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食物アレルギーについて
こうママ
少し唐突な質問になりますが…
とても気になっていて教えていただければありがたいです。
今、8ヶ月になる男の子の育児をしています。
私の知識不足と近くにいないとすぐに泣き出す息子を抱っこしながら離乳食の準備をしていたのもあり、ちょっと手間を省いてしまい卵白でひどいアレルギーが出てしまいました…
そもそも、食物アレルギーというものは『もともとその子がもっているもの』なのか、間違った調理法などで『発症させてしまった』のかどちらなのでしょうか?
後者であるのなら、防げたはずのアレルギーを起こさせてしまい、息子には本当に可哀想なことをしてしまったと思い、モヤモヤしています。
お答えが後者である可能性は高いと思っておりますので、実際のところを教えていただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します。
とても気になっていて教えていただければありがたいです。
今、8ヶ月になる男の子の育児をしています。
私の知識不足と近くにいないとすぐに泣き出す息子を抱っこしながら離乳食の準備をしていたのもあり、ちょっと手間を省いてしまい卵白でひどいアレルギーが出てしまいました…
そもそも、食物アレルギーというものは『もともとその子がもっているもの』なのか、間違った調理法などで『発症させてしまった』のかどちらなのでしょうか?
後者であるのなら、防げたはずのアレルギーを起こさせてしまい、息子には本当に可哀想なことをしてしまったと思い、モヤモヤしています。
お答えが後者である可能性は高いと思っておりますので、実際のところを教えていただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します。
2021/4/2 16:35
こうママさん、こんばんは。
ご相談頂きありがとうございます。
8カ月のお子様の食物アレルギーについてのご相談ですね。
アレルギーについて、詳しく説明いたします。
私たち身体にウイルスや細菌などの異物が入ってきたときには、「抗体」が作られ、これらの外敵をやっつけようとする「免疫」というシステムが働きます。 しかし、この免疫の仕組みが、特定の食べ物や花粉など、身体に害を与えない物質に対しても、「やっつけろ!」と過剰に反応し、攻撃してしまう事があります。これが「アレルギー」です。
アレルギーの原因となる物質を「アレルゲン」といいますが、このアレルゲンは花粉やハウスダストも含まれますが、中でも、卵・牛乳・小麦などの食べ物のたんぱく質がアレルゲンとなる場合を「食物アレルギー」と言います。 この食物由来のアレルゲンは、空気中にも存在します。いつも大人が卵料理を食べているご家庭であれば、食卓のまわり、ほこり、ちりの中にも、高濃度の卵アレルゲンが存在します。 アレルゲンは口、鼻、目、皮膚などから身体に入ってきて、これをやっつけようと「IgE抗体」が作られます。 そして、はじめて卵を食べた時にIgE抗体にアレルゲンが結合すると、アレルギー症状が引き起こされるという仕組みになっています。
つまりは、アレルギー症状を引き起こすお子様は、口から食べるより前に、ほこりやちりなどから既にアレルギーの素となるアレルゲンが身体に入ってきており、IgE抗体が作られている状態になっています。 IgE抗体がつくられていると、卵の摂取が早かれ遅かれ、アレルギー症状が出やすい状況であるという事が言えます。
ただ、しっかりと加熱したものはアレルゲン性が低下しますので、十分に加熱されたものを耳かき単位で少量ずつ試していけば、症状が出ないか、出たとしても重篤な症状にならずに抑えられるという事はあると思います。
重篤なアレルギー症状を引き起こさない為にも、離乳食を進めるうえで大切なことは、少量から少しずつ増やしていく事です。
