離乳後期に進んでいいものか迷っています

ゆっこさん、おはようございます。
ご相談頂きありがとうございます。

９カ月のお子様の離乳食の進め方についてのご相談ですね。

離乳食後期へのステップアップは焦る事は無いですが、現状でも３回食へと移行するという事は問題はないです。　お子様によって口腔発達はそれぞれなので、形状はお子様にあったもので進めて大丈夫ですが、素野形状で３回食へとすすめても問題はありません。
食べる量もご記載の量半量でも大丈夫です。　お子様が無理なく食べ切る量で進めていければ良いですよ。

５ｍｍ程度のものを食べられているのはとても良い状況かと思います。　便にそのままの形状で出てくるというのもこの時期良くある事ですし、口腔機能や消化機能が発達してくるとそのまま出てくる事もすくなくなってきますので、様子を見て頂いて良いように思いますよ。

もぐもぐは、舌を上あごに押し付けますから、外から見ていると、左右の口角が同時にひかれるように動きます。　２～３回口がもぐもぐ動いていれば問題ありませんので、お子様の口元に注目して食べさせてあげて下さいね。
もぐもぐは口を閉じないとなかなか難しいので、もし口が比較的あいているというお子様は、口の周りの筋力を発達させるために、笛やラッパ拭きの遊びを取り入れて頂くと良いですよ。　

また、水分量が多すぎたり、食材が小さすぎると、もぐもぐしなくても容易に飲みこめてしまう為、もぐもぐの動きが引き出されにくいです。
もぐもぐの練習は豆腐が良い食材になります。豆腐１ｃｍ角くらいのものをフォークの背で軽く潰したものを与えてみても良いです。　
またお粥も水分量を少なくして５倍粥に近づけていけると良いですね。　お粥に野菜やたんぱく質を加えると噛みごたえがアップしてもぐもぐしてくれる事も置くなると思います。

もぐもぐとかみかみの口の動きの違いの動画をご参考下さい。　

【赤ちゃんのお口の発達と離乳食の進め方（７～８か月ごろ）】←もぐもぐの動きの動画
https://www.youtube.com/watch?v=_lOj7HSH3yo

【赤ちゃんのお口の発達と離乳食の進め方（9～11か月ごろ）】←かみかみの動きの動画
https://www.youtube.com/watch?v=33CI0x6sHb8

離乳食後期くらいになってくると、奥の歯ぐきで押しつぶしてカミカミして食べるように変化していきます。　食材が小さすぎてもなかなかかみかみが促されてきませんので、お子様が気づかないくらいの変化で少しずつ形状をアップさせて、食べる様子を観察して頂くと良いと思いますよ。　誤嚥には十分注意する事が大切ですが、おえっとなる体験も必要で、そのような体験を積み重ねながら上手に飲みこむにはどうしたらよいか、身をもって体験して食べる事を学んでいきます。

形状の変化は焦る必要はないですが、お子様が嫌がらない程度に、奥の歯ぐきで押しつぶせるようになってきたかな？　という所を観察しながら進めていけると良いと思いますよ。

ゆっこさん、お返事ありがとうございます。
大き目の豆腐を与えてみたところ、２回くらいはもぐもぐしている様子があったのですね。　もぐもぐは、ものによっては２～３回でも良いですし、食材のよってもぐもぐの回数も変わります。　少しでも口が動いている様子があれば、押しつぶして飲みこめる状態にしているのだなと考えて良いと思います。

もぐもぐは、実際に色々な形状で試しながら発達していくものなので、嫌がらない様であれば、少しずつ大きめにしてあげる事も進めて良いように思いますよ。
丸飲みしてしまったり、口から出したり、オエッとなってしまう事も食べる事の練習段階と考えて、上手に食べる事を目的とせずに、もぐもぐかみかみの発達の過程と捉えて進めていけると良いですね。ただ嫌がる場合は、離乳食自体の印象が悪くなりますので、お子様が嫌がらない程度に進めるというのがポイントとなります。

実体験ですが、育児は思い通りに進まない事の方が多いように思いますよ。　子供に泣かれながら、自分も泣きながら、時には一緒に楽しく遊びながら褒めてあげながら、親も子供と一緒に成長していくのだと思います。　育児する事で自分が我慢する事も覚えますし、自分の気持ちを抑えて見守ってあげる事の大切さなども学んでいくのだと思います。　真面目でお優しいゆっこさんだからこそ、上手くいかない事に悩まれてしまうのだと思いますが、今のかけがえのない一瞬一瞬の成長を見逃さずに、どうかお子様と楽しくお過ごしいただければと思います。　
成長と共に必ず上手に食べられる様になります。　月齢に応じた目安は気にしすぎずに、お子様のペースを一番に考えて進めてあげて下さいね。

またお辛い時はいつでもご相談下さい＾＾