一歳2ヶ月の娘

ゆゆさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。

1歳2か月の娘さんの遊び食べについてお悩みなのですね。
遊び食べは親としては困った行動ですが、これは脳や手先の発達とともに生後８か月～1歳頃の時期から遊び食べ行動がみられることが多く、お子さんが順調に成長・発達している証拠とも言えます。
また、赤ちゃんは歯が生えてきていると口の中に違和感を感じて一時的に食事量が減少したり、母乳やミルクばかり欲しがったり、夜泣きが増えることあります。

これらが原因の場合には、しばらくするとまた食べてくれるようになることが多いのですが、もし何日も食事をほとんど食べず体重が減少傾向にある場合には一度小児科にご相談されてくださいね。


遊び食べに関しては、赤ちゃんはまだおもちゃとそうでないものの区別が付かないので、目の前の食べ物の触感が気になったり、食べ物を飛ばしたり落としたりして観察したり、食事も遊びの一部として楽しんでいます。

遊び食べは食べるよりも遊ぶことに興味が向いている状態のときの起こりやすいので、多くの場合お腹が空いていない状態や、ある程度お腹が満たされてくると遊び食べはおこりやすくなります。
対策としては、まずは離乳食前の３～4時間は授乳を控えてできるだけお子さんがしっかりおなかが空いているタイミングで離乳食を食べさせるようにしてみてくださいね。
また、机の周りにお子さんが興味のあるおもちゃなどを置かないことや、食事の方に興味を向けるように声掛けしたり歌ったりといった工夫も効果的です。

遊び食べなど困った食行動をとった場合は、周りが何かリアクションをすると逆に自分に興味をしてしてくれると思って行動がエスカレートしてしまうことがありますので、
黙って背中を向けたり、少し距離を置いて行動が落ち着くまでしばらく見守ったり冷静な対応をされると、お子さんは周りの反応がないことから行動が収まったり興奮した気持ちが落ち着いて行動が収まることがあります。
もし落ち着いて遊ばずに座って食事を食べてくれたら沢山ほめてあげて、お子さんのやる気を高めて良い行動を少しずつ身に着けさせていくようにしましょう。

まだ食事のマナーをしっかり躾ける年齢ではありませんので、ある程度はお子さんが満足いくまで遊び食べをさせて様子を見てあげてもよいですが、赤ちゃんが食事に集中できる時間はだいたい10～20分程度、親御さんが食べさせたり声掛けなどの工夫をして30～40分程度といわれています。
それ以上時間が経っても全く食べずに遊んでいる様子であれば、一度ご馳走様をしても良いかと思います。

遊び食べが落ち着くのは個人差がありますが大体２～3歳頃と言われていますので、対応には少し根気がいりますが、これもお子さんの成長の証と考えて長い目で見守ってあげてくださいね。

またお困りの際にはご相談ください。
どうぞよろしくお願いいたします。