添いつつ、時には少しお行儀が悪いかなと思っても、お子様が楽しく進められる事が一番ではないかなと思います。
離乳食もですが、育児においても、それぞれ個性がありますので、こうでなくてはいけないという事もないと思います。 ましてやまだお母さんの言葉をきちんと理解できる時期ではないので、お子様に寄り添いつつ、双方に摂って負担のないように進めてみてくださいね。

2021/4/15 19:48

いっくんママ

1歳1カ月
いつもていねいな回答ありがとうございます。記事も拝見しました。
そうですね。椅子から下ろして食べさせると凄いニコニコ楽しそうに食べてくれます。
今はしつけより、楽しい食事を心がけて行きたいと思います。
ありがとうございます。
読んでいて何故か涙が出でてしまいました。

2021/4/15 21:29

久野多恵

管理栄養士
いっくんママさん、お返事ありがとうございます。

毎日とっても努力して頑張られているという事ですね。心優しいママさんなのだと思います。
とても大変な時期かと思いますが、またお辛くなった時はいつでもご相談下さいね。

2021/4/16 15:37

いっくんママ

1歳1カ月
ありがとうございます。またご相談させていただきます。

2021/4/16 16:34

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