どの食品に反応するIgE抗体がつくられるか、また、IgE抗体がどれくらいつくられやすいか(アレルギーになりやすい)体質かは、遺伝や環境によって相違があるので、予測がつかないというのが実際のところです。
少量から少しずつ増やしていくという事で、アレルギー症状が出たとしても、皮膚症状のみの軽い症状で気づう事ができますので、卵に限らず、その他の食材についても少量から少しずつ増やして様子を見ていくようにされると安心ですね。
今回は卵白でアレルギーがでてしまい大変でしたね。ただお母さんが責任感を深く感じしすぎないようにして下さいね。 もともとIgE抗体がつくられている状態でしたので、卵アレルギーを見つけてあげられたことをプラスとして考えていき、これからは医師の指導のものと進めて頂ければと思います。
ご相談頂きありがとうございます。
8カ月のお子様の食物アレルギーについてのご相談ですね。
アレルギーについて、詳しく説明いたします。
私たち身体にウイルスや細菌などの異物が入ってきたときには、「抗体」が作られ、これらの外敵をやっつけようとする「免疫」というシステムが働きます。 しかし、この免疫の仕組みが、特定の食べ物や花粉など、身体に害を与えない物質に対しても、「やっつけろ!」と過剰に反応し、攻撃してしまう事があります。これが「アレルギー」です。
アレルギーの原因となる物質を「アレルゲン」といいますが、このアレルゲンは花粉やハウスダストも含まれますが、中でも、卵・牛乳・小麦などの食べ物のたんぱく質がアレルゲンとなる場合を「食物アレルギー」と言います。 この食物由来のアレルゲンは、空気中にも存在します。いつも大人が卵料理を食べているご家庭であれば、食卓のまわり、ほこり、ちりの中にも、高濃度の卵アレルゲンが存在します。 アレルゲンは口、鼻、目、皮膚などから身体に入ってきて、これをやっつけようと「IgE抗体」が作られます。 そして、はじめて卵を食べた時にIgE抗体にアレルゲンが結合すると、アレルギー症状が引き起こされるという仕組みになっています。
つまりは、アレルギー症状を引き起こすお子様は、口から食べるより前に、ほこりやちりなどから既にアレルギーの素となるアレルゲンが身体に入ってきており、IgE抗体が作られている状態になっています。 IgE抗体がつくられていると、卵の摂取が早かれ遅かれ、アレルギー症状が出やすい状況であるという事が言えます。
ただ、しっかりと加熱したものはアレルゲン性が低下しますので、十分に加熱されたものを耳かき単位で少量ずつ試していけば、症状が出ないか、出たとしても重篤な症状にならずに抑えられるという事はあると思います。
重篤なアレルギー症状を引き起こさない為にも、離乳食を進めるうえで大切なことは、少量から少しずつ増やしていく事です。
どの食品に反応するIgE抗体がつくられるか、また、IgE抗体がどれくらいつくられやすいか(アレルギーになりやすい)体質かは、遺伝や環境によって相違があるので、予測がつかないというのが実際のところです。
少量から少しずつ増やしていくという事で、アレルギー症状が出たとしても、皮膚症状のみの軽い症状で気づう事ができますので、卵に限らず、その他の食材についても少量から少しずつ増やして様子を見ていくようにされると安心ですね。
今回は卵白でアレルギーがでてしまい大変でしたね。ただお母さんが責任感を深く感じしすぎないようにして下さいね。 もともとIgE抗体がつくられている状態でしたので、卵アレルギーを見つけてあげられたことをプラスとして考えていき、これからは医師の指導のものと進めて頂ければと思います。
2021/4/2 22:54
こうママ
0歳8カ月
久野さん、分かりやすくて、とても丁寧な説明をありがとうございます。
食物由来のアレルゲンは空気中にも存在するのですね!?とても驚きました。
我が家では、結構頻繁に卵を使った料理をしています。
後追いがすごい息子でベビーゲートを開けたままにしてしまっていることもあり、キッチンにもずりばいで入ってくることもあります。私もおんぶや抱っこで息子をキッチンに入れてました。
