妊娠中の【1】ツナ缶(水銀)と【2】トマト(妊娠糖尿病対策)についておたずねしたいのですが

ちびすけ
現在30代後半、2人目妊娠中の22週です。
妊娠17週頃に妊娠糖尿病と診断を受けました。
その辺りから診察後に栄養士さんと相談をする事になりました。

分食で1日5~6回食べています。

【1】翌週(18週)頃にツナマヨも大丈夫と聞き、今まで(22週)ツナ缶(3〜4個セット売りの物)を1日1缶毎日サラダに使っていましたが、水銀量が多めのマグロ等に比べツナ缶は水銀量が少ないマグロとは聞きますが、それでも毎日だといけないのかな?と不安になってしまいました…

1週間に食べても平気な量があるんですね…

食べ過ぎていた場合、今後どうなりますでしょうか?
お腹の子は大丈夫でしょうか?
食べすぎないようにする為には、どのくらい食べても大丈夫なのでしょうか?
ツナ缶半分残して、翌日に食べても衛生的に大丈夫なのでしょうか?
ツナ缶のかわりにサラダに簡単に添えられるお肉系は他にもありますでしょうか?

【2】あと、妊娠糖尿病診断当初、色々と試してみてもなかなか血糖値が落ち着かなかった為、高リコピントマト(小ぶり4~5個分)を使ったベーコンブロッコリーまいたけコンソメスープを21週頃から朝昼晩3食味噌汁お椀くらいは飲んでいました。
3~4回で飲み切るくらいになります。

トマトは糖質があっても、リコピンがインスリンの働きを促進する効果があると読んだもので…

トマトのβカロテンは、動物由来?のビタミンaに比べて必要な量だけ変換され、あとは排出されると読み、ビタミンaの過剰摂取にはつながらないとは思ってはいるのですが…
今現在22週ではありますが、改めてビタミンaの取り過ぎになっていないか心配になってしまいました。
ちなみに、レバーやうなぎといった物は妊娠当初から食べていません。

過剰摂取にはなっていないでしょうか?

最後に、最近は色々と試している効果か、何が効いているかはわかりませんが、血糖値が安定(2時間後測定直近120以下)してきました。
ですが他に試してみようにも、血糖値が上がってしまいそうで、試すのが怖くなりました。
でも、バランスよく食事をしたいとも思っています。
上の子がまだ手のかかる年齢である為、手軽に出来る血糖値対策やメニューのレパートリーはありませんでしょうか?
(ちなみにトマトの場合、生の生臭さ?や種や実の食感等が苦手な為、軽減出来る方法はありませんでしょうか?)

文章が長くなってしまい、注文も多くなってしまって申し訳ないのですが、よろしくお願いします。

2021/2/9 5:28

久野多恵

管理栄養士
ちびすけさん、おはようございます。
ご相談頂きありがとうございます。

妊娠17週頃に妊娠糖尿病と診断されて、栄養相談を受けながらお食事を進めているのですね。
ご質問に順番にお答え致します。

【1】ツナ缶はマグロではありますが、水銀の量が心配になる種類には入っていませんし、1日1程度の量であれば、通常の食事量ですので問題ないですよ。

厚生労働省のパンフレットを添付しますが、こちらをご覧いただいてもお分かりの通り、
キハダ ビンナガ メジマグロ ツナ缶 サケ アジ サバ イワシ サンマ タイ ブリ カツオなどツナ缶などは日常的な摂取であっても問題ないです。

【これからママになるあなたへ お魚について知っておいてほしいこと】
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/dl/100601-1.pdf

1日1缶程度を目安として頂いて大丈夫です。 ツナ缶は缶のままの残りを保存せずに、衛生的な容器や皿に移して冷蔵庫で保存しましょう。 翌日に召し上がっても大丈夫ですが、加熱調理するとより安心です。

ツナ缶のかわりにサラダに簡単に添えられるたんぱく源としては、サラダチキン、鶏ささ身の水煮缶、ゆで卵、大豆水煮、お魚ソーセージ、カニカマ、豆腐などはいかがでしょうか? 少し手間になりますが、豚を茹でてしゃぶしゃぶサラダもお勧めです。


【2】トマトのビタミンAは、ご記載のとおり、過剰に摂取しても過剰分は排出されますので心配ないです。
特に注意が必要なのは、動物性のビタミンA(レチノール)ですので、レバーやうなぎなど、その他ホタルイカや肝類を召し上がっていなければ大丈夫です。

血糖値対策としては、病院でも詳しくお話を聞かれたと思いますが、食後の血糖値を急上昇させない事と、バランスよく食べて血糖コントロールをつけるという事が大切です。 

 ◉1日3食、規則正しく食べる。
 ◉主食・主菜・副菜のバランスを整える。
 ◉食物繊維をしっかりと摂取する。
 ◉食事の最初に野菜類を摂取する。
 ◉腹八分目を心掛ける。
 ◉脂肪分・糖分・塩分の多いものは控える。
 ◉良く噛んでゆっくりと食べる。
 ◉甘い飲料は避ける。
 ◉有酸素運動を行う。

血糖コントロールをつけるという事が一番大切なので、そのためには、ドカ食いや食べムラがある食生活は糖尿病のリスクが上がります。 食事の時間を決めて、食事量は一定にしていく事が大切です。
また、血糖値の急上昇を防ぐ為にも野菜から食べるという習慣を継続しましょう。
食後30分後くらいの有酸素運動が有効とされます。ストレッチや筋トレなども筋力量がアップして基礎代謝量が上がりますので、運動に関しては医師に承諾や指示をうけつつ、負担にならない程度に身体を動かせると良いですね。

トマトについては、加熱調理する事で、独特な生臭さや食感も軽減できると思います。
まとめてトマトソースを作ってフリージングしておくというのはいかがでしょうか? パスタや魚料理、肉量にも良く合いますし、サラダにかけて召し上がっても良いです。
また、たんぱく源と一緒に摂れるレシピとして、卵と一緒に炒めても美味しいです。
サバ缶と一緒にトマトを煮てあげると、とても栄養価の高いメニューになります。

下記レシピもご参考下さい。
【トマトを使用した妊娠食レシピ】
https://baby-calendar.jp/pregnancy-food-recipe/page1?q=%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%88









2021/2/9 10:23

ちびすけ

妊娠22週
早速の回答、ありがとうございました。
今回の回答は大変参考になりました。
今後色々と実践してみたいな、と思いました。

2021/2/9 21:55

久野多恵

管理栄養士
ちびすけさん、お返事ありがとうございます。
参考になったと言っていただけて良かったです。
また何かお困りのことがあればいつでもお声掛け下さいね。

2021/2/9 22:12

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