産後の食事

みき
カテゴリ違いでしたらすいません。
明日で1ヶ月になる赤ちゃんの母親です。

産後の食事で食べてはいけないもの、
食事で気をつけることありましたら
教えてください。

恥ずかしながら
最近まで産後であればお酒やカフェインも飲んで良い ものだと思っておりました(_ _).。o○

2020/7/17 18:28

久野多恵

管理栄養士
みきさん、おはようございます。
ご相談頂きありがとうございます。
産後のお母さんの食事に関するご相談ですね。
カテゴリーはこちらで大丈夫ですよ^^

妊娠中の食事は良く話題にあがりますが、産後の食事についてはあまり目にする機会がないですよね。みきさんが迷われてしまうお気持ちもわかります。産後の食事についても注意が必要な事がありますので、お伝えしますね。

妊娠中はもちろんですが、産後も母乳を与えているのであればアルコール摂取はは赤ちゃんに影響を与える要因になります。アルコール摂取後の母乳中のアルコール濃度のピークは、30~60分後と言われています。母血中濃度の90~95%が母乳に検出され、飲酒量の2%が赤ちゃんに移行すると言われます。そのため、飲酒直後に授乳すると、赤ちゃんはアルコールを含んだ母乳を飲むことになります。
また、飲酒量が多い場合や長期にわたる飲酒では、母乳分泌量の減少も見られるとの事です。赤ちゃんのアルコール分解能力は、大人の半分程度しかありません。
厚生労働省は「アルコールは授乳中の母乳に入り、乳児の発達を阻害します」としています。どのくらいの量であれば母乳に移行しても安全という目安となるデータはありません。授乳中のアルコール摂取が赤ちゃんに与える影響やリスクについてははっきりしていないことが多いですが、授乳中に飲酒することによって赤ちゃんに良い影響を及ぼす事は考えられませんので、控えて頂いた方が宜しかと思います。

カフェインについては、多く摂りすぎなければ大丈夫です。
コーヒー、紅茶、緑茶、チョコレートなどに含まれるカフェインは、母乳中にも移行すると言われています。 また、カフェインによって、乳汁分泌も減少すると言われます。 乳汁分泌に影響を与える量は、コーヒー1日2~3杯、コーラ約3リットルで、この量を超えると母乳を通して赤ちゃんに影響がある可能性が出てきます。カフェインの摂りすぎに注意し、ノンカフェインの飲み物を選ばれると安心ですね。

その他、お寿司などの生魚は、新鮮なものを時々召し上がる程度であれば問題ありません。ナチュラルチーズや生ハムなどのリステリア菌が心配になるもの制限もありませんので食べて頂いても大丈夫です。ただ、食中毒になってしまったり、体調を崩してしまうと、気軽に服薬できないので、頻度と量に気をつける様にしましょう。

また、授乳中のお母様が特定の食物を除去しても食物アレルギーの予防効果はないとされていますので、お子様のアレルギーを心配して個人判断の食物除去をしないように、栄養バランスよく摂るようにしましょう。
食事のバランスについては、厚生労働省の妊産婦のための食事バランスガイドを参考にして頂き、1日3食主食・主菜・副菜を揃えて栄養バランスを整えるようにしていかれると良いですね。
【妊産婦のための食事バランスガイド】
https://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3b02.pdf

母乳成分は、母親の摂取した脂質の影響を受けやすいとされます。お母様が脂質を多く摂ると母乳の脂肪分もおおくなり、細い乳管が詰まり易くなることもあります。 これは体質により異なりますが、生活習慣病予防にもなりますので、脂肪分の多い肉類より魚などを積極的に取り入れた和食中心の食生活を心掛けられると良いですね。

よろしくお願い致します。

2020/7/18 7:13

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