何でも舐めてしまう時期ですので、息子の体内にたくさんのアレルゲンが取り込まれてしまっていたかもしれませんよね…
料理をしている最中にも大きな声で泣いていたら中断して抱き上げに行ったりもしていたので、私の手にも卵の成分が残っていたこともあったのではないかと感じました。
特に卵白は慎重にと見聞きしたことはあったのですが、いつも使っている雑誌の離乳食の進め方に
4ヶ月目の2週目からは『全卵OKで調理が楽に』『全卵1/3個分から様子を見て。全卵が使えるとレシピの幅も広がりますよ。例)オムレツ』と書かれていました。
後追いや夜泣きで疲れていたけど、卵を食べさせてあげたくて簡単な方法で書かれている方を選択し、参考にしてしまいました。
息子にアナフィラキシーが生じ、あとからネットで調べれれば調べるほどたくさんの情報が出てきて、食べさせる前にもっとしっかりと調べれば良かったと後悔をしてもしきれません。
幸い、命には別状なく、元気にしており、お豆腐を食べるとお腹が緩くなる気もしていたので、そのことも含めてアレルギー検査をしてもらうことができたので良かったと思おうとは思っています。
まだ、結果待ちですが、結果を踏まえた医師の指示のもと、これからはもっと慎重に進めていこうと思います。
もちろん、私の食べさせ方が一番大きな原因だとは思いますが、アレルギー症状が出やすい環境にあって、既にIgE抗体が作られていたことを知ることが出来て良かったです。
医師からもアドバイスがあるかもしれませんが、卵や小麦、牛乳の他に一般的に特にアレルギーが出やすいと言われていて気を付けた方が良い食材はありますか?
これからは、初めての食材はしっかりと加熱し、少量から慎重に進めることを心がけようと思っていますが、他に私に出来ることはありますでしょうか?
長々とたくさん申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
食物由来のアレルゲンは空気中にも存在するのですね!?とても驚きました。
我が家では、結構頻繁に卵を使った料理をしています。
後追いがすごい息子でベビーゲートを開けたままにしてしまっていることもあり、キッチンにもずりばいで入ってくることもあります。私もおんぶや抱っこで息子をキッチンに入れてました。
何でも舐めてしまう時期ですので、息子の体内にたくさんのアレルゲンが取り込まれてしまっていたかもしれませんよね…
料理をしている最中にも大きな声で泣いていたら中断して抱き上げに行ったりもしていたので、私の手にも卵の成分が残っていたこともあったのではないかと感じました。
特に卵白は慎重にと見聞きしたことはあったのですが、いつも使っている雑誌の離乳食の進め方に
4ヶ月目の2週目からは『全卵OKで調理が楽に』『全卵1/3個分から様子を見て。全卵が使えるとレシピの幅も広がりますよ。例)オムレツ』と書かれていました。
後追いや夜泣きで疲れていたけど、卵を食べさせてあげたくて簡単な方法で書かれている方を選択し、参考にしてしまいました。
息子にアナフィラキシーが生じ、あとからネットで調べれれば調べるほどたくさんの情報が出てきて、食べさせる前にもっとしっかりと調べれば良かったと後悔をしてもしきれません。
幸い、命には別状なく、元気にしており、お豆腐を食べるとお腹が緩くなる気もしていたので、そのことも含めてアレルギー検査をしてもらうことができたので良かったと思おうとは思っています。
まだ、結果待ちですが、結果を踏まえた医師の指示のもと、これからはもっと慎重に進めていこうと思います。
もちろん、私の食べさせ方が一番大きな原因だとは思いますが、アレルギー症状が出やすい環境にあって、既にIgE抗体が作られていたことを知ることが出来て良かったです。
医師からもアドバイスがあるかもしれませんが、卵や小麦、牛乳の他に一般的に特にアレルギーが出やすいと言われていて気を付けた方が良い食材はありますか?
これからは、初めての食材はしっかりと加熱し、少量から慎重に進めることを心がけようと思っていますが、他に私に出来ることはありますでしょうか?
