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離乳食嫌がります。

さきんこ
生後6ヶ月の女の子です。離乳食が上手くいかなくて悩んでいます。手作り離乳食たべさせようとするのですがふんずりかえって無理やり食べさせています。いけない事はわかってても大きくなってもらいたいので心を鬼にしてなんとか食べさせたい。嫌がる時は離乳食しばらく辞めた方がいいのでしょうか?挫折しています。いいアドバイスお願いします。

2021/2/7 16:30

一藁暁子

管理栄養士
さきんこさん、こんばんは。
ご相談ありがとうございます。
生後6か月のお子さんが離乳食嫌がるご様子なのですね。

手作りの離乳食を作ってお子さんのために毎日よく頑張られていますね。
ただ、せっかく作った離乳食を食べてくれなかったり、嫌がられてしまうと心が折れそうになってしまいますよね。
お気持ちとてもよくわかります。

離乳食初期の時期にお子さんが離乳食を食べない原因としては、
・お腹が空いていない
・味や食感が苦手、食形態があっていない
・食べさせ方やスプーンがあっていない
・椅子があっていない、姿勢が苦しい
・眠い、機嫌が悪い
・病中・病後で胃腸機能が低下している、下痢や便秘をしている。

などが考えられます。
以下一つずつご説明していきますね。

☆お腹が空いていない
授乳と離乳食の時間は3~4時間空けるとお腹がしっかりと空いて、離乳食を食べてくれやすくなります。
離乳食初期の時期「離乳食を食べることに慣れる」のが目的ですので、まだ赤ちゃんの主な栄養源は母乳やミルクです。
一口でもごっくんと離乳食を上手に飲み込むことができたらOKですので、肩の力をぬきながら進めてくださいね。

初めのうちは中々スケジュール通りにいかないこともあるかと思いますが、少しずつ授乳と離乳食のリズムつけていくようにされると離乳食も進みやすくなります。焦らずお子さんのご様子にあわせてタイムスケジュールも調整してみてくださいね。


☆味や食感・食形態
お子さんそれぞれの嗜好がありますので、母乳が好きなお子さんであれば、お粥や野菜に少し母乳を加えて与えてみたり、野菜が苦手なようであれば甘味のある人参やカボチャを試してみる、葉物野菜は苦みを感じやすいので出汁を加えてみるなど、試してみてください。
タンパク質食材は消化に負担がかかりやすいので、離乳食開始2か月以降が目安ですが、野菜が苦手でどれも受け付けない様子なら、少し早めてタンパク質食材を少量から試されて様子をみても良いですよ。
主食はお粥以外でもパン粥や柔らかく茹でたうどん、イモ類などの炭水化物も試したりして、お子さんの好きな食材や味を探してみてくださいね。

食形態については、お粥が糊のようにべたべたしてしまっていて、飲み込みにくくなっていることや、粒々が残っていて舌ざわりが悪くなっているなどがこの時期の食べられない原因として多いです。
スプーンを傾けるとポタポタとゆっくり落ちるくらいのペースト状にしてくださいね。


☆食べさせ方・スプーン
よくあるNG例としてスプーンを口の奥までいれていたり、上あごに離乳食を擦り付けるように食べさせている場合があります。
このような食べさせ方をすると、うまく離乳食を飲み込めず、オエッとえずくようになったり、食べることを拒否するようになります。
必ずスプーンはお子さんの下唇に置くようにして、お子さん自ら上唇で離乳食を取り込むようにサポートしましょう。
そしてごっくんと飲み込んで口の中が空っぽになってから、次の一口を食べさせてくださいね。
また、口の中が敏感なお子さんはスプーンの材質でもシリコンスプーンが好きだったり、プラスチックが良かったり、好みがありますので、スプーンの材質や形などもチェックしてみると良いかもしれません。


食形態や食べさせ方はこちらの動画も参考にしてくださいね。
●赤ちゃんのお口の発達と離乳食の進め方(5~6か月ごろ)
https://baby-calendar.jp/special/baby_food01

●5~6カ月ごろ(離乳食初期)の進め方
https://baby-calendar.jp/baby-food/5months-6months


☆椅子や姿勢
椅子のベルトがお腹や足に食い込んで痛かったり、お尻がずり落ちているような姿勢だと上手に食べられません。
また、ママの抱っこがよくて椅子に座ること自体嫌がるお子さんもいます。
椅子を嫌がるようなら、離乳食初期の時期でしたら抱っこで食べさせても大丈夫ですよ。(咀嚼を始める7か月以降は椅子に座って食べるほうが噛む力が育ちやすいです。)


☆眠かったり、機嫌が悪い時
その時の体調や気分によっては、何をしても食べてくれないこともあります。
体調が悪い時は胃腸機能も低下しますし、お子さんも母乳やミルクを欲しがることが多いです。
体調が回復するまでは離乳食は無理に食べさせず、母乳やミルクをメインに与えても問題ありません。
機嫌が悪かったり、食べるよりも遊びたい様子の時は無理強いせず時間帯をずらしたり、少し遊んで気持ちを切り替えてから再スタートさせると良いと思います。

それでも何をしても食べてくれない場合や、さきんこさんが離乳食の時間を辛く感じてしまうときなどは数日ほど離乳食をお休みさせても大丈夫ですよ。
離乳食の進み具合はお子さん一人ひとり違いますので、目安や数値ばかりにとらわれず、お子さんのペースに合わせて進めてあげてくださいね。

離乳食の期間は約1年ほど、長いようであっという間です。
お子さんとさきんこさんが楽しい気持ちで離乳食の時間を過ごせることをぜひ大事にしてくださいね。

また気になることやご不安なことなどありましたらいつでもご相談ください。
どうぞよろしくお願いいたします。


2021/2/7 20:33

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