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前置胎盤と癒着胎盤の併発

のあまる
昨日、28週で定期検診に行ってきました。前々から前置胎盤の疑いは指摘されていましたが、今回はそれに加えて前回帝王切開部に胎盤がかかっており癒着胎盤になっていると診断されました。どのくらい根が張っているか次回MRIで確認する予定ですが、1月から子宮収縮があり、薬も飲んでいますが、効果はあまりなく、昨日の検診中も何度か頸管が短くなっていると言われました。検診中は特に張りを感じてはいませんでした。
そのため、帝王切開予定日を3週間早め(幸いにも胎児は2週くらい早い大きさで成長)手術5週間前から自己血貯血をスタートします。昨日の診断から、もし早く出血が始まったら、赤ちゃんがどうなってしまうか。自分も死んでしまうのではと恐怖と心配で涙が止まりません。
息子が遊ぶ姿も、寝顔も母親として見守ることができなくなるのか。今日が最後かも。。とマイナスなことばかり考えてしまいます。
癒着胎盤でも、死亡する例は稀なのでしょうか。

2021/3/2 17:44

高塚あきこ

助産師
のあまるさん、こんにちは。
ご質問ありがとうございます。
癒着胎盤と診断され、ご心配なのですね。

前置胎盤に加え、癒着胎盤と言われてとてもご心配になりましたね。医師からどの程度の説明を受けられているかは分からないのですが、医師としては、可能性が少しでもあることはお話ししておかないといけないので、どうしても最悪のケースまでお話しすることになると思います。ですが、癒着胎盤が起きた場合の治療方法は、癒着の程度や症状によって異なります。赤ちゃんが娩出され、胎盤が子宮壁から剝がれかけている場合、完全に剥離させるための用手剥離という処置を手で行います。しかし、胎盤が部分的に剝がれた状態で子宮壁に癒着していると、子宮収縮がうまく行かずに大量出血を起こす可能性があるので、止血や輸血を優先することもあります。また、手で胎盤を剝がすことができない場合、無理に剥がすと子宮壁を傷つける可能性がある場合、癒着の程度があまりにも強いときや、止血が難しいときはやむを得ず子宮を摘出することもあります。子宮を摘出することはとてもショックが大きいことですが、母体の命を優先するために必要になる可能性があります。どんな状況でも、命が最優先になりますので、そのためには医師は無理はしないと思いますし、万全な準備をしてお産に臨むことになると思います。ですので、最悪のケースまでに至らないことがほとんどと思いますよ。ママさんとしては、上のお子さんもいらっしゃる状況で、最悪のことを考えてしまうこともあると思いますが、医師ともよくご相談いただいて、どのような状況でも、対応できるように、準備をしておいてもらえると良いと思いますよ。また、もし体調の変化などがあれば、早めにおかかりつけの産院にご相談なさってくださいね。

2021/3/4 11:45

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