長々とたくさん申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
2021/4/2 23:33
こうママさん、お返事ありがとうございます。
わかり易いと言って頂けて良かったです。
アナフィラキシーが生じてしまったとの事、とても心配なお気持ちになられましたね。 お母さんもとてもびっくりされた事とは思いますが、命に別状がなかったとの事、本当に良かったです。
色々なものを舐めるのは赤ちゃんの自然な成長の過程ですし、それを防いだからと言って、塵やほこりにアレルゲンが存在する状況では、IgE抗体がつくなられないという事ではないので、過敏になりすぎずに進めて頂ければと思います。
今後注意する食材については、アレルギー特定原材料7品目とそれに準ずる20品目を与える際には慎重に進めていかれると良いと思います。
【アレルギー特定原材料7品目】
卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに
【アレルギー特定原材料に準ずるもの20品目】
アワビ・いか・いくら・オレンジ・カシューナッツ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・ごま・鮭・サバ・ゼラチン・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・山芋・りんご
乳児期に与えられない食材も多数ありますが、今後の為にもすべて記載させて頂きました。果物類は意外に対象の食材が多いので、アレルゲン性を低下させるために、加熱したものから試す様にしましょう。 肉類や青魚類を進める際も、少量から少しずつ増やすようにすると安心です。
また、少量が大丈夫であっても、急に量を増やしたり、体調が悪い時に与える事でアレルギー症状が出てしまう事もあります。
離乳食で新しい食材を与える際は特に、少量から少しずつ増やすこと、体調が良い時に進めるということを守って進めて頂くと良いと思います。
わかり易いと言って頂けて良かったです。
アナフィラキシーが生じてしまったとの事、とても心配なお気持ちになられましたね。 お母さんもとてもびっくりされた事とは思いますが、命に別状がなかったとの事、本当に良かったです。
色々なものを舐めるのは赤ちゃんの自然な成長の過程ですし、それを防いだからと言って、塵やほこりにアレルゲンが存在する状況では、IgE抗体がつくなられないという事ではないので、過敏になりすぎずに進めて頂ければと思います。
今後注意する食材については、アレルギー特定原材料7品目とそれに準ずる20品目を与える際には慎重に進めていかれると良いと思います。
【アレルギー特定原材料7品目】
卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに
【アレルギー特定原材料に準ずるもの20品目】
アワビ・いか・いくら・オレンジ・カシューナッツ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・ごま・鮭・サバ・ゼラチン・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・山芋・りんご
乳児期に与えられない食材も多数ありますが、今後の為にもすべて記載させて頂きました。果物類は意外に対象の食材が多いので、アレルゲン性を低下させるために、加熱したものから試す様にしましょう。 肉類や青魚類を進める際も、少量から少しずつ増やすようにすると安心です。
また、少量が大丈夫であっても、急に量を増やしたり、体調が悪い時に与える事でアレルギー症状が出てしまう事もあります。
離乳食で新しい食材を与える際は特に、少量から少しずつ増やすこと、体調が良い時に進めるということを守って進めて頂くと良いと思います。
2021/4/3 9:23
こうママ
0歳8カ月
久野さん
早速ありがとうございます。
アレルギー特定原材料に準ずるもの20品目というのは、案外身近で既に食べさせている食材も含まれているのですね👀‼️
体調や機嫌の良いときに進めることも大切なことなんですね!
今回のことでちょっとした知識不足や不注意が子どもの命を危険にさらしてしまうことを実感しました。
教えていただいたことを守りながら、息子にとって楽しいご飯の時間になるようにしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
早速ありがとうございます。
アレルギー特定原材料に準ずるもの20品目というのは、案外身近で既に食べさせている食材も含まれているのですね👀‼️
体調や機嫌の良いときに進めることも大切なことなんですね!
今回のことでちょっとした知識不足や不注意が子どもの命を危険にさらしてしまうことを実感しました。
教えていただいたことを守りながら、息子にとって楽しいご飯の時間になるようにしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
2021/4/3 10:57
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